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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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「なにが正しいか正しくないか—もちろんそれもとても重要な問題だ。しかしそのような個別的な判断の過ちは、多くの場合、あとになって訂正できなくはない。過ちを進んで認める勇気さえあれば、だいたいの場合取りかえしはつく。しかし想像力を欠いた狭量さや非寛容さは寄生虫と同じなんだ。宿主を変え、かたちを変えてどこまでもつづく。そこには救いはない。」
― 385ページ -
「これだけは覚えておいたほうがいい。結局のところ、佐伯さんの幼なじみの恋人を殺してしまったのも、そういった連中なんだ。想像力を欠いた狭量さ、非寛容さ。ひとり歩きするテーゼ、空疎な用語、簒奪された理想、硬直したシステム。僕にとってほんとうに怖いのはそういうものだ。僕はそういうものを心から恐れ憎む。」
― 385ページ -
彼はカウンターの上に置かれていた長い尖った鉛筆を手に取り、それを眺める。その鉛筆は彼の身体の延長線上にあるもののように見える。
― 383ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(1452レビュー)なんだか哲学的な感じ。登場人物がそれぞれ個性あふれて目が話せない。性同一性障害にして同性愛者の大島さん、家出少年のカフカ。猫と話ができて不思議な老人ナカタさん。下巻に期待。
15歳の田村カフカ。 当時の自分とシンクロしすぎた。 ストイックに、ストイックに。自分は絶対に「あぁ」ならない。堅く信じてやまなかった。 深く沈みこむ事の、何が悪い。 皮肉って、皮肉って、皮肉って。 誰にも理解されなくていい。むしろ理解されなくていい。 「理解」なんて、何処まで行っても自己満で、解ったとおもったその瞬間、まさに崩れる。 どれだけ自分の欠片を集めたって、100にはな... 続きを読む »
なんと、7年ぶり(!)の再読。
これを読んで、知らなかったジョニー・ウォーカーを飲みに行ったり、思わずうなぎを食べに行ったり、早くも「今は昔」の出来事になってしまっている。
内容はほとんど忘れていたのに、断片的なシーンが映画のように頭の中に残っていた。
なんでわたしはこんなに忘れてしまうのだろう?
ちゃんと覚えていられたら、カフカ少年や大島さんのように、ちゃんと物事を感じたり考えたりすることができるのに。
それにしても、猫はいいなぁ。
魅力的な登場人物ばかりなんだけれど、ナカタさん、すごく好きだ。こんな人、そばにいてほしい。
複数の話が代わる代わる少しずつ進む。
その登場人物には謎が多いし、話自体もどう繋がるのかサッパリわからない。
不思議だ、何があったんだろう、何が起こるんだろう、こうなるのかな、やっぱり違う、と、もどかしい気持ちで、それでも少しずつわかりはじめたところで上巻はおわり。
続きを早く読みたい。
カフカ君の旅の章を楽しみに読んだ!
森の中で、雨水で体洗って、て広げて、生きてるって感じる
とこがいい。
わたしは、人と繋がってることを求めるし、人間関係のために生きてるみたいなもんだけど、
小説に出て来る"孤独"も惹かれるんだな。
小説いっぱい読むぞ!
最後、怒涛で繋がってくるのかなー、と思ってたのに
う~ん、下巻に続く!か笑
15歳の少年を中心に進む、現実と仮想と生と死と愛と性が入り乱れた不思議な物語。
とてもいい作品でした。本の展開と自分の気持ちの抑揚が寸分違わず同期するように、本に引き込まれてた感じがします。
思わず溜め息が出てしまうような素晴らしい表現がいくつもありました。全部書き留めておけばよかったかな、忘れちゃうのが惜しいです。
作中の少年の台詞。
「お母さん、僕はあなたをゆるします。」
ゆるすというのは、とてもいい言葉で、とても哀しい言葉ですね。
例によって今更な本を読んでいるわけですが…
オモロイなこの本。
二つのエピソードが同時進行してってのはよくあるパターンですが、まるっきり違う話がどちらも目を離せない面白さ。
そして、予想しない形でリンクする展開と…いいですねぇ。
なんかSF小説として読んじゃってますがいいんでしょうか。
村上春樹の小説の感想だったら、もっと小難しいこといったほうがいいのでしょうが…
ニイミヤは頭が悪いので難しい感想はかけないのであります。
しかしニイミヤは下巻も楽しみなのです。
IBのExtended Essayで使った本。エッセイタイトルは"『海辺のカフカ』における空間の役割"。思い入れは極端に強い。
3,4度めの再読。
大好きな作品であることは間違いなくて、登場人物も非常に魅力的で、圧倒的な暴力と静謐な世界の対比は「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」のよう。
でも、感想は書けない、とてもまだ。
ストーリー(流れ)はわかっているのに、下巻を読むのがものすごく楽しみ。
大島さんに道案内されながら読んでいるような気分。素敵な図書館。(2012.1.22)
「僕」の美しい文と「ナカタさん」のユーモア。双方の章が絡みあって、少しずつ物語が展開していく村上手法の面目躍如。
『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を読んでからこの物語を読むと、村上春樹がデタッチメントからコミットメントへとシフトしてきた様子が垣間見える。
もうちょっと時間が経って、大人にならないと感想は書けないかも。でも、好きだよ。ノルウェイの森よりずっと好きだな。ノルウェイの森も深くていいけど、何しろこれは長い。考えをまとめるのには時間がかかるよ。
というのが今の感想かな。
「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」―
15歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、
小さな図書館の片隅で暮らすようになった。
家を出るときに父の書斎か...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

