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みんなの感想・レビュー・書評
(13レビュー)
上司に借りた本。
季節を食べる、土を喰う、今では忘れ去られていること。
実家でおばあちゃんが作ってくれたご飯や、家の前の大きな畑を思い出した。
季節に関係なくスーパーに並んでいる食材、今ではほとんどの人が見向きもしない食材、そういうものがたくさんあるんだと実感。
それでも旬のものは安かったり、他の季節に食べるよりおいしかったり、日々なんとなくは感じている。
でも、もっともっと季節を大事にして、日本の四季を楽しみたいなぁと思った。
「芋の皮一ときれだって無駄にすることは、仏弟子として落第なのだ。」(p.15,ll.10-11)
軽井沢の山荘に暮らす作者が、小僧時代の典座の経験から身に付いた料理法を、十二か月にわたって道元禅師の言葉を引用しながら紹介していく。まさに「土を喰う」生活。
今私が暮らすロシアも、人々はダーチャ(菜園付き別荘)を持ち、野菜を育てて暮らしている。それもまさに「土を喰う」生活だろう。
根なし草の自分には到底かなわない生活。ゆえに、この本は自分にとってバイブル的一冊なのである。
これを友人に勧めたら、「おまえは土でも食っとけ。」とあっさり一蹴されたけども。
食材に良し悪しなんてない。
私も早速自分の畑を、と言うわけにはいかないけれど、スーパーの野菜であっても大事に味わって食べようと心から思った。
この本から学んだことは一生忘れずにおきたい。
そして不覚にも著者に萌え。写真が渋くてかっこいい。
一言でいうと、土の薫りがする料理本。 筆者は9歳のとき、京都の禅寺に入れられた。 16歳からは寺の料理づくりを任されるようになり、日々精進料理を作っていたという。 そのような生活を送ってきた筆者が、料理を1月から12月までに分け、それぞれの時季の旬の料理を紹介している。 畑が凍りついている冬、野菜がほとんど採れないなか、頭をひねって作る料理。 草木が萌えいずる春、春... 続きを読む »
朝日新聞8/16
素材を慈しむ、無駄にしない
いろいろ作って試してみる
氏が、実際に小坊主さんとして
お寺でしごかれた経験をベースに
シンプルなレシピが描かれている。
作家の水上勉が少年期に、京都の禅寺で過ごし、
精進料理で修行を積んだ体験をもとに、
四季(月ごと)の畑の素材に工夫を加えて料理する。
それを綴った究極の料理本とも言える書です。
その日の客へのもてなしは、「畑と相談して」考え、料理する…。
デパ地下やスーパー、コンビニに行けば何でも手が入るし、
飲食店は似非グルメ指向に走り、
「創作料理」なる何の創造性もない料理が出される。
こんな時代に、本当のご馳走とは何か、惣菜とは何か、
と考えさせられるエッセイです。
荒廃した日本の食文化に警鐘を鳴らす1冊。
幼少時代禅寺で過ごした筆者が、その際の経験を生かし、精進した料理を作るエピソードを月ごとに紹介。
タケノコやタラの芽、ゼンマイ、クワイやクリ、梅干し…。エピソードが記憶にしっかり残るのは、やはり水上...
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