かなえられない恋のために (角川文庫 や 28-33)
- 角川グループパブリッシング (2009年2月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041970157
作品紹介・あらすじ
誰かを思いきり好きになって、誰かから思いきり好かれたい。かなえられない思いも、本当の自分も、せいいっぱい表現してみよう。すべての恋する人たちへ、思わずうなずく等身大の恋愛エッセイ。
感想・レビュー・書評
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二週間ぐらい前に、山本文緒さん絶筆
『無人島のふたり: 120日以上生きなくちゃ日記』を読み
彼女に興味を持ちました。
この『かなえられない恋のために (角川文庫)』は
彼女が31歳の時単行本として出版され
35歳の時文庫本、そしてこの46歳で再び加筆修正して文庫出版されました。
途中少しずつ書き足されているのは35歳の時のものか?
そして最後に46歳で追加分あります。
読んでいて知ったのですが、今日お誕生日だそうです!
おめでとうございます。
キムタクと一緒ですね。
生きていれば60歳還暦です。
31歳の時は結婚して5年、別居中。
そして46歳では再婚しています。
31歳の時は酒強くビール大好きでしたが
その後体質が変わり一滴も飲めなくなったそうです。
エッセイとしては、さすがに二次文庫になるほど
非常に面白かったです。
タイトルはあまり関係ないかも。
彼女は恋愛なんかしたくなかったのですから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あまり恋愛エッセイってほどではないけれど。
女の幸せは本当に専業主婦なの?て疑問を投げかけつつ、決してバリキャリを目指せってわけでもなく。今のような時代に移り変わる過渡期の頃にちょっと波紋を投げるような物語を生み出した方って印象。
お手紙をくれる学生は「普通のOLにはなりたくない」「普通の主婦にはなりたくない」と言う。でもきっとそのほとんどがそれ以外の何かになるために情熱やエネルギーを注げずあきらめていく。
一方そうじゃないものになったとて、「才能があっていいね」と才能の一言で片付けられる。本当に才能があったならこんな思いはしていない。
才能って一言を言わないように気をつけようと思った。 -
こんなにもネガティブなエッセイだったとは。
タイトルとのギャップ。
恋愛エッセイではない。 -
さくさく読める。昔でた本をもう一度ということで、過去の山本文緒を現在の山本文緒から見ている加筆もたのしい。
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解説がよかったかな
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山本文緒さんは小説のほうが好きですが、このエッセイはなかなか面白かったです。男性が読んでも共感できると思います。
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初期のエッセイ
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130221*読了
なるほど、と思うところと、うーん…と思うところと。
タイトルとは合わない気も。