みんなのレビューページ
みんなの感想・レビュー・書評
(17レビュー)
傾暉の章。
輝き、勢いに陰りが見えてきた。
宋崩壊後、金、梁山泊、宋禁軍の残党である岳飛や張俊、青蓮寺が操る南宋の勢力が並立し、危うさを孕んだ状態が続く。
新しい国としての梁山泊を支える交易の道を開くため、韓成は西夏で尽力する。
祭りの後のまったりとした日々にも新しい芽が出てきた。何より天才岳飛が負けに負ける。負けた分だけ岳飛は強くなる。そして、その天才岳飛や幻王楊令すら肌に粟立たす「秦容」がその片鱗を現し始めた。うん。何か始まりそう。
いったいこの話はどこに向かうのか、どこが終着点なのかと思いながら読み進めた。梁山泊の交易が成功し始める。各勢力は混乱しつつも徐々に安定を取り戻し、新たな戦が始まる。岳飛の脆さと強さ。梁山泊の二代目たちも、先代に匹敵する輝きを持ち始める。本巻では、狼牙秦容の台頭が著しい。そして黒旋風李逵の魂を継ぐ男も。ここまで来たら、どこまでも続いて欲しい。
第11弾
初めての岳飛軍との戦闘、梁山泊が勝つには勝ったが今後どうなるのか、交易を含めた行方は
南宋を画策する青漣寺は。
歴史書を読んでいるのかフィクションを読んでいるのかよくわからなくなってくる。
貿易を活発化させる梁山泊と、統治者であることに悩む岳飛。岳飛が一番迷い悩む役なのかしら。史進がなんとか無事で安心。秦容は秦明と林冲を同時に受け継いでいるのでしょうか。そしてまさかと思う人物が岳家軍で戦死……!
楊令が中心となって梁山泊の国作りを始めて、東の日本から金、西夏、ウィグル更にその先のシルクロードに繋がる交易を国の稼ぎとする新しい国が形として見え始める。その過程で、楊令は再び耶律大石と会い、新しい国造りの考えを吐露し、大石の建国に手を貸していくことになる。 一方、北の金では、燕雲16 州から中原さらに黄河の北まで宋を滅ぼして手に入れてしまった事に戸惑い、まだ本国が固まっていない状態でその支... 続きを読む »
淡泊に徹しようとしているな~北宋はすでに崩れ,趙構が江南で帝を名乗っているが,金軍に追い回されて未だ国の形をなしてはいない。金は長江まで兵と将を送ったまでは良かったが,岳飛の軍があり,張俊の軍があって,帰り際に痛打を浴びる。宋という国がなくなると,梁山泊の糧道であった闇塩が意味を持たなくなり,楊令は日本との交易の外に西域との交易との交易を重視し,西夏や西遼との関係を穏健なものとする。李富は内紛のために金が退き,南宋という国ができそうな予感を抱く~作家一人の力で,このシリーズを描いていくことは最早,不可能だと感じた。集英社のスタッフか,北方謙三というプロダクションが動いているような気がしてならない。すでに,プロジェクトという枠をこえているのではないか?
なんというか、もうここまで来たらなんでもかんでも、とにかくおもしろい!新しい「国」梁山泊を造ろうとする楊令。そのために西夏を越えてさらに西の国と日本を結ぶ貿易路を拓く。この日本の交易場所が東北地方の十三湊である。都は平泉。そういう時代背景なんだな。こういうところは北方楊令伝ぢゃないと絶対に判らないな。揚子江の北岸まで押し寄せて江南の南宋を打とうとする金軍。南宋にじぶんの子供の血を入れた「国」を造ろうとする青蓮寺の李富。たぶん。旧宋禁軍の岳家軍と張家軍はどちらにつくのか。そして、岳飛の軍との戦が始まる。そのなかで、一兵卒として、とんでもない強さを発揮する秦明将軍の息子秦容。いやいや、これらが全部北方謙三による創作物語なんだから凄いや。もうどこまでも続いてくれ。どこまでも読むから!
間奏曲w
戦いが一段落し、梁山泊、金、そして各地の軍閥がいったん腰を落ち着けます。
梁山泊は韓成の働きにより、懸案であった西夏の交通を確保して西域との交易を開始。
巨大な中継貿易がもたらす利益に...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

