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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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「どんなことでもそうだけれど、結局いちばん役に立つのは、自分の体を動かし、自分のお金を払って覚えたことね。本から得たできあいの知識じゃなくて」
― 72ページ -
でもあえて凡庸な一般論を言わせてもらえるなら、我々の不完全な人生には、むだなことだっていくぶんは必要なのだ。もし不完全な人生からすべてのむだが消えてしまったら、それは不完全でさえなくなってしまう。
― 8ページ -
つまりわたしがここで言いたいのは、人が「知っている(と思っている)こと」と「知らないこと」をそのまま仲良く同居させようとするときには、それなりに巧妙な対応策が必要とされるのだということだ。その対応策とは―そう、そのとおり―思考することだ。言い換えれば、自分をどこかにしっかりとつなぎ止めておくことだ。そうしなければ、わたしたちはまず間違いなく、ろくでもなく罰当たりな「衝突コース」を進んでいくことになる。
― 204ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(851レビュー)
これはノルウェイの森を読んだすぐ後に読んだものです。短めなので一日もあれば読了できると思います。
内容ですが、一年も前に読んだレビューを今更書くのも記憶があやふやなので書きませんが、ノルウェイの森と毛色は似ているような気がします。
というかそれは村上春樹の作品全般に言えることかもしれませんが、まだそう断言できるほど彼の作品を読んではいないのでぼかしておきたいと思います。
タイトルがいいですよね。惹かれます。読んだときには実は知らなかったのですが、スプートニクというのはロシアが打ち上げた衛星の名前。
斬新なタイトルははずれであることがありますが、あたりであることもあります。
あまりこの著書に関係ないレビューですが、ご容赦を。
村上小説の何が好きかって。
料理と女性。これにつきる。
地中海、オリーブ、白身の魚、レモン、瓶で飲むビール。
村上世界がぎゅぎゅっと縮小されている。
冷蔵庫のありあわせで作るつまみ、休日の昼からビール、スポーツバーで一人ビール(銘柄はよく解らない外国のもの。ホップが主原料で、泡がたつ。)、猫、そしてちょっぴり人生に疲れた主人公。
既読のなかでも、群を抜いて好きな作品。
スミレとミュウ。
タイプの異なる二人の女性の生き方を読んでミュウでありたい、けど、スミレ(要素ばかり)の自分。
生まれながらにして、スミレかミュウか、決まってる気がした。でもスミレはミュウになりたくて、憧れてもがいて、ついには見つけたのだ。と思う。
誰かになるんじゃない。
大学の時以来、再読。ミュウのドッペルゲンガーのエピソードばかり記憶に残る作品だったけれど、今こうして読み直すと、あちら側とこちら側の世界、またその関係性というのが一つ大きな軸になっている作品だと思った(まあこれは本作に限らず、著者の多くの長編小説について言えることか。羊男とか)。主人公(ぼく)の、手さぐりながら不思議な?出来事(世界)と丁寧に折り合いをつけていく過程が相変わらず心地良いし、すみれの世界に対する認識の仕方がとても素敵だとも思った(特に文書1,P197~あたり)。
魅力的な中年女性、それに恋をする若い女性、それに恋をする男性。
三角関係のお話かというとそうでもなく。
うっかりすると現実と非現実の境目があいまいになり、状況を確認しながらでないとうまく読めませんでした。
なぜ?と思うところがいくつもあり、それが解決しないまま終わってしまうので、読後感はぼんやりしたものでした。
人は絶対的に孤独であって、近づき触れ合うことがあっても、全て解り合うことはできない。(その部分が「あちらの世界」でもあるのかな)
一瞬交わっただけの相手であろうが、長い時間や多くの努力を重ねた相手であろうが同じこと。
一人にひとつの命があるのと同じように、一人にひとつの孤独があるのだろうと思います。
言わんとしてることは分からなくもないけど、言葉にまだできるわけでもなく。でも、最後のくだりは感動した。単純に良かったなと思う。傷をおったら、血がでるけど、その代わりに得るものだってあるのでしょう。
小説家志望、ってのはたぶん理想主義者ってことなんだろう
理想主義者の女の子「すみれ」が彼岸を旅して出戻ってくるまでのお話です
例えるなら、月に居場所のなかったかぐや姫
または、王子様のキスを待ちきれなくて勝手に起きてきたいばら姫
それとも、夢見ることに飽きてしまった涼宮ハルヒ、なんてとこか
ユートピアとは地獄のことである、という話を聞いたことがある
すみれの見てきた理想がまさにそれなのだとしたら
これは後の「1Q84」へつながる作品と考えることもできるだろう
(まだ読んでないけどね!)
どうしてこれまで村上春樹を読んでこなかったんだろうと思った。
一ページ、一行だけでも先を読みたい、と駆り立てる作家さんだと思う。
でもストーリーや表現などなど、これに惹かれたというのがこれと言ってない。
この肩透かしをくらったような、走りきった後の感じにもやもや。。
この地球で生きている限りは私の居場所を見つけ出せる気がしている。なのに、宇宙に飛び出たとたんにその自信みたいなのは消えてなくなると思う。どこまでも暗い闇の中を漂う、ライカ犬の寂しげに潤んだ瞳を想う。
高校時代に読んで、当時はよく理解できなかった本。 久しぶりに読み返してみました。 まず、僕とすみれの会話が、文学的で綺麗です。 すみれの様々な質問に答える、僕の説明の仕方がとてもわかりやすい。比喩が的確。 内容ですが、「あちら側とこちら側」という概念が、この話の核だと思っています。 村上春樹さんの本は、よくこの表現が出てくるような。 あちら側にいる、肉欲を持つ黒髪のミュウ。... 続きを読む »
三回時間をあけて読んだんですが、その時の自分の気持ちに合わせてねるねるねるねのように微妙な色変化を見せる本でした。二人の片思いに泣きはしないが…胃がキュウキュウ痛んだ。
物語にどうものめり込めなかった
すみれの人物像が好きになれなかったせいか
主人公の男がすみれを通したミュウってのも人物像が掴みにくかったせいなのか
全体的にふわふわした感じだった
...
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