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この作品からのみんなの引用
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好きな人と一晩を明かすことが、どれくらい特別な悦びを与えてくれるかを、知っています。
― 58ページ -
「俺の授業中に寝るとはいい度胸だったな」
「すみません」
「今度同じようなことをしたら即座にこの竹刀が飛んでくるぞ」
「はい…」
「しかし、自分の為ではなく、人の為に必死になれる、場所柄をわきまえず泣けるのは悪いことじゃない。だから今回は、特別に訳も訊かないし、叱りもしない。――お前には大事な人がいるようだな。男なら、守りきれないと解かっていても、最後まで守ることを放棄するなよ。必死に抵抗し、もがけ」
― 49ページ -
「君と出逢ったこと。―それが私の生まれた意味の全てで生きた意味のぜんぶ」
― 76ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(108レビュー)
「私ね、あと一週間で死んじゃうの」
病的な作品が多い野ばらワールドでは」珍しい作品。ありがちな設定だけど、泣ける。残された一週間を、大好きなロリータ服と大好きな恋人と過ごす少女の様子が淡々と書かれていて、それがまた泣ける。
「君と出逢えたこと、それが私の生きてた意味の全部」
この文句、グッとくるぜ。
嶽本野ばらなりの携帯恋愛小説といった感じでした。
野ばらちゃんの小説はわりと切ないのが多いですがこれもそんな感じ。
中身はよくある携帯小説やらなんやらのように病気で余命いくばくかの少女と恋人の男の子の話でした。
ただ、何の障害もなくひたすら幸せな耽美なお話です。
いつものようにお洋服沢山できらきらひらひらしていました。すてきでした。
死というテーマの割に軽く読める。
悲壮感なく、最後まで好きなことをし通す姿勢、ロリータ根性?がらしいと思った。
生まれてくること、生きることに意味はあっても、死ぬことに意味はない、に納得。
「私ね、後、一週間で死んじゃうの」
ロリータに憧れる女のコとその恋人の男のコの一週間。
結末の分かっている中での幸せな日常ってどうしてこんなに
切ないんでしょうか(´;ω;`)ブワッ
こんなに誰かを好きになって、好きになってもらって
あと大好きなお洋服にかこまれてって、女の子の幸せだよなぁと。
この作者ならではの、忠実なロリータ服描写がやはり素敵。
そして主役の2人の空気感がかなり素敵。
読んでて胸が熱くなりました。そして号泣。
野ばらさんの小説を他人に勧めるならこれにする。
とにかく分かりやすい純愛。
不治の病の少女という設定なので、
読み始めた瞬間からラストは想像できる。
そもそもその展開が嫌だと言うなら避けるべきではあるけれど。
平凡な少女が最後に何を見てどう行動しどう考えるのか。
ありがちな話だから同じ設定のものはいくらでもある。
その中から「ハピネス」を選んで読む価値は充分にある。
野ばらさん好きなんだよねぇ。
お洋服に対するポリシーの強さとかってここまでくればかえって楽しい。
これはお涙頂戴物。
個人的に読んだ時期が『美丘』とかぶるからどうしても比較しがちになっちゃうんだけど、僕は断然こっちのが好きだ。
死んじゃう彼女に精いっぱいの愛をささげ、精いっぱいの愛を与える彼女。
そんな相思相愛ぶりが良かった。
なんだろう切実なんだよね。
野ばらさんの文章は切実なんだ。
死の淵に立たされても絶対に自分は曲げないっていう切実感。
どの作品もそうだけど、ハピネスでもそうだった。
引用した文章はいくつかあってどれも長いから断念するけど、是非読んでいただきたい作品です。
「私ね、後、一週間で死んじゃうの」
唐突な始まりに興味を持って読んでみた。
嶽本野ばらの作品は「エミリー」で衝撃を受けたけど
読んでみると、ある意味慣れたみたい。
でも余命一週間と宣告された子とその彼氏が純粋に過ごす時間はかわいくて
悲しくて、でも満たされてて。
人の死には意味はない。
生きてるからこそ生まれた意味が考えられる。
統計学的に宝くじで3000円あたる確率と
日本人の人口と一年に死んだ人数で確率をだすと
同じようなものらしい。
う~ん。
「エミリー」とは違う衝撃。
彼女が可愛すぎて、切ない。
ありふれた物語だけど、すごく感動した。
僕と彼女は今日も平凡で
ありきたりな毎日を、
ウルトラ・ラッキーで、
ウルトラ・ハッピーに過ごしています。
この人の小説は初めて読んだけど、1文の間に読点が多い。(「下妻物語」は映画を観た。 句点で一旦終わらせようよっ!!と思ったのですが…これが普通なの? これのおかげなのか、1週間と期限が決まってるおかげなのか、流れが凄く緩やかに感じました。 死を告知されて、それがたった1週間で。 だけど、「たった」と思えるこの1週間が凄く充実している。 「死」について改めて考えさせられる素敵な本です。... 続きを読む »
やっぱりまた人が死ぬ話か・・・
と思ったけど、今までに比べるとただ退廃的なだけでなく
生きているうちに好きなことをして、幸せなまま死ねることは
ただ不幸ではないと示唆しているのが、まだ救いか。
読後感は悪くなかったです。
内容は特に目を引くところも無し。洋服や装飾品、インテリアのディティールの描写が細かくて、ロリータ好きな人はワクワクするのかも
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

