みんなのレビューページ
この作品からのみんなの引用
-
DLJに入って最初の二、三ヶ月は、まだ夢は生きていて、常に僕たちの心にあった。自分がどれほどみじめな生活をしているか、気付かなかった。仕事の場としての生活があり、仕事の外の生活もあるということに気付かなくなっていた。何もかも一緒くたになってしまっていた。
-
夢。はたして自分にふさわしい夢だったのだろうか?三十歳までに大金を稼ぐことを人生の目標にしていいのか?それとも人生を楽しむべきなのか?その両方を手にして、それでも投資銀行のアソシエイトという仕事が続けられるだろうか?三十、四十、五十になっても大金持ちになれるかもしれない。でも、若さを取り戻すことはできない。時間は金で買えない。幸福は金で買えない。時間はどんどん経っていく。DLJの年次報告には「楽しもう」と書いてある。僕たちは楽しくなかった。
みんなの感想・レビュー・書評
(31レビュー)
実際の投資銀行における業務内容がとてもリアルに書かれた一冊。主人公は2人だがどちらもアソシエイト。アナリストとしての視点が知りたければ保田隆明氏の著書「投資銀行青春白書」がオススメ。他にVPやMDといった上級幹部からの視点での読み物があればおもしろい。
内容は、リーマンショック以降低迷している現代の金融市場からは創造し難いバブリーな時代に書かれたものなので、やや現実との乖離に戸惑う面があるかもしれない。とは言え、現場を経験した著者の織りなす文章には重みを感じるし、"サル"たちの日常を疑似体験できる本書は貴重な一冊であることは間違いないだろう。
友達と企業説明会の後飲んでて薦められて読んでみた。
とりあえずこの下品な文章が最高に面白い。確かに投資銀行はエグそうなのは分かったけどこの人たちの文章力がありすぎてなんだか楽しそうに思ってしまった。ただ、最後の数章は胸にズーンっときた。ここは心にとどめておきたい。
まあなにはともあれ面白い本だった。小説以外では久々の高評価。みなさんも是非。
2008年08月10日 22:32 記載:
実益というより読み物として相当面白かった。
僕の周りでも就職先として人気の高かった外資系投資銀行。そこで働くと言うことがどれほど辛く、また働く中でいかにして創造性や考える能力を失い、余計なことを言わずに指示されたままに働くことを学ぶかということが綴られている。
もちろん極端な話や誇張があることも否めないが、この業界がどのようなものなのか、一つの見方を提供してくれるかもしれない。
全てが事実じゃないにしても、自分には厳しい業界だと改めて感じました笑
下ネタ満載だが、それをアメリカンジョークだと笑ってやり過ごせるほど、小難しくなく書かれた投資銀行の実態についての一冊。生産性は十分か、睡眠時間は十分か、などよく知られた中身から、会社の中が良くも悪くも階級によって激しい格差社会が作られていることまで、余すところなく書かれている。面白かったのは、投資銀行における三段階の処理について。「欲望・恐怖・放棄」の三段階であり、お金のにおいをちらつかせ、人のエゴに働きかけ、次に相手をビビらせ、自信を喪失させる。これでダメな時は放棄ということになり、相手を見切り、切り離す。驚くほど単純で合理的であるが、一方で非常とも取れるこの手段を、ここでは一種の常識にしているといえる。金になるかならないか、使えるかどうか。割り切った考え方ができ、なおかつグリードである人にとっては、まさに天国ともいえるパラダイスがここにはたしかに存在しているのである。
著者の上手い言い回しもあるのだろうけど、訳者の表現が秀逸で笑いながら読み進められる。本書はしばしば「投資銀行に興味を持つ人にとって必読の書」といわれてるらしい、恐らくその内容は多少の脚色はあるにせよ非常にノンフィクションに近い内容だからこその評価だろう。 副題に「なぜ高給なのか?」と著者は言っているが、結局のところその「なぜ?」は明確に触れらないままに著者は銀行を離れることになる。つまりそういう... 続きを読む »
外資銀行の実態、と言ってもバブル絶頂期にして仕事が溢れる程あった時代の話ですが、が綴られています。 中々フランクで面白い本なのですが、まぁ下ネタが多いのは人によっては気に入らないかもしれません(笑 簡単な内容は以下の通り、 若きMBA課程の学生であった(とは言っても一回働いてからのMBAですが)彼らは、MBA卒業後の生活に憧れていた。その中でも高額報酬が約束されていた外資系投資銀... 続きを読む »
