みんなのレビューページ
この作品からのみんなの引用
-
「僕たちは戴の民です。求めて戴の民であろうとするならば、戴に対する責任と義務を負います。それを放棄するならば、僕らは戴を失ってしまう……」
― 242ページ -
「言っておきますけど、虎嘯に詫びさせないことと、虎嘯を許すことは別物ですよ。主上はそのへんが杜撰すぎます。虎嘯に詫びさせないのは、落ち度をなかったことにすることです。仮にも王が、罪や怠慢をなかったことにしたらいけませんよ。周囲の者だって、それじゃあ納得しない。偏った寵だと言うに決まってるし、虎嘯だって立場がない」
― 226ページ -
「たくさん時間を無駄にしました。何もかも失くしてしまいました。それでも間に合うでしょうか。僕にもまだできることがあるとお思いになりますか」
― 209ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(131レビュー)
鳴蝕。山が震え、大地が揺れ世界が歪み、泰麒は、十の歳までを過ごした蓬莱にいた。
帰りたい――。しかし、その術を知らない。
泰麒が異界でひとり懊悩する頃、戴国には謀反によって偽王が立ち、日ごと荒れていった。
その行く末を案じ、泰台輔と同じ胎果である誼の陽子を頼り、慶国を目指した李斎は思う。麒麟がいなければ、真の王はあり得ない、と。
そしていま、雁国をはじめとする、諸国の王と麒麟が、戴国のために立ち上がる!
(カバー折り返しより引用)
十二国記がライトノベルか小説かは迷うとこだけど、大衆小説を読むのがとても久しぶり。
普段読んでるものだと一章ごとくらいに考えちゃったりして読むペース遅くなるため、大衆小説を読むスピードってこんなに早いんだ、と差にちょっとびっくりした。
続きがすごく気になるのではよ…!
再読。にもかかわらず、はらはらした…。
信頼すること、優しく、悪いことに目を向けないよう隠すことが優しさじゃない。
対等であること。そうだなぁ…
ハッとするよなぁ。。。
何度目かの再読。
いつも読みながらドキドキします。
結果を知っているというのもあるけど、そうでないのも。
魔性の子からようやくひとめぐり。
続きが待ち遠しい。
麒麟が先に病で死んでしまったら、泰王に非がなくても泰王崩御に繋がるんだろうか。饕餮もさして活躍していないし、黒麒は吉事の兆しだし、その力測れず、というから頑張って奇跡を呼んでほしい。
主上、早く続きを。
各国の協力の元、泰麒を探すがようとして行方が掴めない。焦燥に駆られる中、ようやく見つけた泰麒は角を失っていた。麒麟としての力を失った泰麒と片腕を失くした季斎、それでも二人は戴の民として自国へ戻る苦難の道を選ぶ。 「報われれば道を守ることができるけれども、報われなければそれができない、-そういう人間をいかにして信用しろと?」 自身の行為が自身への処遇を決める・・・非常に耳が痛いです。十二... 続きを読む »
泰麒を巡る物語の完結編。登場人物が多く、しかしそれぞれに考えや主義・主張が明確にありどれも筋が通っていたりして中々今までの十二国記と比べると少し難しく思える部分も。
今までと雰囲気が違うなと思えたのはこの十二国の世界の理に触れるようなところが見受けられたためもある。王、麒麟、十二国と蓬莱、そういったものではなく「天」がこのお話には深く関わっている。天帝とはなんなのか一一?なぜ天は戴を救わないのか一一?そもそも天帝とは本当に存在するのか一一?
そういったある意味タブーな部分に触れるのはこの「十二国記」という物語自体がクライマックスに向かってるものであろう。同時に作者の宗教に対する主張も含まれているのではないだろうか。
ラストの成長した泰麒と李斎、二人が語り合うシーンはこの物語の一番のテーマなのではないかと思えた。
内容は重いし、この世界そのものに対する問だらけだけれど、
登場人物は豪華です。
泰麒捜索のために、麒麟たちが集結します。
これは、別の出版社科から出ている『魔性の子』につながります。
あわせて読まれるとよいかと☆
よみながら色々と考えさせられる巻でもありました。
また、こちらの世界に帰還した泰麒が李斎に語りかける、
というか諭すように語る場面はぐっときました。
とにかく、どういう状態であれ泰麒は戻ってきたし、
李斎とともに戴に戻って行ったわけなので…
戴がどうなるのか見届けたいわけですが、
下巻第一版が出たのが2001年で…かれこれ10年経とうとしてますな…。
登場人物の話にそれぞれ道理がある。
とくに気に入ったのは浩瀚。
理屈詰めの台詞は大好きだ。大いに納得した。
こういう台詞が書ける作者はブレない人なんだなあというのを強く感じた。
泰麒たんが大人になってしまった。
少し悲しい…。
魔性の子のラスト泰麒を迎えにきたのは驍宗とばかりおもっていました。あんなに辛い思いをしたのにこれからまた荒廃した戴に戻るかと思うと・・・。泰麒の物語の続きを知りたいのに、出ていないだなんて‼なんて苦しいのでしょうか。。。
鳴蝕。山が震え、大地が揺れ世界が歪み、泰麒は、十の歳まで過ごした蓬莱にいた。――帰りたい。しかし、その術を知らぬ泰麒が、異界でひとり懊悩する頃、戴国には謀反によって偽王が立ち、日ごとに荒れていた。
その行く末を案じ、泰台輔と同じ胎果である誼の景王陽子を頼り、慶国を目指した李斎は思う。麒麟がいなければ真の王はあり得ないのだ、と。
いま、諸国の王と麒麟が、戴のために立ち上がる!
戴と慶の話。
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

