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みんなの感想・レビュー・書評
(77レビュー)久しぶりの桐野夏生さん。(東京島以来かな?)おもしろくて数時間で一気に読みました。古事記に登場するイザナキ、イザナミのお話です。いつの時代も女、母は強く、悲しみや怨みの苦しさも変わらないけれど、すべては生きているからこそ!と思わずにはいられません。
桐野夏生流の神話。
桐野さんがイザナギ様を書くとこうなるのかー、と思った。
何か独特のどろりとした感じが物語を包みこんでいる感じがする。
「女性の神話」とも言うべき作品だろう。
女性のために書かれている気がする。
怖ぇ~!
桐野夏生さんの小説ってやっぱ怖ぇ~!! デス。
女の業っていうのデソか、超どろどろの世界。
女って哀しいなぁ。
でも なんて逞しいのかシラ!
それはもしか私も女だから、そう感じるのかな。
神は人間とは違うから毎日1000人もの人を殺せる ってイザナミさんが言うデス。
どろどろながらも冷徹な印象も受けるのは、作者さんもまた小説の世界においては『神』たる存在だからデソか。
ジャンル分けに困り、このカテゴリにしちゃったけど、う~ん…。
実はまだ悩んでたり。w
古事記のイザナギ、イザナミの話をベースにした話。歴史を振り返ってみても、女性は理不尽なしきたり、慣習の中で自らの人生を犠牲にし、子供を産み、育ててきた。女神になったイザナミですら、「嫉妬」「恨み」を抱えながら、逞しく生きていく。
読みやすい文字量でさらっと読んでしまえるが、これぞ桐野 夏生という感じに女は美しく逞しく、男はどこまでも自分勝手でダメダメしい。例えそれが創世神話の神であったとしても。
ブクログ談話室でオススメして頂いて読んでみた一冊。
大変興味深く読ませて頂いた。
古事記のイザナキ神とイザナミ神の神話がベース。
古代のヤマトの「女」と「陰陽」がすごく上手く表現されていて良かった。
「嫉妬」「怨み」「憂い」「悲しみ」「無念」「後悔」
決して日のあたる場所とは相容れないそれらの感情に囚われた魂の行く末は・・・
面白かった。
神話自体もの凄く美化された話だという事には違いないが、美化云々よりも神や人の蠢く「嫉妬」が現代を生きる人間にも共通していたりして、この何千年の歴史の中でも変わらない、逆に言うといくら文明が進歩しても心の進歩(嫉妬は嫉妬で素敵な感情だとは思うが)を感じさせないのが好き。
あ、これは桐野夏生バージョンであって、本来は全然違うのかもしれないが、以前ギリシャ神話に嵌まり沢山読んだ(ほぼ記憶無し)のだけれども、酷似している所もいくつもあると感じ、日本という国の民族性について考えさせられる。
日本の神話。古事記の中のイザナキとイザナミの部分を膨らませて書かれている。
「エッジエフェクト」で話題になっていたので手にしてみた。
ああ、そういえば子どもの頃、少年少女全集のようなもの(よく覚えてない)の日本の神話で、神様が海を矛でかき回し、その先から垂れた雫で日本の島々が出来ました、なんていうのを読んだなあ、と思い出しながら読んだ。
意外にも、結構面白くて一気読みした。
この前の「最初の哲学者」を読んだ時と同様、やっぱり女って怖い…というのが正直な感想。
後付けを読めば、なんと角川書店のビキナーズクラシックスのシリーズ「古事記」から神話部分を書いているとのこと。あ、それ家にある…。ずっと5年ほど積読でした。いつか読もう。
神話っちゅうより男と女の愛憎劇みたいだなと。生と死の「死」って、魂とか感情の時間を止めてしまうものなのかも。イザナキは生きて人にもなったから、その良くも悪くも男らしい思考が移り変わって、ラストに至ったんだろうと思う。で、イザナミは、死によって長い間、黄泉の国に閉じ込められ、怨み憎しみに人に死をもたらして、感情が凝り固まってしまったのね。イザナキの言葉が届かない。その点、ナミマは死が浅いからか、人だからか和らいだような気がします。一所懸命頑張るのはいいことだけど、色んなところから水を入れて流れる必要もありだ
遥か南の海蛇の島、巫女の家に生まれた二人の姉妹。姉は大巫女を継ぎ、島のために祈り続けた。妹は与えられた運命に逆らい、島の掟を自ら破った。16歳で死んだ妹は、地下神殿で一人の女神と出逢う。―私はイザナミ、黄泉の国の女神です(「BOOK」データベースより)
流石の桐野作品。
陰なるものとして生まれおちた女のサガ全開な物語です。
借本。
日本神話にはさほど興味ないけど、
桐野さんのなら読めるかも?と借りてみたら面白くて。
借りる際、図書館の方も私も、表紙をみてギョッとしたのはいい思い出(笑)
内容(「BOOK」データベースより)
遥か南の海蛇の島、巫女の家に生まれた二人の姉妹。姉は大巫女を継ぎ、島のために祈り続けた。妹は与えられた運命に逆らい、島の掟を自ら破った。16歳で死んだ妹は、地下神殿で一人の女神と出逢う。―私はイザナミ、黄泉の国の女神です。
子どものころから神話とかは好きで、イザナギイザナミの話もよく覚えてます。でも、黄泉の国からイザナギが一人戻って身体を清めてアマテラスたちを産んだところまででその後のことは知りませんでした。イザナミを失った悲しみにくれるかと思ったらそうではなかったんですねえ。黄泉の国で永遠に苦しんでいる女神。かみというのは本当に業の深い存在でそれゆえにかみなのかなとも思います。確かギリシャ神話にも似たような話があったはずだけどけど、それはどうだった出しょうねえ。
桐野夏生作品だから、暗くてドロドロは覚悟して読み始めたが、案外そうでもなかった。もちろん明るくはないけれど。
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