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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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ひとりの人間が死ぬたびごとに、ひとつの世界が滅んでゆく
― 197ページ -
紺色の真ん中に白い丸いぼかしのある花の咲くのが”宵の月”、白に青いすじの入るのは”青嵐”、ピンクに白のぼかしは”桜狩”で、水色のぼかしは”浮雲”。ね、古典調で素敵でしょう?
― 77ページ -
ねがわくは花のもとにて春死なむ、その如月の望月のころ。私ね、この歌が一番好き。如月の望月っていうのは、二月の十五日の満月のことなんだけれど、この日はお釈迦様の亡くなった日でもあるの。今の暦でいうと、三月の終わりごろ。西行は桜を熱愛してたから、できることなら満開の桜のもとで、それも、出家の身としてはお釈迦様と同じころに命を終えたいって願ったのね。そういう思いの込められた歌なの。散りしきる桜に埋もれて死ぬなんて、美しいとは思わない?
― 77ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(788レビュー)
重荷を背負った者同志にしかわかりあえない恋愛感情が美しくて切なくて、いつの間にか引き込まれてしまいます。
幸せと引き換えの様に訪れる運命に翻弄されながらも、強く激しく人を愛し続ける青年は、素朴で感情に素直であるだけに、 読み進める度に胸が苦しくなります。
女性作家でここまで見事に19歳の青年を描ききれるところが流石です。心理描写が卓越していて、変な気取り気も無く、素直な感情のうつろいや、ふと滲む涙の訳まで、一文字も無駄の無い文才で語りかけてくれます。
巧みな情景描写から 風や音、空の気配と色も寒暖も、どこまでも美しく、すんなり感情移入出来てしまいます。
ラストが唐突なのと、しっくりこないタイトルが微妙に心残りですが、久しぶりにどっぷり楽しめる傑作でした。
年下男子と年上女子の恋愛もの。彼の境遇に同情するものはあるが、高校時代の彼女の姉と病気の父親の主治医という奇遇な所で繋がってるお安いストーリーがバブル期に作られた小説だからか。恋愛小説に浸りたい人向け。
年上の女性にあこがれていても、うまくいかない時期ってありますよね。
自分のことをまだ男として思ってもらえない歯がゆさ。それでも必死に愛している少年の姿に自分を照らし合わせてみたりするのもよいひと時でした。
最後の流れはどうしても腑に落ちないけれど、それでも純粋に好きと思う気持ちをみずみずしい文章で語りかけてくる本作は、忙しい日常で「恋」を忘れかけた私にとっての栄養剤になりました。
とてもピュアで綺麗な恋愛小説。読みやすくいっきに読めました。ストーリーは凡庸だけど、心に響くものがありました。泣きはしないけど、いい小説です。恋愛ものにひたりたいときには、お勧めですね。
恋愛小説と銘打たれたジャンルの作品を読んでみようと思って手に取った本。苦手意識はなかったものの、ガツンと激しく心を揺さぶられるでもなく、読みやすい文体でスルスルと読めました。クライマックスで人を死なせるという手法よりも、遺された人が何を感じたかを書いて読者に共感させる方法が、私にとっては新鮮だったかな(?)今までがファンタジー畑で培養された読書脳なだけに、人の心だけにフォーカスしたお話というのは少々照れくさいと思ってしまいました。
さらっと読めるけれど、ご都合主義感が拭えない作品。
読みやすいゆえに、後に残らない作品だった・・・。
やたらと「泣ける」系の物語が流行ってたころだったので、余計に安っぽく思えたのかな。
今読んだら言葉遣いにも注目できると思う。
ただ、読書するきっかけになった本なので、中高生向けには調度いいのかな。
悲恋ものですが、
何度読んでも泣けます!
これを読むと、もっと真剣に
人を愛したくなる、そんな作品です。
恋人や家族に対して
前ほど情熱はないなんて方は是非(笑)
私は「歩太」という主人公の名前が好き
すごく誠実な感じがするし
一歩一歩
ゆっくりでも前進していく
芯のしっかりした人物を想像させる
音の響きも良い
内容はすごく純粋できれいな
でもありきたりな恋愛小説
言葉の選び方はとてもきれいで
すぅーっと心の中にしみてくる
心の中で情景が広がる
少々重い内容もあったけど
心が洗われるような
病んでるときに読みたくなる
そんな本でした
ダブルファンタジーを描いた人と同一人物とは思えない(^^;)笑
泣ける純愛小説
というキャッチフレーズに惹かれ購入
。。。が全く泣けませんでした。
この作品確かに泣ける要素は沢山あると思う
だけどあまりにも突拍子すぎるし
なにより感情移入が出来ない。
リアルな話ではある
だがあまりにも非現実的な気がしてならなかった
ただ優しいきもちになれるし
綺麗な表現で綺麗な小説ではあると思う
期待が大きかったので少し残念でした。
年下男子と年上女子の恋愛物語。

