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みんなの感想・レビュー・書評
(104レビュー)
妻ともうまくいかず、仕事もその為にやけになって辞めちゃって実父の別荘(山荘のようなもの)で父と二人で過ごす夏の日々の話。
パラレルの主人公と同一人物かも。妻は不倫していて、結局不倫相手が遊びでうまくいかなかったみたいけど、不倫したという事実をどうしても許せない。話のはしばしに散らばる妻への消せない恨み辛みが情けない感じに描写されている。「パラレル」でも思ったけど、この本でも恋愛に関しては男の人の方がねちねちしているのかなって思った。
それでも世間一般の父親よりいいかげんっぽい父(実際に2回離婚して、今は3回目の結婚をしている)とのやり取りや、別荘での日常生活の描写が良い感じにおもしろく、話の重みを中和している。話の舞台が自然の中でなければもっともっと重くて読みすすめにくい話だったかも。
夜中に友人のとりとめのないはなしを聞いているような、どんな返事も求めていないだろうし、わたしもただ、ふうん、と打つだけの間延びした会話のような、山荘にこもる二人の怠惰な夏休み。しかし夢で続きをみてしまったり、ある日なんとなく思い出したり、残るものがある。うやむやにしているのはジャージのわたしかもしれない。
表題作と続編「ジャージの三人」の二編を収録。群馬県の山中、浅間山近くの標高1100メートルのところにあるレトロな山小屋が舞台である。祖父母が戦後に購入し、増改築を繰り返してきた古い山小屋だ。「ジャージの二人」は、その山小屋へ後片付けのために向かう父親に同行する僕が主人公。どこかやるせない、男二人の殺風景な山小屋暮らしが描かれる。「ジャージの三人」は一年後の同じ山小屋での暮らし。今回は別れる予定の妻... 続きを読む »
出口の見えない状況で、現状を打開しようとせず決断を先送りしたまま山荘で時間稼ぎのような、現実逃避のような暮らしをする息子と父親。何も起こらないし、起こさない。道は一つしかないのに、選ぶ勇気がないのか見てみぬふりで自分をごまかすような。でも、きっとそれが現実なんだと思う。
別荘地で過ごす父との夏、と言えばオシャレな感じなんだけれど、息子は会社を辞めて小説家を目指しているというぐうたらぶり。
そこへきて、二人してジャージで過ごすんだもん。なぜだか小学校のネーム入りだしね~、笑える。
ご近所さんの作詞家、遠山さんも独特の雰囲気で謎だらけ。
ジャージの三人は、この二人に義妹が加わる。
H22.8.4
別荘って、いろいろ大変なんだよね。
お布団も畳も湿気てカビ臭くなるし、食べるモノだって・・・
別荘を建てるお金で、何回でもホテルに宿泊した方が絶対にいい!!
と主婦は特にそう思います。
浮気に使う人も多そうだしね~
淡々としている。
淡々とした小説にはヒーリング効果をつい求めてしまうのだろうか。
つまりこの小説には効果がなかったせいなのか
イマイチであった。
主人公に入り込めない。
妻が不倫しているのを静かに責めてることくらいしか
感情の波が、揺らぎが、見て取れないもの。
感情が描かれてなくても入り込める小説はあるのだけど。
もしくは、入り込めなくても、他の要素で入り込めるものもあるけど。
しかしムリだったということは、まァこの小説の波長が私とは合わなかったのだろうな。
でもこんなゆったりとした生活おくりたいです。
これが幸せかどうかってなると、考えちゃうけど。
「僕」は「父」と二人、ひと夏を北軽井沢の別荘で過ごす。「僕」は現在無職、妻は別の男と恋愛中。二人は、毎日食事を作る。大島弓子の漫画にでてくる、「バターをぬってからパンを焼くかパンを焼いてからバターをぬるか」問題を持ち出したり(だからこの単行本の表紙は彼女の絵だ)、「アルフォート」や「プリングルス」や「ジャイアントカプリコ」のような固有名詞がぽんぽん出てくるくらい食べ物に対する執着はあるのに自分たち... 続きを読む »
普段の生活を離れ、だらだらとしている、いい歳した男二人、というのがなんともいえない脱力感をさそいます。しかし、心のすみには普段の生活が離れずつきまとっているようで、もやもやもしたり、とただの脱力系ですまされない作品でした。
映画と合わせた感想です。 「アヒル鴨」のDVDで新作情報として紹介されてたとき、 こんな映画、誰が観るんだよ、と素で感じたものだったんですけど(すいません)、 公開中の評判は全く聞こえてこないまま、何故か原作読んだタイミングばっちりでレンタル開始。 借りちゃいましたよ、新作一泊二日300円で(笑 私にとっては「よっぽどのこと」。 笑っちゃうくらい原作どおりでした。淡々っていうかド... 続きを読む »
二度目です。「ねたあとに」の世界に没頭してからこちらをまた読み返すと、なるほどなるほどと思えてきます。あの山荘でのあんな楽しそうな遊びの数々はこうやって育まれてきたんだなぁとしみじみ。ジャージの三人の方もやっぱりイイ。映画化されてそれは観てなかったけど私は大島弓子さんの絵でこれを買ったんだ。
映画を見たので。長嶋作品のゆるさは大好き。堺雅人キャスティングはぴったりです。
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