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この作品からのみんなの引用
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白洲正子夫人は滅多に自分の思い出話などはしない。自分の過去の生活などを人に語って何になるものでもない、大事なのは現在だという考えが根本的な生活信条になっているように見受けられる。それは自分の過去をないがしろにするということではない。むしろ、過去の思い出は大事に自分の胸に秘めておくことによって、現在において意味を持つということなのだろう。
― 67ページ -
「発奮」にルビを振って、「発奮(コンチクショウ)」と表記するとすれば、「発奮(コンチクショウ)」の虫は次郎の体内に生涯養われていた虫であったと言っていいだろう。おそらく、その虫は英語を喋る虫であったに違いない。
― 53ページ -
二人に共通したものは、言ってみれば自分の目で見たことに立脚し、自分の頭で考え、自分が人に話したことには、きっちりと責任を取るという個人主義、自由主義であった。
― 64ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(108レビュー)白洲次郎という男についての伝記である。非常にスマートな男だったというのがあらゆるところで現れて自分もこのような男になりたいと思うばかりである。著者の非常に読みやすい文章も私の読欲を誘った。読み出したらあっという間に読み終えてしまった。それほどこの男が魅力的だったのか、著者の文章が優れていたのか。このような人に是非出会ってみたかったし、このような人間に自分もなりたいと思うばかりである。
「プリンシプルのない日本」から、もうちょっとこの人のこと知りたいなと思って。
白洲次郎の魅力的な人柄に触れることもできた。
のみならず、占領から始まる戦後のいろんな出来事、人物の話しがたくさんでてきた。戦後史についてあまりにも知らないことが多すぎるのでもうちょっと他の本にも手を出したい。
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以下はwikiでみたわからなかったことば。
「右利きです。でも夜は左」(入院した病院で看護師に「右利きですか?左利きですか?」と尋ねられて。ちなみに“左利き”とは“酒飲み”という意味を持つ)
ニューディーラーとは、フランクリン・ルーズヴェルト政権によって展開されたニューディール政策を経験し、社会民主主義的な思想を持つ人々のことである。
戦後日本の占領期において、GHQの民政局(GS)にはニューディーラーが多かったとされる。
すげーな、この人。こんな男になってみたい。好きな事をしつつも、使命を持ちつつ達成してる。こんな人が今の日本には掛けてるなー。なんで俺はそうなれないんだろ。歴史上の人物に匹敵する偉人は今の世の中にいるのだろうか?
戦後日本の復興に影で活躍した男・白洲次郎
その人と生りはまさに豪放にして快活
そして義に厚く爽やか。
まさに吹き抜ける“風”のような人物。
戦後復興の立役者となった吉田茂内閣で
まさに吉田の懐刀とまで言われた男・白洲次郎
あの時代にあって、非常に豊かな国際感覚を備え
厳しくもウィットにとんだその人柄
その生き様も然る事ながら
彼自身の人間性に非常に魅力を感じます。
特にその生き方の美しさを象徴するのが
その引き際、去り際の潔さでしょう。
ひょっとしたら日本古来の真の武士道精神
最後の具現者だったのではないでしょうか?
ホントにカッコイイ真の“漢”だと思います。
日本国憲法誕生の現場に立会い、あの占領軍司令部相手に一歩も退かなかった白洲次郎。
常に活眼を世界に注ぎつつ「我が道を行く」天衣無縫の気概。
物事の筋をしっかり通し、時節を枉げぬという信念の持ち主。それと同時に内に秘めたユーモアも持ち合わせている人物です。
端正な面立ち、洒落た身なり、寸鉄な片言....
昭和史を駆け抜けたお話になっています。
以前、白洲正子さんの本を読んだ時「ただの金持ちの道楽じゃん。」と思った過去があり、白洲次郎さんのことを知るのも敬遠していました。
資産家の家に生まれ、容姿端麗。それだけで、近寄りがたいパワーがある。
この本を読んで、氏が持って生まれたキラ星+αの仕事をした人だったということがわかりました。
この人のことが大好きである。若い頃の写真を見ると、すでに自分がその年をとうに過ぎているので取り立ててかっこよいとも思わないが、中年以降の白洲次郎のなんと素敵なこと。この表紙の姿も格別だ。これが明治生まれの人の姿と言うのだから驚く。この本は白洲次郎の亡き後に、関係者を取材してその語録をまとめると言う目的で企画されたものだそうだ。自身の書いたものを集めた「プリンシプルのない日本」だけでは見えなかった姿がここに描き出され、この人に興味のある者にとってはとても面白く興味深い一冊だった。天命を全うされた方だと言う気がする。
内容(「BOOK」データベースより)
日本国憲法誕生の現場に立会い、あの占領軍司令部相手に一歩も退かなかった男。常に活眼を世界に注ぎつつ、わが道を行く天衣無縫の気概。物事の筋を通し、自説を枉げぬ強靱さ。と同時に、内に秘めた優しさ、しなやかさ、ユーモア。端正な面立ち、洒落た身なり、寸鉄の片言…。正子夫人をはじめ、この男に魅せられた人々の「証言」から蘇える「昭和史を駆けぬけた巨人」の人間像。
白洲次郎とはどのような男なのだろう。テレビの特集から興味をもった私は、インターネット上で資料を探すようになった。それでも満足出来ずに、購入した最初の本が本書である。
著者である、青柳恵介は白洲次郎にゆかりのある人々にインタビューを行ないながら、白洲次郎という人物を浮き彫りにしていく。白州次郎がケンブリッジでどのような学生生活を行なったのか、また、帰国後、どのように戦時中・戦後を駆け抜けて行ったのかを一人の人間として、その苦悩も含めて描いてある。単なる歴史上の人物ではなく、無愛想で破天荒でもあるが一本筋の通った人間白洲次郎の魅力を本書から感じる事ができた。
特に本書を私が留学中に読んだ事もあり、彼のケンブリッジでの生活の一端を非常に関心を持って読むことができた。
いつか彼が過ごした家である武相荘に行ってみたいと思う。
近代日本のベースがつくられる上で重要な人物、白州次郎の人間像について書かれている。
とにかく様々な分野で活躍されたんだなと思った。人脈がすごいと思った。それは富裕層にうまれたことも関係していると思うが、何より彼の当時の日本に稀な、人間性が多くの人を引き付けたのだと思う。
ただ個人的には、スケールが大きすぎて、なんだかすごそうだけど、どれほどすごいのかよくわからんという感じ。当時の歴史的背景をもっと理解していれば、違ったのかもしれない。。
文春で林真理子さんが「美化しすぎ!」と語ってらしたのが、読み始めたきっかけ。そういえばけっきょく伊勢谷ドラマ見なかったなぁ……。てか白洲氏、車持ちすぎやろ~
白洲さんの生き方は爽快なほど筋が通っている。
先見の明があり無骨なようであたたかい人であることがよくわかる。
特に心に残ったのが、彼はいつも物事がうまく行き始めると突然トップを降りて下の者に任せ、ほかのことを始めてしまうひとだったということ。
そして、ノブレス・オブリージュという言葉が似あわぬようでその実しっくりくるひとだったということである。
時系列が飛ぶのである程度予備知識があった方が読みやすい本なのかなと思った。「白洲次郎 占領を背負った男」の後に読んだので、何とかついて行かれた感じ。詳しく書かれているけど少し難しく、複雑な書き方だった...
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