みんなのレビューページ
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
(28レビュー)
ひらがなから広がるストーリーが、想像もしていなかったファンタジーの世界に連れていってくれる作品でした。想像するだけでワクワクする世界がそこにはあり、だけど最後にはトン…と心に何か落ちてくるような、忘れていた大切なことを気づかせてくれるようなストーリーの数々に出会えました。
私は「ごっとはんど」「いぬ」「おと」などが好きです。大人向けの絵本を読む感覚で楽しく読めてしまいました。
読みやすいショートショート。
一番最初の「こゆび」・・・素直に笑えました。
とても居心地のよいお話ばかりで、こういう方が読みやすくて好きです。
小指が、自分の存在をないがしろにしすぎると怒っていると親指が反論し、次に胃が、腎臓が…。『こゆび』
ゴッドハンドを持つお医者さんのおじいちゃんのお話。『ごっとはんど』
蟻からもらった卵を大事にしているまゆこちゃんのお話。『たまご』
などなど…。
ショートショートなので、あっさり終わってしまいますが、クスッと笑ったり、じーんときたり、えっ!?って驚きだったり、ちいさな手品のように次々と楽しめます。
大人むけの童話。とでもいえばいいのか。
ショートショートしてはありなのかな。
ストーリーが全体的にゆるい、ぬるい。
後味がいいものも悪いものもあって、一冊とのバランスは悪くはない。
短編が書けなくなってた新井素子さんが、天国の星新一さんに導かれ(?)、ショートショートを刊行!
ノスタルジーを感じる作品や、ちょっとブラックな作品、中身は色とりどりです。
でもなんだかどこかで読んだような話が多かったかなぁ。
第6話の「かげ」は、青い鳥文庫のクレヨン王国シリーズに似たような話があったし、第7話の「ゆめ」も、むかーし月刊ニュータイプに載ってたショートショートにそっくりなものがあるんですよね。
久々の素子節が懐かしくもあったのだけれど、「これ!」っていう作品はなかったです、うーん残念。
出会ってしまった!と。
いやーこれはたまらなく好き。
初作家さんですが、なんで今まで読んでなかったんだよ、私!って久しぶりに思いました。
星さんより柔らかくてSFというよりファンタジーなんだけどあったかくて。
中でも「くものいと」と「ごっとはんど」が好きでした。
タイトルがひらがななので、もっと子供向けの話かなあと思ってた。
ちょっと怖かったりほのぼのしたりジーンとしたり。
ちょっとずつ読むつもりだったのに、
一気に最後までよんでしまった。
特にツボだったのは「ひみつ」「おと」「のっく」。
「たまご」のどうなっちゃうの!?ってところで終わってしまうのも好き。
(10.04.26)
図書館
(10.04.24)
10代の頃に濫読したのが新井素子さんの本。
この本は星新一さんのショートショートを意識した本です。新井素子っていう名前だけで、僕は本を買ってしまいます。この本の中にも以前感じた新井素子節は、ありました!それが嬉しいよ。
う、うーん。
ショートショートを「書ける」ようにはなったんだろうけど、でも向いてないと思う。
話をふくらましてふくらまして、うわーって感じのいつもの長編が読みたいです。
あと何年待てばいいのかなぁ…
新井素子によるショートショート集。15話収録。私の好みは「かあてん」「ひみつ」「くものいと」「おと」「たまご」「のっく」など、後半の作品。「のっく」は、まさに星新一へのオマージュになっていて、感慨深かった。
やーおちが上手く決まってないのもあるし、小指さんや腎臓さんが出てくるとか、SSの癖に妙な説明口調が入るとか、良くも悪くも「新井素子」的ですよ。
「ごっとはんど」はいいかんじ。
装画 / 坂崎 千春
装丁 / 松田 行正+日向 麻梨子
初出 / 『小説すばる』2006年1月号、8月号〜2007年7月号、書き下ろし2本
≪内容覚書≫
星新一氏にお世話になった新井素子が送る久々のショート・ショート。
こゆび、くしゃみ、ふとん、かあてん、等、タイトルはすべてひらがな。
平易な話し言葉で語られる不思議なお話15編。
...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

