そして二人だけになった (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822177

感想・レビュー・書評

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  • 私にとっては、苦手な部類の作品でした。

  • 読み物としては面白くどんどん読み進めさせられる。けど物語として楽しめるものかというとまた少し別。書き手が読者を騙すのは必要なこととはいえ、もう少し手加減がないとなんでもありになってしまうというか、なんか騙された感が強い。

  • 初めて森博嗣の本を通しで読んだ。
    面白かった。有耶無耶さと、理知的な感じとが混ざりあってる。
    各キャラの魅力よりも 森博嗣が書いた! っていう雰囲気のが強い。

  • 理系の表現はそろそろ飽きてきた

  • 密室の施設に6人の男女がほうりこまれて生活するが、1人ずつ殺されていくミステリー。主人公は目が見えないふりをしているなど設定が非日常的でおもしろい。推論などの小ネタもあって数学が好きな人は中々楽しめるはず。

  • シリーズ外小説。 シリーズ外でも特に存在感のある本作。設定が非常に秀逸。ミステリィとしても本当に面白かった。 雰囲気はS&Mかな。先行きの見えない不安感、閉塞感はまさに。大型施設での巨大な密室状態。限られた人数。起こる事件。ミステリィはこうでないと。 そして、なんと言っても、今回は設定が非常にいい。次々に起こる事件の合間にも、最初の段階で残された疑問がよぎる。さらに、主人公の特別な設定が状況を面白くさせる。ワケありな一組の男女の関係も、非常に良かった。 「誰かが先生にキスをしました」

  • 盲目の天才科学者・勅使河原潤と有能なアシスタントの森島有佳が
    ハイテク機器という密室の中で科学者や技術者、医者など6人と
    一緒に生活を送ることになった。そして起こる連続殺人。
    しかし天才科学者とアシスタントは偽者。お互いにその事は知らない。
    物語は二人の目線で交互に語られるのだが、
    最後の方で驚愕のトリックが明かされ、やられたぁ~と思うんだけど
    更にとんでもない真実が隠されていたわけで、そこで興醒めしてしまう。
    何故にそっちに持っていったんだろう・・・
    興奮状態で置き去りにされた気分です(^◇^;)

  • ああもう圧倒されっぱなしでした。 素晴らしい、面白いとしか言えない。
    講演のくだりの入り方が絶妙だなと思った。そしてその内容も興味深かった。

  • この方の作品を初めて読んだ。「好き嫌いの別れる」作品ということで、私的に嫌いなのだと確信。なぜか結末が予想できてしまい、確認作業のようだった。おそらく似たようなプロットの小説があるのだろう、バカの自分が大学教員の考えを推理できるわけがない。いつか読んだに違いない。

    ところどころで上から目線の著者の世界観の独演会が差し込まれ、少々辟易としましたが、原子力に関する記述は、著者の見識が充分に証左を示していたと思う。

    他の作品を当たってみたい。

  • これって絶対好き嫌い分かれそうだなあ。私はこういうオチ、けっこう好きなんだけど。
    しかしあの「ボール」の謎が一個目で分かったのは嬉しかった。すっごく好きな得意分野だし。ま、最初にヒントは出てるんだけどね。続き全部知ってる人ってあまりいないだろうしな。
    それにしても、それぞれの章のタイトル。あれだけはやめてくれって思った(笑)。なんせ、大の物理嫌いなもので。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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