ひみつの陰陽師 2 ふたつ、不運な姫君は百花の陰に鬼を飼う (ひみつの陰陽師シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086016124

作品紹介・あらすじ

女の身ながら、男装して陰陽師として宮廷に出仕した真澄。先輩陰陽師の玲雅はその秘密に気づいているが、真澄のためを思って口をつぐんでいる。女御同士の呪詛騒ぎの後始末に駆り出された真澄は、後宮の床下で発見した人形の憎悪の炎に襲われる。たて続く後宮の怪異と、この人形には何か関係が…?一方怪異の出所を調べるために再び後宮に潜入した真澄は、突然見知らぬ女童に言い寄られ!?-。

感想・レビュー・書評

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  • 1巻でもそうでしたが、主人公である真澄と玲雅のエピローグの他に、事件に関わった当事者のエピローグがそっと用意されているのが良いです。
    真澄達は知らないけど、ちゃんと救われているんだよと読者に知らせてくれる構成が面白いです。

    謎めいた橘内侍の言動から、真澄の血筋や玲雅の出自等に不穏な動きが見え始めてきましたが、諸々を含め今後の展開が益々楽しみになってきました!

  • 2巻目。
    真澄が女であると知りながら黙っている玲雅。真澄が玲雅に好意を寄せているのは分かってますけど、玲雅が真澄にだんだん惹かれていっている感じがいいです。

    今回あんまり蘇芳は出て来ませんでしたけど、最後の方で真澄と蘇芳が一緒にいるのを見て、もやもやしている玲雅とか、錯乱した真澄に口づけて正気を取り戻してる玲雅とか、ニヤニヤしっぱなしでした。

    けっこういい感じなんで、いつ女であるのに気付くのか、そのシチュエーションも楽しみにしてます。

  • 呪詛騒ぎを調べるため、女装して後宮へ潜入した真澄

    いゃぁ、今回は前作よりさらに盛りだくさん!

    コメディあり、愛憎劇あり、次回作への伏線もあって、
    見落とし禁止!


    橘内侍のお顔も拝見することごできたし、
    山吹のエピソードも味わい深し。

    そして、なんといっても、
    人命救助というなの、力技!!
    ドキドキ(о´∀`о)

    3巻も楽しみ!

  • まだ読んでないのですが、みなさんどんなお話なんですか

  • 陰陽師としての能力は、人並み以上の玲雅と真澄だが、人の心の機微には、まだまだ疎い二人。
    でも、後宮のどろどろした人間関係にもまれて成長してゆくのが楽しみ。

  • 今回の巻もおもしろかったです。玲雅のライバル登場。

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著者プロフィール

藍川竜樹(あいかわ・たつき)
兵庫県出身。2011年度ロマン大賞を受賞した『ひみつの陰陽師』で作家デビュー。
著書に『龍仁庵のおもてなし 龍神様と捨て猫カフェはじめました』(三交社)、『孤高のぼっち令嬢は初恋王子にふられたい―呪いまみれの契約婚約はじめました―』(一迅社)などがある。

「2021年 『古器旧物保存方つくも神蒐集録 ~わけあって交渉人の助手になりました~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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