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この作品からのみんなの引用
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「自分とはちがう他人の価値観を理解することが国際人だ」
― 96ページ -
人間は言葉と想像力で「見る」ことができる。そうでなければ、誰も十九世紀ロシアの小説なんか読まない。いや、私が今書いている文章だって読まない。なんでこんな当たり前のことに気づかなかったのか。
― 234ページ -
私は愕然とした。スペイン人と日本人は同じものを見ていても、別な見方をしている。そして、たがいにそれが別のものだと気づかずにすごしている。でも、私がショックを受けたのは異文化ギャップなんかではなかった。ナナのことだ。私とナナ同じものを見ているようで、実はまったくちがうものを見ているのではないか。思考回路がちがうんじゃないか。(中略)しかし、ナナはいつもと変わらない。(中略)二人がきゃっきゃっと笑い転げている間、私は黙って辞書で「カラス」を引いていた。なんだか、ものすごく孤独な気がした。
― 92ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(48レビュー)
冒険記じゃなくて、高野さんのユニークな外国人の友人たちの話だけど、やっぱりすごくおもしろい。とくに派手な話ではなく、友人たちとのあれこれを書いてるだけで、でも、その友人の母国の状況とかいろいろ奥深いものが伝わってくるようなところがすごい。
あと、高野さんって、どういう人かいまひとつつかめないのだけれど、社交的ってわけではなさそうなのに、すぐ友達ができて。すごく自然にしているみたいなのに、(いや、自然にしているからこそ、かな)相手が高野さんに心ひらいていて、心が通じているというか。自然に気遣いができる人、なのかな。尊敬します。
様々なガイコクジンとの出会いによって、東京にいるのに異国の地にいるような気分を味わえる、アドベンチャー的短篇集。(ゆるく時系列順になってる)
著者は辺境冒険家。一般と少しずれた部分に興味を抱き突き進む。それゆえ様々な出会いが生まれ、物語がどれも粒ぞろいで面白いんだろう。一方で冒険家ぽくない文章表現も好感。
個人的には最終話が好き。
面白い!世界を股にかけて自由に生きる人生の達人が、日本に何かを見いだしたと思いきや日本をインド化してる勘違い外人で国にもどって日常暮らしが実は最もリラックスしてたというのは、結局人生の幸せは日常にあるということかなと感じた(´Д` )さらに世界には言語がない国のが多いんだ。言葉があろうがなかろうが、体系化されてようがされてなかろうが言語をこんなに色んな手段で覚えて生きて身につける作者に感動。現地にいる外人でも日本語をすぐ覚えちゃう人もいれば何年も覚えられない人もいて、人種じゃなくて人なんだと改めておもう。
今まで読んだ高野秀行さんの作品で、最も私が気に入っている作品。 1980年代の東京、高野氏が出会った、8人の奇妙な外国人の姿を描いた、ノンフィクション的な香りのする短編集。 普通からはズレてるけれど、愛らしい人、おいおい、こんなんやってていいの?と、心配になってしまった人、一生懸命なのはわかるんだけど、ちょっと・・・と、言いたくなる人、そんな色々な外国人が登場する。 小説なんかより、ずっと感... 続きを読む »
不思議都市「トーキョー」^^ 楽しい話しがいっぱいです。キーワードは、ウエキ系ペルー人、トーキョー・ドーム☆ Special Thanks to T.T-san.
面白かった。へぇ、そうなんだ、と言いたくなることが目白押し。ちょっと変わった外国人(いえいえ、彼らにしたらそれが普通なんでしょうが)が何人も登場します。そして、著者自身もちょっと変わっています。
某出版社の本の案内冊子で穂村弘が好きならコレ、と紹介されていたので読んでみた。その流れはどうかと思うけど面白かった!もっと若いころに読んでたらどうだったろうなぁ。いや、若いころはこういうの食いつかなかったかな。でも、学生の方に是非読んでもらいたい一冊です。
もう何冊読んだだろうか高野さんの作品。。。
やっぱりいいんだよ~!!!!
面白いんだよ~!!!!
言葉や文章のセンスと物事に対する視点がずば抜けています。
この本は日本で知り合った8人の外国人のお話。
外国人の目を通して東京をみると異国「トーキョー」だった。
トーキョーとして捉えてみるとトーキョーは
時にとてもおもしろく、寂しく、いじらしい。
時に笑い時にほろっとさせられる
やられたなぁ~といいたくなるそんな一冊です。
2010.11.20読了。
国際人っていいなぁって思わせる作品でした。
内容はノンフィクションで面白い外国人がたくさん出てきます。
語学の壁も作者にとっては関係なし。
外国人の友達とか恋人を作ることが語学上達には一番ですね!
文化や価値観が違うって、どういうことなのか。
それは新しいことを知る喜びでもあるし、相容れない哀しさでもある。
逆に、国は違えど、分かる分かる(笑)と思ったりすることも勿論ある訳で。人間って面白いなあと思う。
作者の行動力に脱帽
日本に住んでいる外国の方に外国語を教えてくださいなんて頼めない。
そこまで積極的だったら海外でもやっていけるんだろうな。
国際人はさばさばしてて、アクティブなイメージだから。
最近読み返したワセダ三畳がおもしろかったので、また高野秀行さんの本を買ってしまいました。東京での様々な外国人との出逢いを描いていますが、これもおもしろい。やっぱり高野秀行さんの本、おもしろいなあ。
フランス語を習うために電車で見たフランス人女性に声をかけたり、リンガラ語をならうためにザイール人とコンタクトしたり。おもしろいです。
私も仕事の関係でインドの人とよく一緒にいましたが、異文化の人と話をするのって楽しいですよね。知らなかったことだらけで。そんな気持ちを思い出しました。
しかしこの人、ワセダ三畳、ではグータラしている印象でしたが、すごい多言語を勉強してるんですね。フランス語も話せるなんて。すごいです。お父さんが英語教師だそうなので、もともと語学の素養があるんでしょうね。
この人はすごい、
すごいことをしてるのに
それを全然ひけらかさない。
最後にマフディが物凄い一言を
言ってるのに、それを全然
大袈裟に書かない、素晴らしい。
「目の見える人は可哀想だね」って。
目が見えなくても国籍が違っても
同じ人間なんだなんて、
ありきたりな言葉よりこれ一冊読んだ方が
手に取るようにそれが理解できる。
それが偏見とか嫌な感情なしに、
すーって理解できる、変わらないんだって。
すごいなぁ高野さん。
こんな人が世界を救うんじゃないかな、
って本気で思ってしまいますなー。
高野秀行にハマるきっかけとなった本。同時に海外へ行ったり、外国人の友達がたくさん欲しいと思うようになったのは高野秀行の本を読んでからかな。
外国人の友達を通して不思議な都市「トーキョー」を描いた...
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