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みんなの感想・レビュー・書評
(32レビュー)国家権力を制限し一定の機能を各国家機関に授権することによって人権を保障する法、それが憲法である。本書は、戦後の憲法学の構築に大きく貢献した故芦部信喜教授による、憲法の体系書である。 本書は、補訂者の高橋和明教授も述べるように、「内容的には極めて高度であるが、叙述は簡易平明で読みやすい」。コンパクトな分量であるが、無駄の無い記述に憲法の本質が詰まっている。読み込めば読み込むほど、そこには新たな... 続きを読む »
学生時代、ボールペンやら蛍光ペン等で線を引きまくるくらい読み込んだ一冊。
今は亡き芦部先生ですが、いまの憲法が変わらない限り法学部生のバイブルであり続けるであろう。
分厚いが、内容は非常にスマートにまとまっていると思う。
スタンダード。
学説からの批判も多いけど、それは伝統的通説たる芦部説をどう乗り越えていくかが学者にとっては共通の課題であるため。
そういう意味で、憲法を学ぶ上での最低限必要なレベルとして、しっかり理解しておきたい一冊。
よく言われる難点としては、統治が非常に薄い点、判例の引用が短い点などがある。
憲法の定番の基本書。
著者の芦部先生はお亡くなりになられ、改訂は高橋先生が引き受けられている。
基本書ないし教科書としてはこのテキストに勝るものはないと思います(*´ω`*)
司法試験受験生でこの本に触れずに受験まで行くというのは聞いたことがありません(`・ω・´)
【追記】第5版がでました。
初めて読むときと、勉強が進んでから読むのとでは、別な顔を見せる生き物のような基本書。よく練りこまれていて無駄がない。憲法を学ぶ人間として、一度は読むべき名著として評価したい。
芦部先生の憲法。
不動の名著だが行間が多く、特に利益衡量論が出てくるくだりでは、「どうしてここでこの議論が出てくるのだろう」と迷う方が多いと思います。
(ただし、そういった記載になっているのは、当然ながら理由があります。)
要するに、芦部先生が行間で何をおっしゃりたいのか、自分で埋めていく努力が必要になる本です。
自分自身は、ロースクールの恩師が芦部先生の直弟子であり、行間を埋めていただいただけでなく、芦部説の真髄に触れることができたので、非常に幸運でした。
09年現在でもなお、日本国憲法の最良のテキストだと思います。
ただこれを使って独学で憲法を学ぶのはかなり苦しいでしょう。よく芦部憲法を読む際には「行間を読め」といわれますが、初学者が行間なんて読めるわけないです。憲法が分からないからこの本を読もうとするんですから。実際、何気なく書かれたように思われる2〜3頁の記述が、数百頁にもわたるような長大な学術論文を圧縮した形で載せられていることもあるらしいので、これを読んだだけで憲法をきっちり理解するのは難しいかと。
ただ、最良の教科書ですから、しかるべき講義の予習・復習用としてこのテキストを利用すれば、憲法の理解はかなり進むのではないでしょうか。
憲法のもっともスタンダートな教科書だそうです(高橋和之先生の「立憲主義と日本国憲法」より)。しかし、内容は、初学者には高度にすぎるように思います。私が学部1年の時に読んだときには、何もわかりませんでした。こんなものが理解できるようになるのかと不安になったことが懐かしく思い出されます。他の本を利用したりして憲法の理解を深めていくうちに、だんだんとこの本の凄さが分かってきました。中級者以上にとっては、とても素晴らしい本なのでしょう。芦部先生がなくなられて10年が経ち、憲法学界もそれだけ進歩しているわけですが、それでも、燦然と輝く名著だと思います。
1999年に亡くなられた芦部信喜先生の著書。
学生時代に精読した一冊であり、
また、当時、司法試験の基本書の定番としても定評のある一冊でした。
本来なら★5をつけたいところですが、
興味の無い方にとってはオススメしがたいので(汗)。
・簡潔にして、必要なことはだいたい書いてある、定番中の定番。
・ただし、あまりに簡潔すぎるので、なんらかの補充が必要。
・初学者が、独学で読むには、適しているとは思わない。初めに、あるいはこの本と並行して、芦部『憲法判例を読む』を読むのが吉。かなり古くなってしまったが、芦部憲法の発想がわかりやすく提示されていると思われる『判例』を読んでおくと、この本もわかりやすくなるかと。
今の憲法論は,芦部説を批判することで議論が始まっているように思う。確かに,芦部説は現代のように複雑化した時代では対応できない問題点が多い。それでも二重の基準論を初めとする明確な判断枠組みを提供したことには意義があると思う。
ただし,この本を理解するためには,近代自由主義思想を少しかじらないとわからないと思う。少なくとも社会契約論についてのある程度の理解はないとつらいのではなかろうか。それが,この本は行間が埋めにくいと言われる所以であろう。
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

