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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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「あのなぁ、陽子。どっちを選んでいいかわからないときは、自分がやるべきほうを選んでおくんだ。そういうときはどっちを選んでも必ずあとで後悔する。同じ後悔するなら、すこしでも軽いほうがいいだろ」
「うん」
「やるべきことを選んでおけば、やるべきことを放棄しなかったぶんだけ後悔がかるくてすむ」
「うん……」
― 240ページ -
「裏切られてもいいんだ。裏切った相手が卑怯になるだけで、わたしの何が傷つくわけでもない。裏切って卑怯者になるようりずっといい」
陽子自身が人を信じることと、人が陽子を裏切ることは何の関係もないはずだ。陽子自身が優しいことと他者が陽子に優しいことは、何の関係もないはずなのに。
― 82ページ -
追いつめられて誰も親切にしてくれないから、だから人を拒絶していいのか。善意を示してくれた相手を見捨てることの理由になるのか。絶対の善意でなければ、信じることができないのか。人からこれ以上ないほど優しくされるのでなければ、人に優しくすることができないのか。「……そうじゃないだろう」陽子自身が人を信じることと、人が陽子を裏切ることはなんの関係もないはずだ。陽子自身が優しいことと他者が陽子に優しいことは、なんの関係もないはずなのに。
― 82ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(248レビュー)底なしのように鬱展開でわけがわからなかった前巻に続いて、この巻では大きく物語が動きます。 楽俊(ラクシュン)がとってもいい人でねぇ。陽子、本当に良かったね、って本気で思ってしまいました。 そして延王の登場シーンがかっこよすぎる(笑) 何かと衝撃的だったけど、ちゃんと伏線が張ってあったから無理のない展開でとっても面白かったです。 読みやすいし、すごく引き込まれますね! ただ、「... 続きを読む »
半獣の楽俊に拾われた陽子は疑いつつも利用してやろうとし、博識な彼と旅をしながら延王を訪ねることにする。
なぜこの世界につれてこられたのか、妖魔に追われるのか、陽子は天啓が下ったのだ。
ポッと行って成長して帰ってくる異世界ファンタジーと違って、一見不思議な世界はとことん現実的。その中で試行錯誤していく陽子の始まりの物語。
国内ファンタジーの代表作として、
必ず名前が挙がるので以前から読みたいと思っていました。
うん、面白いです!
少しドロドロした感じが良い。
主人公のむき出しになっていく感情描写も面白い。
続きも読みます〜。
上巻は当日、下巻は翌日には読み終わりました。
物語の展開はけっして早くはないのですが、中弛みせず最後まで一気に読めるお話でした。
主人公は陽子。
続編は『風の万里 黎明の空』
私の本棚では、カテゴリー毎に、代表的で多くの人が読んでいる本を、「基準書」と設定し、紹介する本について、「基準書」と比べることで、わかりやすく伝えられるように工夫をしています。
日本のファンタジーでは、この「月の影 影の海」が基準書です。
「あなたは私の主、お迎えにまいりました」学校に、ケイキと名のる男が突然 、現われて、陽子を連れ去った。海に映る月の光をくぐりぬけ、辿りついたところは、地図にない国。
作家の創造になる、まったく異なる世界の物語という、ファンタジーの王道の作品。世界のユニークさ、緻密さ、人外のものも含んだ様々なキャラクターの魅力、物語を読む醍醐味を堪能できる作品です。
「私を、異界へ喚んだのは、誰!?」
海に映る美しい月影をぬけ、ここへ連れてこられた陽子に、妖魔は容赦なく襲いかかり、人もまた、陽子を裏切る。試練に身も心も傷つく陽子を救ったのは、信じることを教えてくれた「ただひとり」の友――楽俊。ひとりぼっちの旅は、ふたりになった。しかし、"なぜ、陽子が異界へ喚ばれたのか? なぜ、命を狙われるのか?"その真相が明かされたとき、陽子は、とてつもない決断を迫られる!
(カバー折り返しより引用)
「私を、異界へ喚んだのは、誰!?」
海に映る美しい月影をぬけ、ここへ連れてこられた陽子に、妖魔は容赦なく襲いかかり、人もまた、陽子を裏切る。試練に身も心も傷つく陽子を救ったのは、「ただひとり」の友―楽俊。ひとりぼっちの旅は、ふたりになった。しかし、"なぜ、陽子が異界へ喚ばれたのか? なぜ、命を狙われるのか?" その真相が明かされたとき、陽子は、とてつもない決断を迫られる!
(カバー表折り返しより引用)
読み終わった~!
上巻も面白かったけど、下巻のサクサク進むかんじも好き。
読み返してみると、いろいろ忘れてる…でも!前読んだ時より楽しめたと思う。おもしろいなあ~!!
陽子は本当に変わったなぁ。すごい、えらい!
あいかわらず楽俊いいやつ。尚隆と六太のコンビがほんといい。
このまま読み返したいなあ
上巻の、凄惨極まりない運命に翻弄され、人を信じる心を失った陽子が楽俊と出逢い、その心を徐々に溶かして行く下巻。
人の問題、自分の問題。
その線引きがへたくそな私は、身につまされてばかりだった。
上巻に引き続き、波乱の展開。
徐々に明らかになる自身の秘密、異世界に迷い込んだ理由、迫られる大きな決断――
非常に心躍る展開で、楽しく読むことができた。
冒頭から登場する楽俊がとても良い。
陽子とのやりとりの場面を想像するとすごく微笑ましい。
挿絵も世界観に合っていていいね。
陽子がめちゃくちゃ凛々しい。
そして楽俊……!
様々な要素が詰まっているファンタジーの傑作。
もっと早く出会いたかった作品だ。
個人的に人生訓染みた物語は好きではないのだけど、このシリーズは気にせず読めるくらい面白くて好き。
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