ほんじょの天日干。: 本上まなみ写文集

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  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054014527

感想・レビュー・書評

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  • [第1刷]2001年9月20日

  • 写真も文も愛嬌がありますねぇ。
    独特な視点と相まって、ふんわりな気分になります。

  • ギリシア旅行記がおもしろかったですよ。もちろん日常の一コマもいいです。

  • <本上まなみと足尾銅山へ行こう!?>


     いきなり究極の選択です。本上まなみのエッセイ本を一冊しか買ってはいけない(グラビアは抜きです★)と言われたら、どれにしますか? 迷うけど、自分はまさかの『天日干。』にしてしまうかも!?

    「へもへも写文集」。のほほん写真にふんわり文章が添えられている一冊。
     実は、この本だけはちょっと迷走しているような気がしたのだけど、その迷いかたにこそ本上の本性が出ていて、他の本より彼女がよく見えるのです★

     著者は元祖・癒し系と言われるおかただけど、ほわほわした語り口のわりに、彼女のカメラはわりとシュールな瞬間をとらえるのです。さもあっさりと、何でもないように。
     たとえば、トップバッターのきいろちゃん。ぱっと見は可愛いけど、鋭く細かい歯をきらりとのぞかせ、目だってどろんとして、どこを見ているのか分かりません。
     たとえば、中途半端に手をつないだおじいちゃん二人連れ。「撮るよ」と言ってから撮ったわりに、二人ともにこりともしていない。
     感性大全開だったのは、やはり足尾銅山。なんでまたこんなところを訪れたのよ? 真っ暗な中、動作の途中で凍りついている人形たち。それぞれに不思議な表情を浮かべよう…としている段階でフリーズ★ どうしよう……。

     猫にえさをやるためにしゃがんでいるデブおばさん。
     随分と変てこな踊りを踊っている皆さん。
     カラスと2ショット。
     墓掘りピンぼけショット。

     やっと「美しい」まなみさんと会えるのは巻末。相変わらず、彼女の本領は旅と食の分野でいかんなく発揮されます、が、タイやバリを旅するまなみさんは、果敢にエスニック料理に挑んでは、自ら舌をヒリヒリさせるのでした★

     この本を「ぺらぺらめくってみてね」と言って、にっこり微笑む本上さん(イメージ)。「へもい」という感性の凄さ……! 可愛いとか綺麗だとか安易に形容してはいけないような、奇妙な印象が残りました。

  • 本上まなみさんのフォトエッセイ。正直なところ写真はあんまりうまくないのですが、ほんじょの虫干に続き、写真も文章も素直で一生懸命なのが伝わってくる、癖になる下手さ(すみません)です。のんびりとした空気感をずっとキープするのはすごい。ちょっとささくれだっているときとかに、肩の力を抜くために手に取りたい一冊。

  • 一回目の「きいろちゃん」に衝撃を受けてw読んでみた。
    動物の写真が可愛いし、挿し絵が可愛い。

  • 写真もいいけど、文章もいいです。お散歩写真のブログを書くときの参考になると思います。

  • やっぱりほんじょさんはいいですね。とても自然体でマニアックでいい意味で普通な感じが クワを使ってる姿なんてとても女優さんには思えません。そこがいいところです。写真も面白い作品があってあっという間に読み終えてしまいます。あとがきのセルフポートレートは美しすぎます。

  • 友達に貰った

  • おもしろい。

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著者プロフィール

1975年東京生まれ。俳優・エッセイスト。長女の小学校進学を機に京都に移住。出演作に映画『紙屋悦子の青春』『そらのレストラン』、エッセイに『落としぶたと鍋つかみ』(朝日新聞出版)、『芽つきのどんぐり 〈ん〉もあるしりとりエッセイ』(小学館)、『はじめての麦わら帽子』(新潮社)、絵本に『こわがりかぴのはじめての旅。』(マガジンハウス)など。ABCテレビ『news おかえり』(火曜日MC)、BS朝日『そこに山があるから』に出演中。

「2023年 『一泊なのにこの荷物!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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