- Amazon.co.jp ・マンガ (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063600575
感想・レビュー・書評
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2024.2.26市立図書館
図書館のコミックコーナーでみつけて、読んでみようかなと思って一巻目を借りてみたのは12月。おもしろかったので、続きの巻を借りてきた。
初出はモーニング(1992−1993)、1992年の単行本5巻と1993年の6巻から。
超几帳面で我が道を行く柳沢教授とその家族(娘4人)を中心に繰り広げられるさまざまなエピソード。学生のファッションや表情、メンタリティなど、80-90年代の空気がつまったタイムカプセルのような作品だなと思う(「笑うミカエル」「動物のお医者さん」なんかもそうだけど…)。
47話、48話あたりの教授が拾った猫のタマと真剣にむきあっている姿が好き。孫の華子ちゃんへも、こどもだましではなく誠実に向き合って敬意を持って語りかけているのがいい。研究一筋の教授と学術にはまったく興味がなさそうな妻との会話はいつもすれ違いでそっけないのに、大事なところではちゃんと気持ちが揃うところがいい。
そして、経済は生き物なのだからと、自分の周りの人やあらゆることを丁寧に観察して自分の好き嫌いや偏見はおいて理解することを大切にする姿勢がすごいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
形がないだけであって愛というものは現に存在していると
言った教授が猫のタマを撫でながら
「タマよ
タマよ
そういえばお前には 言葉がなかったな」
と話しかけるシーンが愛おしくて愛おしくて涙が止まらなくなった。
3巻は教授の愛でいっぱい。
一見いつも自分のルールの中で淡々と過ごしているように見える
教授の内側にある愛情や物事に対する目線のあったかさが
詰まった巻になっていて、読み進めるごとに
あったかく何かがほどけていくようで心地よかった[*Ü*] -
おもしろい
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第3巻では、大学の新校舎建設にたずさわる現場作業員の人びとをはじめ、柳沢教授の意外な交友の広さがえがかれています。ひとづきあいにおいても芯があってブレることのない教授の人柄の魅力が伝わります。
とくにヒロミツや華子、タマなどをめぐるエピソードは、ある程度パターンがきまってきたようで、安心して読むことができました。 -
面白さがだんだん増してきた。
数年前に読んだのだけど、
また新たな感動が生まれる。
さすが『柳沢教授』!!
○市立図書館所蔵 -
柳沢教授は天才。
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教授好き。
大学好き。
家族愛好き。
人間まんざらでもない。
そんな人にとってはたまらない。
そんな私にとってはたまらない。 -
タマの遊びに付き合う教授、すごい動きです。またタマ目線の一編は描くの難しそうだな