外銀がどういう所か掴むには良書。
ただし、10年前くらいの話であると割り引いて読むこと。
アソシエイトの段階で挫折した人達の話だが、現状は厳しいのだろう。決して「負け犬の遠吠え」だけでは済ますことのできない1冊。
投資銀行青春白書と並んで外資就活のサイトでおすすめされていた本で、投資銀行残酷日記の文庫版。
青春白書とは正反対に、投資銀行の絶望が描かれたノンフィクション。投資銀行という仕事の辛さや虚無感が押し出されていて、これから投資銀行で働きたいと思っている人は必読かも。
ただ、言葉が汚いので注意。笑
自分の時間や人生を全て捧げる代償に高額な給料をもらうか、自分の時間をもち人生を謳歌しながらちょうど良く働いてちょうど良く稼ぐか。
投資銀行で働くとはどんな事を意味するのか。それは、奴隷になることだ。それも、強制的に奴隷にするわけでなく、精神的に奴隷に追い込む。超高給を用いて、「君は同期の中でNo.1だ!期待している」と彼らに伝えることで抱かせる幻想の優越感(実際は、替えなどいくらでもいる)を用いて、目の前の全くもって無駄ででたらめで上司のストレスのはけ口でしかない仕事を彼らにやらせる。 彼は、下っ端だけやってLBO... 続きを読む »
投資銀行っていう名の修羅場がどのようなものかがよ〜くわかります(笑)。最近ではゴールドマンサックスが世間を賑わせてますよね。日本では先物取引なんかの営業がこれに近いのかなっておもいます。スケールは違いますが。。
生々しい赤裸々な内容がGOODでした。
■概略 DLJという投資銀行で働いていた二人が、自分たちの過去を綴った体験談。 なぜ投資銀行に入り、何を得て、何を失い、何に気づき、なぜ身を引いたか。 投資銀行という狂乱の舞台の内情を、汚い言葉でたっぷりと飾り付けて送る痛快で残酷な物語。 ■感想 まず読んでて目につくのが、アメリカ人らしい汚い言葉遣いと比喩表現。 いわゆるF用語など卑猥な言葉のオンパレード。 「投資銀行に勤めてい... 続きを読む »
2010年2月
外資系投資銀行の過酷さが分かる。
下ネタ多く、おもしろい。就活の目線を変える本である。
どのようにして会社が上手に人材を集め、留めるかが明確に分かる。
投資銀行の下っ端、アナリスト、アソシエイトはどのような生活をすごしているのかが書かれていた。
そのなかで、興味を持った箇所をメモ。
全体説明、資本市場の近況、評価、提言でプレゼンを構成。
2009/03/26読了。古本屋で購入。外資系は労働時間と収入が極端だが、それを選ぶのは個人の生き方なので意見なし。問題は中労働中収入の選択肢が少ないことではないか。
僕たちは夢を見ていたのかもしれない。
ベア・スターンズ、メリルリンチ、リーマン…
これらの巨大投資銀行、金融資本主義の中枢で働くことは、
金融を志す学生にとって、目標であり憧れでした。
本書では、豪華絢爛たるイメージのみが先行しがちな彼らの内幕を
米系投資銀行(旧DLJ)の元社員が暴きます。
連日の徹夜作業や酒池肉林の遊行、等々
やはり、投資銀行はすごい所らしいです。
(注:あくまでDLJ@ITバブルの下での話。)
ただ何と言うか…読後は寂寥感に打たれました。
主人公たちが、回し車の中のリスみたいで…あくまで、個人的な感想ですが。
この筆者たちもパワフルでノリも良いのですが、
多少、品がないです。
まあ、その程度のことを気にする人には、
投資銀行は向かないということなのでしょう。
T.Yamada
外銀で働く人々の実態を下ネタ交じりで面白くおかしく描かれている.
人生での幸せってなに?
何のための仕事?
激務って何?
どのくらい稼ぎたい?
ほしいのは名声?それともカネ?
…いろいろ就活時に影響受けた本です.少なくとも,ここに描かれいる大人にはなりたくないです.
MBA取得後に投資銀行に勤務し、外聞とは異なり頭を使わず、中身ない、相手をまるめこむためだけのプレゼン資料をひたすら作り続けた二人のノンフィクション。
二人は2年、2年半で転職していった。
仕...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

