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みんなの感想・レビュー・書評
(139レビュー)会社員生活も長かったし1年だけだが組合活動も経験したが、この本に出てくる国民航空の政治家絡みのすさまじい腐敗ぶりはちょっと信じがたい。半官半民の大企業に蠢く登場人物がいきなり増えて話が少しわかりにくくなる。さあラスト1巻!
うーん、すごいんだけど、何かちょっと・・・という部分も。
迫力はあるし、正義とは何か、安全とは何か。
それは非常によく伝わってくるのですが。。。
賄賂体質な会社の様子をこれでもか、と描き続ける4巻だったので、ちょっと消化不良ですね。
この四巻は、いよいよ具体的に国民航空の改革に取り組む主人公の活躍が描かれる・・・と言いたい所だが、そう一筋縄にはいかないので、読む側もやきもきすることになる。 トップ人事の刷新にまつわる政治かけひき、新会長の誠実な人柄と苦悩、主人公の奮闘ぶり。相変わらずぐいぐいと引き込む山崎氏の筆致に身をまかせつつ、この小説が「事実を取材した上で再構成した新しいタイプの小説」であることにゾッとするのだ。 ... 続きを読む »
ジャンボ墜落のあと、航空会社の再建のため総理の意向のもと関西財界から真面目に信念を持った男が会長として就任。主人公はその会長室の部長となり、会社の改革を進めていく。
しかし、会社内の不正や政界との癒着、複数の労使間のいがみあいなど、改革は思うようにすすまない。
主人公の努力がようやく報われてきたのを嬉しく思うのと同時に、大企業内部の膿のひどさに嫌悪を感じる。
オリンパスの粉飾決算事件や大王製紙前会長のカジノ使い込みなど、大企業の不祥事問題ニュースを最近よく耳にする。会社が大きくなりすぎるとそういった闇の部分がどうしてもできてしまうのかな。
巨大航空企業の不条理さに闘いを挑んだ男のドラマ4冊目。
史上最大の墜落事故を経験した大企業の腐敗した姿が明らかになる。
そんな中、新会長より組織建て直しの為に会長室部長に抜擢される。
しかしそれはあまりにも巨大な暗闇への1歩であった。
国と企業との癒着振りがこれでもかと出てきます。
主人公はそんな暗闇の中、いわゆる懐中電灯もなしに歩いていきます。
あまりにも巨大な組織相手についつい興奮してしまいます。
政府と準国営企業の腐敗振りに興味がある人にお勧めの作品です。
当時の郵政や日航と絡めると面白いと思います。
四巻まで読了しました。
三巻の飛行機事故の話では日航機墜落事故の犠牲者の名前やボーイング社等が実名で出てきたりしてドキュメンタリを読んでるのかフィクションなのか分からなくなってくるくらいリアルな作品。
今は鋭意最終巻を読んでます。
山崎豊子先生の言葉遣いがとてもわかりやすく、読みやすい。知らない言葉が出て来たとき、辞書を引かなくても文脈で意味が分かる。まるで音程をまったく外さない歌手みたい。
それと、私は、国見会長がとってもいいと思いました。恩地さんはちょっと意固地すぎやしないかな。
く、黒い、黒すぎる。国航幹部や新労組員の金銭欲や、墜落事故の影響を
感じさせない既存利権への執着心がさまざまなエピソードの中で描かれ、
国民航空の堕落ぶりがさらに明らかになる。特殊法人というぬるい環境が
その土壌を作り、バブル期の浮ついた経済状況がそれに拍車をかけている。
恩地さんの魑魅魍魎という言葉がしっくりくる。フィクションだと信じたいけど、
程度は違えど似たようなことは本当にあったんだろうな。最終巻の次巻で
どういう風に決着がつくのか、楽しみ。
今のJALも同じなのだろうか。全く違う産業界から会長になった孤軍奮闘ぶりは今のJALの再建体制にどううつっているのだろう。更に今のJALのことが気になる。裏金でいい暮らしをしている生活ぶりが何とも空虚に感じ何ともいえない。
ちょっと読み疲れてきた。。
全3巻か4巻にできた気がする。
結局、社会的良心とは何かとか
会社が公器としてなんであるかを問いたいの
だと思うので、少し取材内容を書きすぎなきがする。
高度成長期のバスや不動産と同じく飛行機も
利権が絡んでいたのを生々しく実感するのに
やくだつけど。
(登場人物や会社名を全部、実物に転換して読むと)
感慨を覚えながら読み進めている本書も、いよいよ終盤にさしかかってきた。遺族係だった恩地元は、内閣総理大臣から三顧の礼をもって実業界から迎えられた国見会長の抜擢により会長室の部長に転任する。本巻においては恩地の活躍よりも、公明正大な国見会長の人柄、魑魅魍魎とした国民航空のブラック社員・役員が様々に描かれていた。墜落事故を詳細に描いた前巻の御巣鷹山篇はいささか技術的な内容だったが、文系の私にとってはや... 続きを読む »
著者の骨太で読みごたえのある作品が好きだ。この巻は、墜落事故により、組織の建て直しについての組織内の、所謂ドロドロが描かれている。皆、力合わせなければいけないのに、自分の地位や名誉や体裁ばかりを考え、人を蹴落としたり、騙したり、媚びたり等々。国見会長と恩地がいい。二人に共通するのは、まさに「独り立ちて、強き者は真の勇者なり」か。
恩地属するクリーン会長チームvs甘い蜜をしゃぶり続けたいダーティーチーム。
恩地さんをたらいまわしにし続けたダーティーチームの内部がようやく見えてきます。
別に恩地さんに同情するわけじゃないけど、あれだけ私利私欲にまみれた上位層を見せ付けられるとさすがに会長がんばれっ!!ってなる。
そして知恵と金と手回しの悪さにイライラする。
やっぱり悪が成敗されるのはフィクションの中だけかぁ・・・残念。
国営企業の立場をいいことにやりたい放題な人たちがわんさか…。こんな人たちの企業に命を預けるのはこわいわ。でもそんな人ばかりではないんだけど、そういうまっとうな人は差別人事にあったり、ほんとにやるせない。国見会長がどこまで頑張れるか、一度腐敗した組織をたてなおすのは並大抵ではできないだろうなと思った。
沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上)のレビューを参照してください。
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