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この作品からのみんなの引用
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わしらは均衡というものを考えなくてはならん。それが破れると、人は他のいろいろなことを考え出す。真っ先に考え出すのは迅速さだ。
― 248ページ -
それまでアレンはなにかにつけ、臆病だった。いつもびくびくしていた。不安だった。彼はそれがたまらなく嫌で、今度こそは、といつも思っていた。彼は今、竜に腹を立てていた。人間とは桁外れのその力の強さや、からだの大きさが腹立たしかった。不公平じゃないか、と彼は思った。アレンはすでに死を見ていた。それを口に含んでもいた。今はもう、どんな脅しも彼には通用しなかった。
― 352ページ -
この世ではふたつのもの、相対立する二つのものが一つのものを作り上げているのだ。万物と影。光と闇。点の両極。そして、生は死から、死は生から生まれている。相対立しながら、両者は互いを求め、互いに命を与え合い、永遠によみがえりを続けていく。すべてがそうだ。りんごの花も、星の光も...。生きてこそ死があり、死んでこそよみがえりもある。となると、死の訪れない生とは?死を他にして何がある?よみがえりのない生を他にして...。
― 254ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(8レビュー)
1・2巻に比べて、随分と読みやすかった。
時代の変化と共に、流行の構成が変わったのか、作者の文章力が上がったのか、誌面の都合かはわからないが、導入部分が短く、早い段階から本題が明確になる。(ゲドとアレンにとっては最後に至ってやっと明確になったようだが)
ゲド戦記は現代のハリー・ポッターシリーズに相応する物語だと思う。
しかし、ゲド戦記のほうがより神話的で、抽象的な要素が多い。読み終えると、一見命題に対する答えが書かれているように思えるが、答え自体が抽象的で、自分の中で反芻し、答えを導きなおさなければならない。それに対して、ハリー・ポッターシリーズは、一見抽象的に描かれているが、一つ一つの問題に丁寧に答えが用意されている。
対象年齢の違いだろうか。
いずれにしても、残り3巻を読むのが楽しみである。
2011-07-13
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師弟がテーマで、レバンネンがいかに成長するかが見物、だったんだがあまりグッと来なかった。
それでもレバンネンの迷いがよく書かれていると思う。
解説もよかった。解説のおかげで、三部作のそれぞれのテーマをよく理解できた。
ただやっぱり、二作目のテナーの葛藤が一番印象に残った。
2010-04-18
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全8レビュー中 1 - 8件を表示
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