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(11レビュー)
難解に見えて、実はシンプル?
空(=非有非無=中道=縁起) ⇔ 不空(=実有)
ソシュール、ラカンをベースに読むと縁起説はわかりやすかった。
思想界の巨人、龍樹(ナーガールジュナ)に中村元先生が挑んだ意欲作。
仏教の神髄を知れる良著。特にニルヴァーナや空の説明は秀逸。
空を含めた無自性も中道も煎ずるところ縁起(相依性)に通じる。
そしてニルヴァーナを縁起から見つめれば、無明を排した日常そのものとなる。
中村元先生の言葉は常に平易で直球。シナプスを刺激する名著だ。
理解できない箇所も多く、再読中。ここで語られる縁起と我々の通常考える縁起には大きな隔たりがあります。
何故、中論が大乗の祖とされるのか少し理解できた気がします。
有に対立するのが空なのではなく、無である。
中観は、主に説一切有部の法有を批判であり、有と無のどちらも否定し、それらは相依関係にあり(縁起に依り成立し)、そのため無自性であり、即ち空であるとする。そのため空は中道であるといわれる。
中国の天台宗で説かれた仮諦・空諦・中諦という三諦の思想は中観には存在しない。
ナーガルジュナはさらに空も否定した。
空の中には何ものも存在しない。しかもあらゆるものがその中から出て来るのである。それは鏡のようなものである。
実質についていえば、「空」の真の特質は、「何もないこと」であると同時に、存在の充実である。それはあらゆる現象を成立せしめる基底である。
今まで読んだ中でもっとも難解な日本語書籍。
エッセンスを苫米地氏の書籍や動画から学習していたが、
それでもほんの一部しか理解できなかった。
空(くう)とは鏡や水晶のようなもの。空虚があれば空虚を映し出す。
釈迦の入滅700年後、仏教中興の祖・龍樹(ナーガールジュナ)は、
空(くう)の思想を「中論」により体系的に理論づけた。
本書は、仏教研究第一人者である中村元さんが「中論」を、
明快、かつ分かりやすく解説している。
龍樹は大乗仏教八宗の祖とも呼ばれるが、
空とは縁起より派生した概念であるため大乗や部派の宗派を超え、
仏教の根底で共有するべき教えだと、本書を通じ感じた。
縁起=空=無常=非我
釈迦の思想の深遠さを本書で味わうのも面白い。
佐々井秀嶺、アルベードカル、ダライラマ、ガンディ、ヴァレラ、ロッシュ、オットー、センゲ、ボーム・・・仏教界はもちろん、世界の人たちに影響を与え続ける竜樹(アーリア・ナーガルジュナ)。壮絶な最後をとげた...
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