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みんなの感想・レビュー・書評
(19レビュー)
こんなところで反物質について学ぶとは。
光学異性体で出来た物を食べたら爆発するの??消化出来ないのかと思ってたけど。
それにしても結局誰の夢だったのだろう。
表題作の他も良かった。遊覧バスは何を見たが特に。
サウスポーや鏡の色々な話が聞けて良かった。
なんて書くと、小学生の読書感想文が思い起こされますが、何とも感想しづらい小説ではありました。
話としてはあまり面白味は無く、元祖「鏡の国のアリス」の発想を引用した『現代版鏡の国のアリス』というポジションになるでしょう。
短編はなかなか、誰でも書けるような話の集まりみたいで、確かにこんなに書けるのはすごいですが、
逆にその程度か、という感じでした。
銭湯の湯舟でくつろいでいた青年は、ふと我に返って驚愕する。いつの間にか、そこは「女湯」に変わっていたのだ。何とか脱出した彼が目にした見慣れぬ町。左右が入れ替わったあべこべの世界に迷い込んでしまったらしい。青年は困惑しながら、新しい人生に踏み出そうとするが―。「鏡の国」を舞台に奇想天外な物語が展開される表題作ほか、短編三編を収録。伝説の天才が遺した名作品集。
これまた広瀬さんのこだわりの詰まった小説全集・・とは言っても広瀬さんが亡くなられてから、この全集は作られたわけですが・・。そう思って読むと、ますます惜しい方を亡くしたと思うのですが、広瀬さんのどこがそんなに凄いのかと言うと、パラドックスにありがちな、『ちょっとした辻褄』も合わないと気がすまない、という事なんです。 そのために、ある時は読むのが難しい、難解どころもあるのは事実です。今回も、鏡の... 続きを読む »
少し長めの中編(表題作)に短編がいくつか。かなりボリュームがある一冊。作者は、知る人ぞ知るSFのパイオニア的存在である(故人)。 表題作はさすがに読み応えがある。左右あべこべの世界の迷い込んだ男の冒険記である。冒険記といっても、肉体的な意味での冒険がさほどあるわけではない。本人にとっては大変なことだろうけれど、まあ生きる死ぬという話ではないのである。「左右あべこべの世界」ってのは、たとえ... 続きを読む »
私のような凡人だと、鏡に映った世界というものは、ただ単純に左右が逆になっているものと考えてしまいがちである。例えば、箸を右手、茶碗を左手に持った私が鏡の前に立つと、鏡の中の私は、箸を左手、茶碗を右手に持っているという具合に。しかしこれは、左右という概念を鏡の前に立っている私を主体にして考えたり、鏡の中の私を主体にして考えたりしているから、逆に映っていると感じてしまうのであって、これを東西南北で説... 続きを読む »
鏡の向こう側へ入ってしまった青年が主人公。
キャロルの「鏡の国のアリス」のオマージュ作品です。
めちゃめちゃ面白かった!
キャロルことドジソンの逸話が面白い。
それと、「おねえさんはあそこに」がジンと来た。
中・短編集です。
表題作のオチは、「ツィス」と「エロス」を足した様な感じです。
でも、この小説のおもしろさは、鏡に関するウンチクにある気がします。
途中から、さっぱり、理解できなくなるのですが、でも、そういう、ウンチクを聞くのは好きです。
「遊覧バスは何を見た」ヒトとヒトの邂逅、過ぎ去った時間、架空の結末
表題作より、コチラの空気と物語に一票
表題作は、その選択でよかったと思うのだ。(結末ではなく)
あちらさんは言動がなんか気に障ったので。
<a href="http://bbs1.sekkaku.net/bbs/?id=mitosemi&log=2391">三戸ゼミ掲示板でのご紹介です。</a>
2009年3月15日購入。読書期間2009年4月10日〜18日。
表題作のほかに短編を含む。
表題作は面白い。しかし、難しい。
誰もが一度は考えたことのあるだろう鏡の国に迷い込んでしまった主人公の話。
鏡に写る世界とはどういうものなのか、鏡の反射などについて詳しい記述があるため、難しいが理解しやすい。
人は、少しの満足と慣れがあれば、他の事には目をつぶれるのだなと思った。
短編「遊覧バスは何を見た」がなぜか心に残った。
面白かった。物理のレポートのために借りたのに、肝心の物理については全力で読み飛ばしてしまった(笑)
でもなんか…うーん、よくわかんないけど面白かった。上手く言い表せないなぁー
が,その彼を徹底的に打ちのめしたのは,やがて見えてきた商店街の看板だった。まず酒屋の看板が目に入った。つづいてスーパー・マーケットの切り文字,黒枠のついた葬儀社の看板。ぜんぶ鏡文字だった。酒屋の前に積んであるビールのケースの字もマークも,中にならんでいる日本酒のびんの字も,何もかも,左右反対だった。 スーパーの前に,トラックが停まっていた。車の右側を店に寄せて荷降ろしをしているのだが,その左側... 続きを読む »
短編集だが、300ページ弱、という短篇としては長い(しかし質的には短篇と言える)『鏡の国のアリス』が大半を占めている。
その『鏡の国のアリス』。
最後の1行によるメタ小説的な仕掛けに膝を打つ。
作者は何よりこれをやりたかったのか?
そのための『鏡の国のアリス』(夢を見たのはアリスか赤の王様か)だったのか?
そして、この世界はどちらの世界なのか…?
この1行で知的な満足感と若干の不安感が読後に残る。
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

