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この作品からのみんなの引用
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企業とは、多くの人に支えられ生きる生命体だ。アカマは、アカマに関わる全ての人の心の拠り所であり続けたい。創業者が目指した、アカマの姿勢だ。従業員や消費者が、アカマを本当に必要だと思っている限り、企業は生き続ける。だが、彼らに不要と思われた瞬間に、企業としての生命は閉じる。その可能性を常に忘れず、我々は努力すべきなのだ。
― 351ページ -
「ビッグスリーの無軌道ぶりに怒っているアメリカ国民は、政府が中国に物乞いしたと聞いたら、どう思うでしょうねえ」。アルの口元が歪んだ。「おまえは、昔から人の感情を逆撫でする天才だったな。確かに、この期に及んでCIC(中国国家ファンド)がカネを入れると聞いたら国民はさらに怒るだろうな」。有色人種の、しかも途上国に物乞いするなんて、恥だ。誇り高いアメリカ人エリートなら、自分のことを棚に上げて怒り狂うだろう。
― 304ページ -
「アメリカも中国も、面と向かって日本からなにかを教わるのはお嫌でしょう。だから、買収という荒っぽい手に出た。ところが日本だって、買収で会社を失うというのは感情的に治まらない。お互いのジレンマも、国際研究機関という存在があれば、解消されるのでは。」
― 303ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(71レビュー)
映画『ハゲタカ』の原作。
日本を代表する企業 アカマ自動車を巡る買収劇。
アカマ自動車の人々、アカマを狙う中国ファンド、アカマのホワイトナイトの主人公 鷲津など、それぞれの緊張感を強く感じて読んでてこっちも緊張してくる。
映画よりもスケールがでかく、複雑な案件内容となっていて、それを瞬間的にまとめる鷲津にただただ感嘆。
個人的にはアカマ自動車の大内が非常に好きだ。
昔気質の現場人間で、アカマ自動車を心底愛している。
そのため、車を作る以外のことで何故会社がこんな危機になるのか!?という憤りを感じていて、常人離れした登場人物ばかりの中で最も人間らしい人間だと思った。
最後にそんな人間が鷲津の虚をつくのが、ついついにやりとしてしまった。
ハゲタカ鷲津シリーズの3作目。ハゲタカは読んでないけど、まあまあ面白く読めた。
読めたけど、ベイジンほどじゃない。そもそも派手な企業買収自体が最近ないので、少しテーマ的に古い感じがしたのと、なんか最後の辻褄が、いまひとつ腑に落ちなかった。それと主人公の鷲津のキャラというか性格というか人間味が、もひとつかな。
真山さんの本続いたので、次はちょっと違う感じのを読んでみようっと。
謎が全て解決する巻です。スーッと読み進められたのでおもしろかったです。
会社法と会計の入門知識があれば容易に楽しく読めると思います。
金型技術を勉強したことがよくわかる部分も見受けられました。
2008、2009年あたりを舞台とした話なので、現在と事情が多少異なっていて、しらけるような部分があるのはしょうがないことですね。
読み終わってわかることですが、本筋とほとんど関係の無い話があったのが少し残念です。
下巻。
前作もそうだったんですが、この結末はどうかと。死んだ人間がここまで詳細な絵図面を描いて寸分の狂いもなく実現できるのか…という疑問は残ります。
芝野の話は次作に持ち越しのようです。いっそ芝野メインで一作書いた方が新鮮かもしれません。鷲津は一切出てこないで、望を準主人公にして。
本の内容
ハゲタカ・鷲津政彦が中国巨大資本と激突! アカマ自動車包囲網が絞られるなか、後継社長をめぐる内紛が勃発し、さらなる窮地に。日本のフラッグシップは中国に買われてしまうのか。大人気シリーズ最新刊!
22.11.18 読了 カミカゼのようにですか。死ぬことが生きた証になる、という以外は方法がないならおやりなさい。戦争中に死んだ人を非難しているわけじゃない。彼らには選択の余地はなかったでしょうから。でも、あなたは選択できる。 いや、経営者としてリーダーとして正しい選択を迫られているはずだ。あなたが辞めることこそ、経営者としての正しい選択だと信じるのであれば、お引き留めしません。しかし、悪... 続きを読む »
[感想]
あっという間に読了。次を読まずにはいられなくさせるこの文章力に脱帽。
多くのレビューではこの3作目は☆を落としているが、私にはそうは思えなかった。アランの死を抱えたままの鷲津がこれまでのような圧倒的な強さを持たないのは当然で、中国・アメリカ・日本を相手にそれでも「信念」を貫き通す強さが鷲津政彦だと感じる。
最終版の「一体誰が黒幕なのか?」が明らかになっていく下りは「ここで、この人登場なの?」と思わせる予想外の展開に驚き、最後のアカマ自動車大内氏の一言に「しまった」と思う鷲津に心を温かくされる。
今回はラストに「to be continued」が無かったが、芝野のマジテック、貴子のミカドホテルなど今後が楽しみな伏線もあり、ぜひぜひ続編を書いて頂きたい!もちろん、ドラマ化or映画化も!!
最後の方までドキドキページをめくるのがもどかしいぐらいだったのだが最後章が緩すぎでがっかり。そのままラストまで行くパワーだったら★5つだったのだが。
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