- Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062105576
作品紹介・あらすじ
人間バカでも二千年もやれば少しはわかるもんさ、ま、わからないものはさておいて、というあたりでどうでしょう。いちおう、ここまできてそれなりにわかったこと150項目ばかり。新世紀を迎えて、五味太郎の前世紀総括レポート。
感想・レビュー・書評
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2001年出版の児童書なのに2021年の今になってもほとんど変わらない世の常をシニカルに書いていて面白いし気付かされる項目が多かった。
・動物園はどうしたって動物虐待
・すごい爆弾を発明した人も、ミサイルを操作する人も、スパイ活動をする人も、みんなみんな一生懸命で真面目で、そしてきっと、誰かに褒めてもらいたかったんだ、ということ
・宇宙に知的生物はいない、地球にもいない、ということ
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図書館本。
著者の風刺の効いた言葉と挿し絵は、時に鋭く、時にユーモラスで、その興味は森羅万象に渡る。
フムフムと頷いたり、クスッと笑ったりしながら楽しく読み終えることができました。 -
図書館で借りてきた。
バカにされないようにがんばったりすると、残念ながらバカにされちゃうんだなあ、ということ。
が、ちょっと刺さった。 -
言えてる~
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日常レベルの些細なことから世間への痛烈な風刺まで、五味さんの「それなりにわかったこと」は多岐にわたる。そのどれもに少し毒がきいており、それに更にちょこっと皮肉を上乗せするようなイラストがとても面白かった。
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五味太郎の子供用の絵本って、大人が読んでも面白いんだよね。絵本作家ではぴか一なんじゃないかな。
そんな著者が書いた大人用のものがこれ。いかにも五味太郎らしさが出てるのはよい、けれど、子供向けに書いたものの方が僕は好きだな。 -
五味太郎の一ページに1テーマで短い短文が載せられている。
それほど毒はないものの、五味さんらしいやや斜めからの視点でのものの見方は面白い。
もう少し羽目をはずして欲しかったかな。