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(13レビュー)
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── ユーゴー/豊島 与志雄・訳《死刑囚最後の日 19820616 岩波文庫》10500130-19880114
主人公が何故死刑になるのか理由が分からないまま終わります。この本は作者が死刑廃止を訴えるために書いたそうです。
ギロチンにかけたり電気椅子に座らせても上手くいかないこともあり、その光景は悲惨らしいです…。
ダンサーインザダーク思い出しました。
例えばあの事件の死刑囚・・・などと言った括りは無い。何の事件の判決という物はなく、ただ、死刑囚の死刑執行までの心情や様子が描かれる。 しかし、思ったほど死刑囚の心情、思いが伝わってこなかった。著者が死刑囚になった事があるわけでもないので、しょうがない気もするが…。文章に勢いというか迫ってくる力が無い様に思った。こういった主題で、こういう事を言うのもなんだが、この手の作品で、主人公と言える死刑囚に... 続きを読む »
ユーゴーのまだ若いときの作品。
当初は、世間の反響を考えて、無名の者の作として発表されたという。
罪を犯した一人の男に死刑の判決が下される。
ビセートルの監獄で鉄鎖につながれる身となった男は、インキと紙とペンを与えられ、自らの精神的苦悶を記し始める。
男は上告し、赦免を願い、終身刑でもいい、命さえ助かるなら・・・と考えるが、無情にも運命の日が彼を待ち受けていた。
男はグレーブの刑場へと運ばれ、ついに断頭台へ上る時刻になる。
4時!
この本は死刑廃止論を前提にかかれているし、この本をバイブルとして、死刑廃止を訴える道具となっている。しかし、日本人として現在の死刑制度と合致させるて論ずる事はできない、なぜなら、時代背景と裁判制度そのもののと当時の死刑概念が、日本とまったく合致しないのである。
非難すべきことは、群集陪審制度と、公開処刑という裁判から処刑のお祭り制度を批判すべきであり、この本を読んだからといいって、日本人がただちに死刑廃止論を論じれるわけではない。もし、論じれる物がいれば 歴史も文化も法律をも無視する知性のない群衆の一人であるといえるのでは、
断頭台に送られる死刑囚の獄中から死刑当日までを綴ったユーゴー初期の短編。ロマンティシズムが鼻につく場面も多々あるが、革命期以後あまりにも人命が軽く扱われていた社会の欺瞞をついている部分もあるのだろう。
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