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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
(52レビュー)越境する知。石を投げても社会には当たらない。社会は関係だからである。関係は、他者が使う言葉によって築かれる。関係を表現する言葉は現代の社会現象を専門分化した。けれどもどんなに緻密に説明しても、生は虚しく死は怖く、他者を愛すべき自我はエゴにまみれた。本当に大切な問題に誠実であるとき、学問は越境すべき壁となる。そこに社会学の至福がある。
社会学の入門、というより、エッセイに近い。
前著が良かっただけに、期待していたが、つながりが見えず、雑ぱくな印象で残念。
ただ面白い部分もあった。以下に抜き書き。
・時間を「使う」のは近代。その前は、時間を「生きる」
・貨幣は限定され/普遍化された交換のメディア
・関係の絶対性と中東問題
・〈自立〉の思想
・四つの産業革命は継起的ではなく、重層的。
・多くの〈良い集団〉のつまづきの石は、必要以上に圏域を拡大しようとしたことにあった。
・〈自由な社会〉とは、万人がシーザーである社会。
たまには評論文のようなものも読まないと、と友達と話しその勢いでその友達と一緒に新書を借りにいった際に借りた本。
過去何冊か新書を読んだことはありますが、これはそれぞれの章がコンパクトかつ、著者の海外での体験や各時代の詩などを関連づけて、論評してくれ読みやすかったです。
後半は少し難しかったので、またいつか読み直してみたいです。
こういう本を読むと少し賢くなったような気がする単純な自分です(笑)
哲学って何?という話をしていた時に紹介していただのが見田宗介さんでした。 西洋でなく日本から生まれた思想とは如何なるものかを知りたくて手始めに読んだのがこの『社会学入門』です。 ★★★ 序章 人間は、重層的な関係の中に本質を持つ。 従って人間の学である社会学は、領域を横断する学問である。 コラム 社会のは主体的/客観的、共同体的/社会態的という2つの軸の組み合わせで存... 続きを読む »
気流の鳴る音を読んで見田宗介(真木悠介)に興味を持ち読んでみた。気流の鳴る音は社会学に対する興味を抱かせてくれた1冊で、では社会学とは何かということを示しているのが本書なのかなと。
『社会学入門』というタイトルなのだが、このタイトルから予想される内容とはかなり異なった中身の本だ。
現代社会のさまざまな事象の中に社会学的な考察の「芽」を発見するというような、非体系的なスタイルで書かれている。ただし、取り上げられている問題は、これまで見田宗介=真木悠介が論じてきたものが多く、「見田社会学」の「さわり集」といった印象を受ける。
それでは本書を見田氏の社会学理論の入門書として評価できるかというと、非体系的というところで減点とならざるをえないだろう。帯に短したすきに長しの感がある。
近代、現代、ポストモダン。現実と対義語となりえる夢、理想、虚構という言葉でそれぞれの時代を表せる。
社会学は根拠が不明瞭に思える部分が多く軽視していたが社会学の存在意義がこの本を読み少しわかった気がする。
いろいろな学問を横断し、それをその学問だけの世界にとどめることなく、広く応用していき、よりよい人間としての未来の為に活かす。
読みやすかった。
社会学は射程の広い学問だから、
ひとことでまとめるのは難しすぎる。
でも、この本はきれいにまとまっていると思った。押さえておきたいって感じ。
これを読んだだけでは、社会学とは?に対する答えはまだ見えないけれど。
ただし、私は今社会学史を総ざらいしたかったのであって、
現代社会論を読みたかったわけではないのでそういった意味では役立たずであった。
近代以降の社会の変遷を読み解き、さまざまな例や文献を引用しながら社会学の初歩的な部分について述べた本。
近代以降の日本社会の基底に何があったのか、筆者の見解も含みながら俯瞰的に社会学に触れているので、教科書的側面も持ちながらも退屈させない。
様々な問題に通じる分野であるため、どんな分野の人にもおすすめできる。
中でも「現実」の3つの対義語を挙げ、近代以降の日本を3期に分けて整理した歴史認識はわかりやすかった。
間・関係性など、社会学に関する気になるキーワードがいくつも発見できる。
まずは論理学の野矢先生の言葉から。 「私は、『入門書』というものには少なくとも二種類あると思っています。ひとつは、これからもっと進んで勉強していくひとのために、その第一段階の基礎を教える入門書。(中略)私が考えるもうひとつのタイプは、少し唐突な言い方ですが、『哲学』です。つまり、その学問の根本的なところ、その本質を、つかみとり、提示する。(中略)表面的なあれこれを拭い去って、根本を取り出そうとす... 続きを読む »
メモ)
p170 ニーチェの生涯、バタイユ
1.失われた至高性を回復すること、2.他者に強いられる至高性の一切を拒否すること(=キリスト教への抗議)
<近代社会が個人たちのゲゼルシャフトであるということはフィクションであって、近代の市民社会は、「核家族」を基本形とする他のさまざまの、微分化されたゲマインシャフトの、相互の関係としてのゲゼルシャフトであった。…(ジャン・)ボダンは「市民」を「家族の長が、その指揮する家から出て、他の家族の長と交易し取引する時、……彼は…市民(シトワイアン)と呼ばれる」と定義している。>p184
p190 交響するコミューンの具体的な形 は、数世代の間「家族」の形式をとるだろう。
社会学などよく分らないんですが(笑)、実はこの本を読んでも良く分らないんですが(爆)、この本は面白かったです。社会学とは何ぞや? と考えなければ(笑)。
「関係の絶対性」は興味深く読ませていただきました。
なるほど、とすとんと心の奥に落ちてきました。
この世界の今・未来を考える上で、キーワードたと思いました。
[ 内容 ]
「人間のつくる社会は、千年という単位の、巨きな曲り角にさしかかっている」―転換の時代にあって、世界の果て、歴史の果てから「現代社会」の絶望の深さと希望の巨大さとを共に見晴るかす視界は、...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

