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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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夢の国で流した涙がこの現実につながり、やはり私は口惜しくて泣いているが、しかし、考えてみると、あの国で流した涙の方が、私にはずっと本当の涙のような気がするのである。
― 251ページ -
「唐詩選の五言絶句の中に、人生足別離の一句があり、私の或る先輩はこれを、『サヨナラ』ダケガ人生ダ、と訳した。まことに、相逢った時のよろこびは、つかのまに消えるものだけれども、別離の傷心は深く、私たちは常に惜別の情の中に生きているといっても過言ではあるまい。題して『グッド・バイ』、現代の紳士淑女の、別離百態と言っては大袈裟だけれども、さまざまの別離の様相を写し得たら、さいわい。」
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・・・この都会は相変わらずです。馬鹿は死ななきゃ、なおらないというような感じです。(メリイクリスマス)
みんなの感想・レビュー・書評
(124レビュー)
離れて暮らす妻子と暮らすために10人の愛人と別れようと、美女キヌ子と組んでひとりひとりお別れしていくおはなし。
伊坂幸太郎がこの未完の「グッド・バイ」を元に書いたっていう「バイバイ、ブラックバード」読みたい。
人間を書く太宰作品はいつ読んでも、何を読んでも、惹きつけられ、深くその世界にのめり込むことができる。グッド・バイの続きを読みたいと思うと同時に、未完であることが彼らしくこの世への余韻を残しているのかとも思える。グッド・バイ
太宰の小説は一気に読むのが勿体なくて、読むペースが遅くなりますね…。ここでは特に気に入った短編について書こうかと。
『薄明』娘を心配するお父さんの姿にほっこりしました。
『フォスフォレッセンス』「この時期の作品には、なぜか死者やあの世の影が濃い。」と解説にはありますが、不思議と冷たく暗いイメージは無かったです。色で例えると無色透明。あくまでも私にとって、ですが。美しい文章に引き込まれます。つい引用してしまいました。
『グッド・バイ』田島とキヌ子の関係がすごくいい。表題作ということに納得。文章は淡々とリズムよく進んでいきますが、この二人の会話に思わずニヤリとさせられてしまいます。未完なのが残念…。
表題作が未完で終わってしまったのは惜し過ぎる。太宰は『人間失格』などの暗く重い私小説と並行して、今までに読者を笑わせるような、そんな滑稽な小説も何本も書いてきた。この『グッド・バイ』は、僕が読んだ太宰のユーモア小説の中では、一番おもしろいと思う。ところで、この短編集の中に『美男子と煙草』という作品があって、この出だし2ページくらいにわたって、太宰の「古い者たち(他の文学者たち)」への怒りが吐露されている。これを読んだ当時、「年上だからって威張りやがって」という怒りが同じくしてあった僕は、共感し過ぎて泣いた記憶がある。
戦後、
まだ人間地獄は終わらず、
たまらなくなったのか、
太宰治は自殺した。
それはこのように、
言っていたのかもしれない。
「俺は先に逝く。
お前らは、
まだこの地獄にいとけ。
『グッド・バイ』」
と。
未完のまま終わるのはヒドい!気になって仕方ないじゃないか。
どの短編も面白かった。内容は明るくはないけど、どことなくコメディタッチでたまに可愛らしい。『恋しちゃったんだもの』みたいな文が入ってたりして、太宰はいいなぁ。
高校の頃に読んだような気がしていたけど、全く覚えていなかった。
こんなにコメディタッチな小説だったのね。そして、未完。永遠に完成しないが、続きは頭の中で創作するとしよう。
描写自体は平易だが、読み取るべき言葉は多いと思う。生きることに対する不安が前提条件として流れている。人間失格ではそれを全面に押し出していたが、「当たり前に存在するもの」として描写されているのがうすら寒い。
ん、太宰作品のなかでは比較的平坦な読み物。かといって入門編ではない。他の作品を紐解いてからこの作品にてをだしても遅くはないと思います。まぁ、最後の作品ですし・・・。
標題作について、遺作の未完というのがなんとも残念。
おそれいりまめ女と編集長の掛け合い、想像するだけで笑ってしまう。
六十年も経てもなお色褪せない太宰のユーモアに脱帽。
はじめて読んだ中学生のころ、「グッド・バイ」の続きが読みたくて読みたくて仕方がなかった。『人間失格』を書いた人とは思えない軽やかな展開に、わくわくしただけに残念だった。こんなに続きが気になるなら読まなければよかった、と思った本。
今読んでもやっぱり面白いな。
いくつもの短編と戯曲、内容詰まった作品。
全体的に戦時中と戦後の少し悲しい現実を描いているけど、でも笑ってしまうようなユーモアで溢れている。
それを飽きさせることなく読むことができる表現。
太宰本人が変な日本語を読むとかゆくなると言うだけあって読みやすいし引っ掛かるところもない。
太宰はやっぱりすごいよー。
太宰治、未完の絶筆。
執筆中に入水自殺をはかり完成はしなかった。
この本が完結していたら
新しい太宰治の魅力が開花したかもしれない。
太宰は重く暗く退廃的な作品が多いが
これは少し違...
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