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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
(142レビュー)
サヴァン症候群とアスペルガー症候群についての理解が深まる内容。
共感覚においての可視化がどの様なものかが克明に書かれており、風景や料理が数字に例えて表現されるのが面白い。彼の感覚と能力が羨ましくなる。
結論から言おう、ダニエル氏が持つ驚異的な能力以上に、その生き方と我々人間そのものについて考えさせられ、肩の荷が下りるような本だこれは。 本書は著者ダニエル・タメット氏が自身が生まれもってサヴァン症候群であり、アスペルガー症候群でありながら、どのようにこの世界を感じ人生を送ってきたのかを 自伝という形でその驚異的な記憶力をもって表現された書である。 映画「レインマン」でダスティン・ホフ... 続きを読む »
平易で比較的読みやすい訳。
ところどころ意味の通りづらい部分もあるが、論文でないことを加味すれば読み過ごせる範囲だと思います。
個人的には共感覚に興味があって手に取ったので、
著者のバイオグラフィ的な部分よりも、冒頭と最後のほうに置かれた、
著者の数字に対する感じ方、言語に対する感覚の方に興味をひかれました。
それから、ナイトの動き方についての部分など、「数学の問題」に関する部分も興味深かったです。
数学を好む人は思考が自然に問題に寄り添っていて、その感覚で作られた問題に、私たちは見事につまずくのではないか、と感じました。
(数学の問題で「出題者の意図を読む」というのはとても難しいことだと思うのです。すくなくとも、私は)
これは、たんに私が数学を不得意としているからなのかもしれません。
でもこれを読んだおかげで、少しだけ、その感覚に寄り添えるような気もしました。
-11は人なつこく、5は騒々しい、4は内気で物静かだ
サヴァン症候群の著者による、心打たれる手記です。
(情報サービス係職員)
↓貸出状況確認はこちら↓
http://yamato.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?bibid=BB00127092&maxcnt=1000&listcnt=50
たんたんとした、たくらみのない文章そのものに筆者の個性を感じる。サヴァン症候群、アスペルガー症候群…そうした広汎性発達障害について、もっともっと知識を深めたい、と強く感じた。
筆者が、実際にどのようなことを考えながら今まで暮らしてきたのかがよく分かった。当時の気持ちがそのままに描かれていることに衝撃を感じた。細かいところまで記録的に描写されているところに、筆者の性格が表現されていると思った。 子供のころは、生活に不便することも多かっただろうし、なかなか不自由な部分も多いので、ずいぶん苦労しただろうと思った。くじけずに練習を重ね、今は穏やかな、でもチャレンジングな生活を送っていて、素敵だなと思った。
サヴァンでありアスペルガーでもあり共感覚も持つ男性が自分の半生を綴る。 自分はみんなと違うと感じ、居場所への違和感を常に抱えながらも、少年時代は大人たちの理解と柔軟さに恵まれ愛情深く育まれてきている。特に両親の忍耐と賢さには頭が下がる。 日本で同じようにするのは難しいだろうなあ、特に学校。 アスペルガーの特徴とも言える独特の反応や感覚に関する、ダニエルの子供時代の回想を読むと、いくつ... 続きを読む »
サヴァン症候群かつアスペルガー症候群でもある著者の自伝。
数学と言語の天才であり、数字を色や形、質感を伴って認識する共感覚の持ち主であるが、対人関係や新しい環境が苦手で日常生活に苦労する。
πの小数点以下22514桁まで5時間かかって暗唱する(数字の風景が頭を流れていくらしい)、新しい言語を一週間で習得するなどという能力は想像もつかないが、彼がどのように世界と対峙しているかは理解できたと思う。自閉症スペクトラムな子供だった彼を、辛抱強く見守り励まし続けて育てた両親は素晴らしい。
ただ、共感覚についての記述は思ったほどなくてちょっと残念。
【メモ】
[TED] Daniel Tammet: Different ways of knowing
