- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087204735
作品紹介・あらすじ
裏声のことをイタリアではファルセットというが、これは「偽りの」とか「不正直な」という意味をもつファルソを語源としている。そのせいか、「嘘っぽい声」とか「真実でない声」といった芳しくない印象をもたれるが、じつは裏声には実生活に役立つさまざまな効能がある。カラオケ上達、話術改善といったわかりやすいものもあるが、健康増進、ストレス解消、さらには恋愛、セックスまでがうまくいくようになる、という知られざる効能もある。「幸福に効く」裏声の不思議に迫る。
感想・レビュー・書評
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「裏声は睦み合う声」という話はわりとすぐに終わり、裏声でプレゼンテーションすれば仕事もうまくいくみたいなけっこうトンデモ気味な実用書になっていく。それはそれで面白いけども。
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春画をネタにした刺激的な内容で始まったので、文字通りの「エロス」の本かと思いきや、それは「つかみ」の部分だけだった。
著者は、裏声で音痴矯正するユニークなメソッドを持つヴォイス・トレーナー。独自の研究やトレーニングの実践例から、裏声発声に関する興味深い話が続く。
裏声⇒ファルセット⇒falsetto⇒false⇒偽 という由来のように、現代社会では、特定の分野を除けばあまり良い印象がない裏声。人類進化の視点では、この裏声は鳴き声と言葉の間にある音だという説は面白い(ターザンの「あ~あぁあぁ~」はフィクションだが説得力がある)。そうした延長線上に理論を構築すると、発声練習や音痴矯正・「音育」(「食育」風な著者の造語)の観点では、裏声に様々なメリットがあるという。
発声という事象を書物で表現するのには限界があり、理解に歯痒い記述も多かったが、普段あまり見聞きしないテーマは新鮮だった。 -
裏声の正しい出し方が書いてあるかと期待したが、アテ外れだった
◼歌声の必要条件
①音程
②音域
③音量
④息継ぎの長さ -
[ 内容 ]
裏声のことをイタリアではファルセットというが、これは「偽りの」とか「不正直な」という意味をもつファルソを語源としている。
そのせいか、「嘘っぽい声」とか「真実でない声」といった芳しくない印象をもたれるが、じつは裏声には実生活に役立つさまざまな効能がある。
カラオケ上達、話術改善といったわかりやすいものもあるが、健康増進、ストレス解消、さらには恋愛、セックスまでがうまくいくようになる、という知られざる効能もある。
「幸福に効く」裏声の不思議に迫る。
[ 目次 ]
第1章 「裏声の幸福」恋愛編
第2章 「裏声の幸福」話術改善編
第3章 「裏声の幸福」ストレス解消編
第4章 「裏声の幸福」健康編
第5章 「裏声の幸福」歌唱上達編
第6章 「裏声の幸福」音育編
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