みんなのレビューページ
この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
-
いったんコックピットに座ったが最後、機体を構成するもっとも高価な部品として、感情は表に出さないのがファイターパイロットの原則だった。
― 544ページ -
《上位下達の徹底は強固なチームワークと経営体質を企業に与えたが、上に対して口を閉ざすのを当たり前にしすぎた結果は、参政意欲のない、主権意識のきわめて希薄な国民たちを生み出すことにもなった。そうして…個人としては考えることも責任を取ることもできなくなった国民が、経済という制御の難しい化け物と場当たり主義でつきあい続けた結果が、バブルの災厄を招来した》
― 374ページ -
後部デッキは次の交代まで訪れる人もなく、海だけがその小さな背信を見つめていた。
― 221ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(286レビュー)いきなり軍艦萌えー。軍艦萌えー。硬派なスペクタクル萌えー。なので私の萌えだけですが、深夜警備員をしていた福井さんが同僚に物語の構想を話したら好評でこれはイケる!と確信したそうです。吉村英治新人文学賞受賞作で、吉村英治賞はハズレなくエンタメとして面白いのでオススメ。
尊敬していた方が「面白い!!」とブログで紹介していたので読んでみましたが本当に面白かったです。
初めは暑苦しいおじさんとクールで何を考えているかよく分からない青年がぶつかりあって互いに分かりあっていく過程をメインに楽しんでいましたが、それと同時に戦闘シーンに圧倒されました。
現代の日本を舞台にして戦時モノ・兵器モノを見事に書き切っている。登場人物の背景の設定も違和感が無く、物語の後半になるまで主人公も含めて誰が悪者なのか少なくとも自分には読めなかった。
日本の国防が危機に晒される。
有りそうな内容が、リアリィティーを持って語られる。
心に傷を持った登場人物達。
一人一人の背景が上手く書かれており、感情移入が
し易い。
ミニイージス艦を舞台に引き起こされるテロ。テロリストは誰なのか。その正体に迫ったとき、首都を標的とした新たなテロが・・・ミニイージス艦<いそかぜ>の先任伍長仙石は仲間を助けるため、艦を取り戻すためひとり立ち向かって行く。はたして艦を取り戻すことが出来るのか。首都をテロから守ることが出来るのか。下巻に続く。
福井晴敏再び。
映画にもなった話題作。登場人物全員がいきいきと描かれている。模倣犯なみに個々のドラマがあり、100ページごとにどんでん返しがある。
中年男と若き戦士のバディが北朝鮮テロと闘うという福井作品共通地盤に立ち、善と悪を渾然一体と描きながら、諸悪の根源を追求していくという筋の鋭さが絶品。
下手に女性が出てこない男臭い作風も私の好みだし、エピローグはきっちりとそつなく叙情的にまとめている。いい作品だ。
映画化もされてますね(・ω・)。映画観たけど何がなにやら理解できずに終わりましたが、原作読んでやっと理解できました(・Д・*)。結構、面白いですね。楽しめました!!続きも気になりますね。
防衛のイージスの盾
守るべき国の形を見失った楯(イージス)が、日本にもたらす恐怖を描いている。日本推理作家協会賞を含む三賞を受賞した長編海洋冒険小説で、3部作の最後を飾るのにふさわしい作品。怒涛のように読むことができる。終戦のローレライと並ぶ福井 晴敏の最高傑作。
さかのぼる様に若い者から順になされる人物紹介が登場人物を現実味溢れるものにする。
不信感が募りに募り、クルーが死に、欺瞞と疑惑が高まって決壊する。じわじわと這い上がるような不穏さが限界にまで達し、怒...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

