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みんなの感想・レビュー・書評
(44レビュー)透明人間はこの世に存在する。人間を透明にする薬もある。見えないから誰も気がつかないだけなんだ、この町にだっているよ。……学校、友人、母親、すべてに違和感をもって生きる孤独な少年、ヨウイチがただひとり心を開き信じ尊敬する真鍋さんの言葉だ。でもどうしてそんな秘密を知っているのだろうという疑問がぬぐいきれないでいるところに、不可解な誘拐事件が発生した。密室から女性が蒸発したかのように消失したのだ。透明人間による犯行だと考えると謎は氷解するのだが。
子供向けのミステリーランドにしては、大人要素が多くないか。
逆に言えば、大人が読んでも充分楽しめるということだが。
挿し絵も細密で、長く持っていたくなりそうな一冊。
「ぼくはあの人が大好きだった。あの人の語る話、あの人の作りだすもの、すべてに胸がときめいた。ぼくこそ目を閉じれば、あの眞鍋印刷の裏の納屋に、思いは時空を超えて戻っていく。あの素晴らしい透明人間の納屋に。」 まさかのラストな展開にあわわ!!!と驚いてしまった。 まさに、意表を突かれた問題作!?快作・・・!??!! 最初のうちは、暗いテイストのお話だなぁ、、、なんて 淡々と読んでいたの... 続きを読む »
なんと、そうきたか!という展開だった(笑)。透明人間の謎と意味にはわくわくしたものの、トリックはいまいち頷けず……しかしながら理想的な国への希望と現実の差という実情を取り入れた点は、児童書・YA向けのものにはあまり見られないので、なかなか興味深かった。子供だった頃の自分をふり返る主人公のビターな思い出話に、このシリーズとしとしては珍しく読後に自分も遠い日を回想した。
出版社/著者からの内容紹介
透明人間はこの世に存在する。人間を透明にする薬もある。見えないから誰も気がつかないだけなんだ、この町にだっているよ。……学校、友人、母親、すべてに違和感をもって生きる孤独な少年、ヨウイチがただひとり心を開き信じ尊敬する真鍋さんの言葉だ。でもどうしてそんな秘密を知っているのだろうという疑問がぬぐいきれないでいるところに、不可解な誘拐事件が発生した。密室から女性が蒸発したかのように消失したのだ。透明人間による犯行だと考えると謎は氷解するのだが。
ミステリーランドでは珍しい「大人」の回想録。
内容も非常に時事問題をはらんでいて、かつ大人の事情が透けてみえる。
トリックは多少無理があるとも思えるが、ギリギリまで子ども向けに落としてここまで出来るのかと納得した記憶がある。
せつないオチだよなあ。
「かつて子供だったあなたと少年少女のための」が売り文句のミステリーランドシリーズの1冊。 以前に娘に買ったものを読んでみた。 真鍋さんはヨウちゃんが初めて感じた圧倒的な「男」の理想像であり、拠りどころだったんだなあ…。 印刷工場経営している隣人真鍋さんのヨウちゃんへの濃密で懐深い愛情。 「ヨウちゃん、孤独なんだな」と真鍋さんは言ったけれど実際のところそれをヨウちゃんはあまり感じていない... 続きを読む »
子供向けなのか? これが? と思ってしまった。もちろん良い意味で、だけど。「透明人間」についての諸々や、けっこうテーマが深かったんじゃないかな。
これって普通の「本格」に落ち着くのかな……と思いつつ読んでいたけれど、そこはさすがに島田さん。密室トリックもきっちり綺麗な着地でした。
島田荘司さんの本はこれが初めて。 眞鍋さんがヨウイチに向けて語る宇宙の話や透明人間の話はとても易しく分かりやすく、こんな風に物事を素敵に語れる人物になりたいなと思い、また、こんな人物に子供時代に出会いたかったなとも思いました。 小学生のヨウイチ視点で進む物語は、子供の純粋さや残酷さ、幼さ、潔癖さが表れていて、子供だからすんなりと受け入れてしまう不可思議なことを、読んでいるこちらも不可思議なこと... 続きを読む »
孤独な少年ヨウイチは隣の印刷工場の真鍋さんが大好きだった。
真鍋さんもヨウイチを本当に可愛がっていた。
いろんな話をしてくれて、いろんなことを教えてくれて、何でも知っていて、何でもできる真鍋さんをヨウイチは心から尊敬していた。
「透明人間になる薬」のことを教えてくれたのも真鍋さんだった。
そんなある日、密室から女性が煙のように消えてしまうと言う事件が起きる……。
ミステリーランドシリーズを読破するという目的があるため、個々の作品の内容をチェックするまでもなく、順に読んでいるわけですが、この作品はタイトルから私が勝手にイメージしていたものとまったく違う内容でした。
やや重いテーマでもあり、後半、特に最後のほうは読んでいてちょっと辛かったかもしれません。
もっと違った出会いだったなら、ごくごく普通の出会いだったなら、そう思わずにはいられませんでした。
島田荘司ってなんか聞いたことあるな〜と思って読んでみたのですが
これは・・・
ネタバレしていいですか?しちゃいますよ閲覧注意!
