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みんなの感想・レビュー・書評
(63レビュー)
初めて中島敦の作品を読んだのは、高校の教科書で。
落ち着いた重みのある文章に一目惚れ(一読惚れ?)しました。
漢文のようなリズムが、読んでいて心地よいです。
「李稜」で司馬遷が歴史書を執筆する際の描写が特に好きです。
(どうも司馬遷の悩みはそのまま中島氏の心の声のような気もしますが)
ところでこの表紙は何とかならないでしょうか。
いわゆる「ジャケ買い」を狙ったものと思われますが、表紙イメージと作品内容があまりにかけ離れていると思います。
せめて絵師さんを別の方に変えてほしいです。
一読者としてはとても残念です。
表題の山月記以外、内容も何も知りませんでした。
しかも日本人が…というのも。
てっきり中国の昔話だと思っていました。
淡々というか、昔のものですから、今のような会話文はありません。
ただ、情景と心情が書かれているのみ。
中国…というか、日本の名前以外に慣れていなければ
誰だっけ? と思いながら読んでしまう、かも?
面白くない、というわけではないのですが
少々読みにくかったです。
山月記読みたさに買ったのですが、なんと悟浄歎異も入っていた。
好きです、悟浄歎異と山月記。
どちらも強いコンプレックスが前面に出て、思い悩む人のありようが、心地良いです。
この表紙じゃないんだけどな…
角川だからこれ登録するけど…
影絵チックな表紙のやつが気に入って買ったのにここにはなかった…激しくションボリです…
スペシャルカバーのために買ったけれど読んでみた。
「李陵」は有名だけれど、初めて読んだかも知れない。
終わりの方に出てきた蘇武により、動かされるというのは響いた。
「弟子」も有名なタイトルだけれど、孔子の弟子のことだとは知らなかった。
「名人伝」は創作なのか何かもとになるものがあるのかは知らないけれど、古典にもありそうな結末。
「山月記」は高校の教科書にも載っていたけれど、それ以前にもどこかで読んだことがあって、教科書で見たとき、この話知っていると思った記憶がある。
懐かしい。
「悟浄出世」と「悟浄歎異」は、前に中国文学や西遊記の講義を取ったときの内容が思い出されて、これまた懐かしかった。
たまには、こういう文体、使用漢字の本も読まなくてなならないなあと思った。
発見!角川文庫2011(夏の文庫フェア)でスペシャルカバー対象になってたので、表紙買いして読もうかなと思ってます~。 (カバーイラスト/あさぎ桜さん)
「山月記」を高校の時に習ったので、角川文庫の「山月記」を買ってその他の中島敦にもトライした。本を読みだした頃の話である。とてもなつかしい。自分は当時、漢文の力のある人になぜかとても惹かれていた(芥川なんかもそう)。自分なんかが身につけようと考えてもとてもできないようなことを成し遂げる人に対するあこがれだったのだろうか。
「山月記」については、もうひとつ思い出があって、大学の時のわりに敬意を払っていた先生が、授業中、明らかに「山月記」の話を例えにしゃべっているのに、ずっと作品名のことを「李陵」と言っていて、「指摘したほうがいいのか?」と思いつつ、結局そのままになってしまったことがあった。その先生も澱みなく話す方だったので、逆にその間違いが変に目立ち、ちょっと複雑な気分になったことがある。優れた人がなんか間違うと逆に目立つんですよね。
尊敬する人の勧めをうけて読んだ。
人としての在り方を考えさせられる。
久しぶりに落ち着いて本を読み、読書の良さを感じた一冊。
人間としての矜恃を棄ててまで偉業を成し遂げた司馬遷、一念を貫いて死んだ子路、のんべんだらりと煩悶する沙悟浄。一字一句が、中島敦の内面を切り取ってそのまま呈示したような切実さに溢れている。しかし物語としての面白さにも秀でているという稀有な作品群。
山月記が一番好きだ。
中島敦の文章は本当にかっこいい。
というか、めちゃくちゃ知性的といった印象。格調高い。
李徴が自分に重なるとことも多々あり、衝撃を受けた作品。
月に吠える虎…、せつなくて美しくてしびれます。
李陵も印象深い。
かっこいい男とはなんなのか。
国と国との戦争のなかに完全な悪なんて存在しないということも教えてくれます。みんな、正義と正義のぶつかりあいなんだろう。
いやしかしほんとに、かっこいっす、中島敦。
ipadのi文庫に入っていた。
国語の教科書などで読んだ事はあるが、流石に長年読み伝えられただけあって、短い話でも話自体も面白く、また教訓も深い。
将棋の羽生さんは、著書「決断力」の中で名人伝の様な心境で将棋を差してみたいと語っているが、なるほどと思う。
高校生のときに前に買ったものの、比較的読みやすい沙悟浄ものだけ読んで積んでいました。しばらく経ってから再読すると、李陵の最初のちょっと取っつきにくい部分を乗り越えたら、のめり込んで読めました。
山月記も、高校の現代文の授業以来に読み直したらまた違う印象でした。当時は「え?なんで虎になるの?」と訳がわからず、特に感想も抱かなかったのですが、久々に再読するとなぜかするりと李徴に共感…。
悲しさ、恐ろしさに心打たれました。 しかし発見!角川文庫2011のこの表紙はちょっと…いやだいぶイメージと違う…(_ _;)
読み始めると案の定、「漢文訓読体」というのでしょうか、
その古い文体に悪戦苦闘しました。
しかし、知らぬ間になんだかどんどん夢中になっていきます。
単純に物語が面白い。どの話も。
特に良かったのは、西遊記の河童の沙悟浄を主人公とした二作。
悩める沙悟浄が妖怪の賢者たちを訪ね歩き、教えを乞う。
そののちの三蔵法師一行との旅を彼の視点から綴った悟浄歎異。
まさか沙悟浄をこんな風に描くとは。
読み切るのはとても苦労しましたが、非常にユーモラスで、
とても楽しめた一冊です。
<収録>
1.李陵
2.弟子
3.名人伝
4.山月記
5.悟浄出世
6.悟浄歎異
高校の現代文で読んだ『山月記』を再読したくて手に取った本書。しかし山月記以上に、度肝を抜かれた作品に出会った。その名は『名人伝』。弓矢の技術を上達させたいと思った主人公が、様々な鍛錬を経て、最後にある...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

