金田一少年の事件簿File(1) (講談社漫画文庫)

  • 講談社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063607734

作品紹介・あらすじ

嵐の夜の連続殺人・オペラ座館殺人事件。 不動高校演劇部の合宿で訪れた、孤島のホテル「オペラ座館」で、連続殺人が起こる。歌劇「オペラ座の怪人」に見立てられた謎の殺人劇に、金田一少年が挑む!

感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    嵐の夜の連続殺人・オペラ座館殺人事件。 不動高校演劇部の合宿で訪れた、孤島のホテル「オペラ座館」で、連続殺人が起こる。歌劇「オペラ座の怪人」に見立てられた謎の殺人劇に、金田一少年が挑む!

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    感想は最終巻にまとめて記載予定です。

  • \テレテテンテン テンテンテテン〜♪/

    テレビから流れてきた例の音楽によりDNAレベルで心揺さぶられ、なんだか無性〜に読みたくなってしまい、辛抱堪らず買ってしまった。

    私が通っていた学童保育に、ある日何故だか『オペラ座館殺人事件』〜『タロット山荘殺人事件』辺りまでの単行本が寄付されたため、私ら小学生はむしゃぶりつくように読み耽ったものである。美雪ちゃんは本当に憧れのお姉さんでしたね。ところどころ人物に意味深な○印や矢印が書き込まれていたりしてたけど、そんな事はお構い無しに繰り返し読んでは「有森〜〜〜‼︎」とマネして遊んでました。


    さて、そんな『オペラ座館殺人事件』であるが、実に味わい深い。
    ・高校演劇部の合宿で絶海の孤島に建つペンションを見つけてきた美雪ちゃん、一体どこで調べたんだ。
    ・布施センパイに金田一がうっかり放った矢が当たっていたら、その時点でー終ーだったかもしれないのか。死にかけた上に緒方センセに怒られちゃう布施センパイが不憫で仕方ない。
    ・金田一は入学試験の成績は抜群だったのか。それをなぜ他の先生は知らないのか。
    ・緒方センセは’アレ’からどこをどう考えて犯人の目星をつけたのか。音響役は辞めた部員だった筈だよな…
    ・一日違いで天気が荒れていたらゴムボートでの脱出に失敗していた訳で、その場合はどうするつもりだったんだ…
    ・桐生さん、窓を開けて外を覗くにしてはノーブラ・パンツ1枚スタイルは無防備過ぎないか。
    ・早乙女センパイが残ったのは心情的に釈然としないな…
    ・結城英作とは。
    ・名言「謎はすべて解けた」は意外にサラッと言ってるけど、「じっちゃんの名にかけて」ってオペラ座の時は言ってないんだ。


    やっぱり面白いし、思い出補正が強い作品なので気持ちとしては星5だが、どうしても’アレ’のくだりがひっかかる。

    続きものんびり揃えていきたいところ。


    21刷
    2022.8.27

  • 「金田一少年の事件簿」シリーズの記念すべき第1作。
    一方的な嫉妬を受け、この上ない程に惨い仕打ちを受けた月島冬子が、それでも人を憎んでしまうことに抗い、心清らかでありたいと願う様が特に印象的であった。
    人が自ら死を選ぶのにはこういった理由もありえるのかもしれないと死生観が一つ深まった。
    冬子のことを想う余り犯罪に手を染めてしまった有森が、結果として冬子の遺志とは相反することになったのはある種の皮肉だ。だが、遺書をしたためる冬子が有森に3人を憎まないでと頼むときの心情と、(犯罪とは言え)冬子の仇を討つときの有森の心情はどちらも等しく互いのことをひたすらに恋い慕う純粋さがある。
    こういった一言では割り切れない奥深さが金田一の良さだと思う。

  • 久々に読み返したくなり、再読。
    何度読み返しても面白く、やはり原点として全ての要素が詰まっています。

    印象的なのは、見開きでの"はじまりの殺人"シーン。
    うつろな目と宙をきる手が、強烈に残っています。

    テンポよく丁寧にまとめられていて、ストレスなく読めます。
    ちなみに、絵柄はこの頃の方が大人びていて好みだったりします。

  • 初期のはじめちゃんは結構アホっぽい描写多めですよね笑 有森が月島さんの遺書を読んでいれば、この悲しい事件は起こらなかったのかも知れない…と思うと辛いですね…。

  • 『金田一少年の事件簿5』
    日本テレビ/毎週土曜放送
    2022年4月24日から

  • 4063607739 231p 2004・8・4 1刷

  • 【オペラ座館の殺人】収録。
    記念すべき第1作は、如何にもミステリーらしい設定ですし、初心者にも楽しめる難易度で万人受けする面白さだと面白さだと思いました。
    しかし、短時間でワイヤーを切り落としたことや、スピーカーや開始ベルが聞こえないステージは無理があると思いました。
    また、ファントムの仮面を被って美雪の部屋を覗く意図がよく解りませんでした。

  • 漫画文庫の棚を見て、連載当時を思い出し懐かしさで購入。
    事件ごとに文庫にまとめられているため、別の事件でもよかったのだが、何となく初めの巻から購入してしまうのは評者のクセです。
    連載上、最初の事件に当たるのが本作。
    あれ?学園七不思議の事件が最初では?と思ったのは勘違いでした。

    まぁ、漫画ですから活字よりもスラスラと読むことができます。
    毎度思うのは、フィクションとはいえ、人の想いというか情や念というのは思いもよらぬ方法をとらせるのだなということ。
    昔は金田一少年の推理力に関心を向けて読んでいたが、今はちょっと異なり、犯人の心情に対して関心が向きます。
    …にしても高校生なのにSAN値高いねえ、はじめ君。

  • 今読み返すとかなり短い物語だったと感じる。
    トリックは古典的であるし、ちょっと無理があるように感じる点もあるけれど、久しぶりに浸れた。

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著者プロフィール

1991年、『カーリ!』で第46回週刊少年マガジン新人漫画賞入選。1992年より週刊少年マガジンにて、『金田一少年の事件簿』を連載、大ヒットとなる。ミステリー漫画ブームを巻き起こした本作品は、第19回講談社漫画賞を受賞。その他の作品に『探偵学園Q』『金田一37歳の事件簿』などがある。

「2022年 『小説 金田一少年の事件簿 学園七不思議殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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