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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
(16レビュー)コーカサス地方といえば,聞いたことはあってもよく知らなかった。コーカサスという言葉を聞くたびに何かオリエンタルな感じがするのはそのためだろう。日本からは遠く,情報も少ない。しかし,最近話題の相撲取り兄弟の出身地もコーカサスなら,南オセチア問題でロシア軍の侵攻があったグルジアもコーカサスにある。後者は今日のクローズアップ現代でもとりあげられていた。 日本語で手に入るコーカサス情報は,断片的すぎ... 続きを読む »
中東・ヨーロッパ・アジアの挟間の地域、コーカサスの国際問題に焦点を当てています。旧ソ連地域であるため、その中心はロシアとの関係と、それにおける問題。ニュースなどで聞く単語が、一体どのようなものか。
コーカサスと言う単語からして日本になじみの薄い地域ですが、チェチェン紛争、カスピ海ヨーグルトなど意外なところで多くの人に聞き覚えがあるでしょう。
また、2006年当時の外務大臣、麻生太郎元総理が打ち出した外交政策「価値の外交」「自由と繁栄の弧」の中核地点に当たることからも、日本にとって重要な地域であることがわかります。(本作の中にも簡単に解説あり)
同著者の『強権と不安の超大国・ロシア』の方が、日本に良いかかわりのある国々の話が多くて読みやすいですが、そちらが読めた人ならこちらも読めます。
[ 内容 ] コーカサスは、ヨーロッパとアジアの分岐点であり、古代から宗教や文明の十字路に位置し、地政学的な位置や、カスピ海の石油、天然ガスなどの天然資源の存在により、利権やパイプライン建設などをめぐって大国の侵略にさらされてきた。 またソ連解体や、9・11という出来事により、この地域の重要性はますます高まりつつある。 だが、日本では、チェチェン紛争などを除いて認知度が低いのが現実である。 ... 続きを読む »
コーカサス地方っていうとチェチェンなんかの問題が特に有名ですね。
世界史の先生の紹介で知りました。
その日の帰り道に本屋で見つけて即買い余裕でした^^
買ってよかった。すごく分かりやすいです。
現在の南コーカサス3国の相互関係、外国関係のポイントがわかる。ロシア連邦内の北コーカサス共和国の連邦内外の紛争についても説明がある。
登場するのはロ、旧ソ諸国、欧、土、イラン。"謎の国" トルクメニスタンもカスピ海の石油・ガス資源の文脈で僅かながら登場する。
文章中に「前述のように」「(P.~で後述)」や、( )内での文章による補足説明が多く、もとの文が分断されるのが少しだけ気になる。前でも後ろでも「(P.~)」を句読点の前に置くだけの方が分かりやすいと思います。(2009/10/9)
著者の管轄ではないですが、帯の「日本人がいちばん知らない地域」というあおりは首肯しがたい。もっとも、「よその国の人はみんなしっている!いちばんしらないのは日本人だ!」と喝を入れている意味に取ることも不可能ではないが。
地政学の入門書とも思えるほど、懇切丁寧な解説。
コーカサス地域関連のニュースのよくわからなかった点が、この本を読むことで雲散霧消する。
むしろ、政治や国際情勢に興味の無い人にこそ読んでほしい。
グルジア対ロシアの開戦直前という絶好のタイミングで刊行されたカフカス情勢の解説本。ジャーナリスティクな視点の目立つカフカス関連本のなかでは、どちらかというと教科書的な書で、だからこそ状況の整理に有用でもある。何故ロシアはカフカス地方にこんなにこだわり、紛争の火種が山のようにあるのか。エネルギー政策の観点から語られることの多いこの地方の事情がうまくまとめらた一冊なので、グルジア戦争でカフカス地方に興味を持った方は、この本をまず手に取ることをおすすめします。
アゼルバイジャン、グルジア、アルメニアの3国からなるコーカサス地方だが、多様な民族・言語・宗教の交錯するこの地域のありようは、私(たち)の想像を超えて複雑でなかなかに理解がとどかない。アゼルバイジャン国内には〈ナゴルノ・カラバフ共和国〉、グルジア国内には〈アブハジア共和国〉と〈南オセチア共和国〉という「未承認国家」が存在しているということだけでも、この一帯の不安定さを表していよう。さらにカスピ海周辺のエネルギー源をめぐる周辺国の思惑が加わって戦争状態が収まらない現状をわかりやすく整理してくれ、現代世界のありように眼を開かせてくれる好著である。
北京オリンピック直前のタイミングでグルジアが軍事行動を起こした。世界の耳目が集中する時に図ったようににコーカサスや北朝鮮などで騒動が起きた。エネルギー問題などを中心に南北コーカサス地方をわかりやすく説明してくれた入門書。門外漢の自分が驚いたのはその構成。北京五輪のタイミングで出版、弾薬庫のようなコーカサス、そして終章では2014年のコーカサスにある冬季五輪開催地ソチへつなげていく。大きな流れや読みは的確、と思わせる組立てです。
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

