- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101006185
作品紹介・あらすじ
石垣島制圧に沸く琉球国を、祝賀のため訪れた蘭人たち。彼らが献上した軸物を見るや国王はたちまち顔面蒼白になった…。表題作「地図」をはじめ、「怪談」「花火」など同人誌等掲載の初期作品を通して、中学生津島修治から作家太宰治誕生までのドラマを読む特別篇。後年、太宰の筆と確認された「断涯の錯覚」や、文庫初収録の「貨幣」「律子と貞子」など文豪への出発点を刻印する作品群。
感想・レビュー・書評
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音楽業界風に言えばメジャーデビュー前のインディーズ期の作品集。「哀蚊」「貨幣」が良かった。
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同人誌時代の短編は、あっさりしていますが、それでもやはり上手い。
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発表されているものが全てだと思ってしまうけれど、ちゃんと書きつづけて太宰治になったんですね!「貨幣」が楽しかったです。
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2019年1月10日読了
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新鮮。貨幣と角力が良かった。
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2016/9/28
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ここに収められる作品のほとんどは太宰が中学生・高校生だった頃の作品。10代の頃の作品が、全集ではなく文庫として出版されるとは……太宰がいまだに現代のトップランナーであるか、その人気がわかる。
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自分を客観視して何を欲したのか?