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真相が北朝鮮工作員って何じゃそりゃー!!!!!!!!!
いやいや、きっと本人も大真面目だろうし、というか別にふざけてなんかないんだとは思うのですが
なんだろうわたしこれ読んだときほんとに「ふざけるなー!!!」って思いました
なんでかな
全然ふざけてないのにね
よくわかんないけど
島田さんは「占星術殺人事件」(だったかな)がすっごくつまらなかったのでもう読まない!って昔誓ったのにすっかりそんな誓い忘れてました
ミステリーランド第1回配本のもの。 今まで読んできたミステリーランドとは一線を画す内容であり、雰囲気だった。 純粋に子ども向けとして書かれている本が多いけど、これは「かつて子どもだったあなた」に向けて書かれたものだと思った。 子どもでも最後まで楽しめるし分かるけど、大人だからこそ分かる部分がたくさんある。 この本を、子どものときに読みたかったな。 そして、大人になってからもう一度... 続きを読む »
女性の失踪事件から殺人事件へ。事件の真相はよくあるパターン。女性が消えた謎は面白かったけど。
真鍋が言う理想国家の正体。この辺は社会派ミステリになっているのかな。
子供向けのミステリーランドにしては重い内容(--;)少し救いがないような気がする(--;)
The Invisible Man's Virus.透明人間はこの世に存在する。人間を透明にする薬もある。見えないから誰も気がつかないだけなんだ、この町にだっているよ。……学校、友人、母親、すべてに違和感をもって生きる孤独な少年、ヨウイチがただひとり心を開き信じ尊敬する真鍋さんの言葉だ。でもどうしてそんな秘密を知っているのだろうという疑問がぬぐいきれないでいるところに、不可解な誘拐事件が発生した。密室から女性が蒸発したかのように消失したのだ。透明人間による犯行だと考えると謎は氷解するのだが。北朝鮮の工作員という所が当時を反映しているというか。そして彼らなら透明人間のトリックが可能というのが納得できてしまうのも恐ろしい。真実を最後の手紙でまとめさせてしまっている感じもするが。2008/02/19
これはミステリーではないと思います。 「かつて子供だったあなたと少年少女のための」というコンセプトのミステリーランドに属する本なわけですが、この本が孕む問題の深さと重さは、単なるミステリーという枠におさまるものではない。 島田先生は、謎やトリック自体よりも、物語の背景に非常に考えさせられる問題を扱うことが間々ありますが、今回はすごかったです…。 ラストで判明した真実には、呆然としてしまい... 続きを読む »
意外にも現実的なはなしにもっていった。
真鍋さんが本当に主人公のヨウちゃんを愛していた気持ちが手紙からあふれてきて切なかった。真鍋さんのように客観的に物事を見つめられる人でも、理想郷と語る彼の国がリアルに迫ってきて、別の意味で怖かった。
50年代に子供だったヨウちゃんの話。ミステリーランドだから、子供向けなんだと思うのだけれど。
大人になったヨウちゃんが子供の頃、真鍋さんと過ごした日々と殺人事件の回想。母子家庭だったヨウちゃんだから...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

