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みんなの感想・レビュー・書評
(21レビュー)
2011 9 6
善因善果、悪因悪果を否定。なんで、なんでこんなに苦労を強いられるのだろう。。。でも、何かの意味がある。福ちゃんとハッピーエンド、いや、きっと前途多難。でもほのかな幸せ。
善人が苦悩するのはなぜなのか。
~しなかったからとか、前世でよっぽど悪人だったからとか、
そういうことではない、っていうメッセージが込められてます。
三浦さんらしい、やさしい作品です。
久々に読んだ「泥流地帯」が面白くてあっという間に読んでしまったので、こっちも続けてあっという間に読んだ。 泥流で全てを奪われた登場人物たちがその後、どんな風に自分たちの生活を取り戻していくか。再生の物語。 一作目より若干キリスト教色が濃くなってはいるものの、押しつけがましさはなく、信者でなくてもすんなり入って行けるはず。 テーマはやっぱり、一作目と一緒。善人は苦悩する。 それでもこの続編に... 続きを読む »
どちらかといえば今作より前作の方が好み。
真っ当な生き方をしているにもかかわらず、不当なまでの苦難が立ちはだかるのには、何とも歯痒い。
でも現実にもこのような不合理というか、理不尽なことがまかり通っている。
でも、それに負けない芯の強さや信念は忘れてはいけないと思った。
それを思い出させてくれる2作品になっている。
一つ不幸が訪れては去り、更に不幸が訪れる。。
読みながらやりきれないような感情が沸いてきたが、
グイグイと引き込まれるように読んでしまう。
文字どおり「泥流地帯」の続編なのだが、
「泥流地帯」よりも少しキリスト教的な思想が強く感じられ、
わずかではあるが違和感を持ってしまった。
(別に気にするほどのものではないけれど・・)
しかし、物語の流れがしっかりしており、
非常に読み応えのある名作だと思う。
大正時代の北海道。厳しい自然の中で生きる農村が舞台。話は耕作の目で語られるが、貧しく苦しい生活のなかで、お互いを思い毅然と生活しようとする家族。グレることも諦めることもしない、人として余分と思えるような欲望には無縁な生き方。自然に襟を正して読んでいた(と思う)。
ちゃらんぽらんな生き方が、大事なモノを見る目を曇らせていないか?という思いがしきりに自分に向かった。 もっと必死に生きなくては、と思うのだけど……。
三浦綾子著。
突如起こった泥流に、長年かけて開拓した土地も畑も家も、更には家族さえ一瞬にして奪われた。
それでも無駄だったことなど無いとまた一から泥流をのけ、土地に命を吹き込む登場人物らがひたすら愛しい。
真面目な兄・拓一と現実的でありながら兄を尊敬している弟・耕作を中心に、大正時代の北海道で貧しいながらに幸せに暮らしていた一家に、突然降りかかる泥流・・・
もう、涙が止まらんかった。
涙で字が読めへんトコが沢山あった。
拓一の素直さに心打たれながら、どうする事もできん自分の歯痒さと耕作が葛藤する気持ちが痛い程解る。
もう、読んで下さい。
あなたが耕作なら、拓一は正しいと思いますか?
大正時代、北海道で起きた災害により多くのものを奪われてしまった兄弟の話。どんなことがあろうとも、正直に、真っ直ぐに生きる登場人物達から多くのことを学べました。
「泥流地帯」の終わり方があっけなかったので、すぐに読み始めた。主人公にこれでもかとふりかかる不幸。とくに何かに不自由することのない生活を送っているのに少しの不満をぐちっている自分が恥ずかしくなった。と同時に、「あの人は恵まれていない境遇だからしょうがない」と思っていたろくでもない人(大人、子どもとも)に対して新たな怒りがわいてきた。
やっぱり人間として未熟だ、自分。
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