http://www.ted.com/talks/daniel_tammet_different_ways_of_knowing.html
読む前に期待していた内容と、印象が少し違いました。アスペルガー、サヴァン症候群についての理解が深まるかなと思って読みはじめましたが、筆者と私はやはり全然違う世界に住んでいるんだな・・と感じてしまいました。独特で素直な文章。
内容(「BOOK」データベースより)
著者ダニエルは、数学と語学の天才青年です。それは、ダニエルが映画『レインマン』の主人公と同じサヴァン症候群で、数字は彼にとって言葉と同じものだから。複雑な長い数式も、さまざまな色や形や手ざわりの数字が広がる美しい風景に感じられ、一瞬にして答えが見えるのです。ダニエルは、人とのコミュニケーションにハンディをもつアスペルガー症候群でもあります。けれども、家族や仲間の愛情に包まれ、一歩ずつ自立していきます。本書は、そんなダニエルがみずからの「頭と心の中」を描いた、驚きに満ち、そして心打たれる手記です。
子供の時は他人と違うということでイジメられたりしても
大人になってしまえばそれはあくまで「個性」として受け止められ
場合によっては長所として認められるようにもなる。
サヴァン症候群というものがとても興味深いと思った。
自分のコンプレックスにつながるものを
他人の好奇心の対象にされるのは嫌がる人が多いだろうから、
著者の意志で脳の研究をしている機関に協力していることが
好感のもてる人だと感じた。
驚くべきことに著者は共感覚という能力の持ち主である。 さらにサヴァン症候群という能力を持ち、そのまま大人になった。 このことは奇跡に等しい出来事である。 さらに奇跡は起こる。著者は「本」という媒介を通して自分の世界を世の中に記すことができた。 数字が風景にみえるという共感覚がどのような状態であるのか。 そして生活していくうえで便利であるのか、不便であるところはどこなのか。 わかりやすい... 続きを読む »
自閉症スペクトラムにありながら、サヴァン症候群でもあり、さらに共感覚の保有者でもあるダニエル・タメットの自伝。
共感覚の詳細が知りたくて借りた本だが、意図せずアスペルガー症候群の知識を深めてしまった。
それほどまでに、自閉症スペクトラムにある人のものの感じ方、行動の傾向が具体的に描かれている。
(騒がしい場所や人ごみを避けたり、不意な出来事にうまく対応できずパニックになる場面が作中幾度も出てくる)
また、この本はダニエル少年の成長の物語でもある。
思春期から他人とうまく意思疎通が出来ず孤独を味わってきたが、ハンディを乗り越えひとり立ちし、最後には社会に認められる成功を収める。
十八歳の時、彼はなんと単身リトアニアへ仕事に赴く決意をする。今まで自分の世界に閉じこもってきた彼が一大決心をするこの場面には大いに心を動かされた。
タイトル、装丁が気になって以前から読みたかった本。 読んでみると思うことがありすぎて、なかなかレビューが書けない。本当にいろいろな思いが沸き上がってくる。そして、Amazonでいろんな人のレビューを見てみても、またまた考えることが多い。 1979年ロンドン生まれの男性、ダニエル・タメットさんが自らの半生をつづった自伝。共感覚、サヴァン症候群、アスペルガー症候群…彼が持つこれらの症状や能... 続きを読む »
アスペルガー症候群の人にとって、知らない場所にひとりで行ったり、知らない人に会ったりすることってとても勇気がいることだと思うのに、タメットさんはきっと勇気を振り絞ったんだなぁ。すごい。言い訳をつい探してしまう自分はなんて小さいんだ。そして、周りが本当に自分とは違う外国という環境に身を置くことで、違いがあるからこそ意味がある、役に立てることに気付くくだりが、できすぎじゃない?って言いたくなるぐらい素敵。
ありのままの彼を受け入れて育てたご両親も素敵。診断されるまでは「理由はわからないけど、なぜか周りと同じようにはできない変わった息子」なのに、困った息子だとはきっと思わなかったんだろうな。
読むまでは、共感覚についてよく判ってなかったが、数字が風景にみえるという事が、例えば円周率の連なりに壮大な景色をみることができる点など、非常に感銘を受けた。
障がいを身近に見ている者として、彼の子ど...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

