みんなのレビューページ
みんなの感想・レビュー・書評
(58レビュー)
会話や時間の経過の最中に、説明が長く挿入されるため、
なんだかぶつ切り。
状況の描写は、中心となる人物の目線や思想が織り混ざっていなくて、
単調だと思う。
ゆえに淡々としていて、あまり引き込まれない。
上杉のことはあまり詳しくないのもあって、
集中して読むのはやや難しい。
きっと、上杉に興味と基礎知識があれば、楽しめると思う。
そんな感じの上巻でしたが、下巻は面白く読めました。
上杉側から見た関ヶ原。
大河ドラマ天地人の原作は結構酷評の様だけれど、
こちらは面白い。
司馬遼の関ヶ原を読んだ方は是非。
ただ、忍びが大活躍なので、それが苦手な方は難あり。
直江兼続、その人と、石田三成との壮大な謀とは。
それは、"覇王"のあと秀吉から家康に引き継がれる激動の時代を生きたこの二人を中心に奏でられる。
時折見え隠れする故上杉謙信の義、忍者集団と剣士、牧静四郎が物語の深みを増す。
小説であって、史実では無いと思いながらも、この厚みをぜひ来年の大河に埋め込んでほしい、と思った。
御館の乱ののち、上杉景勝と直江兼続、そして兼続に仕える忍び(こちらは創作)が織り成す策謀ストーリー。
時折どこが史実でどこが創作なのかわからなくなるくらいに、話の流れがスムーズでいて胸を打つ。
とにかくセリフがかっこいい!とくに景勝のセリフになんどわたしがもだえたことか!!(おちつけ
他の作品では見られない、感情あらわにした景勝がみられますので俺得
上下巻読了。
御館の乱後から関が原の戦い後までの話。
藤沢周平著作品は初めて読んだのですが結構読みやすかったです。
景勝・兼続主従が好きな方は読んでみる価値ありです。
自分の中での景勝像に結構近かったかなと読んでて思いました。
個人的にこの作品の直江は好きです。
'09大河のイメージで読むと「ん?」という感じがするかもわからんね。
大河の直江とは真逆な印象を受けました。
まぁ、大河も総集編しか見てないので分からんのですが。
大河の直江が感情をストレートに表すタイプなら、こっちの直江はどこまでも淡々としている感じです。
感情表現の苦手な景勝様+感情を表に出さない直江というものすごくドライな印象の主従。個人的には好きです。
ただ、途中途中がとても年表なので読むのが若干面倒だった…。
あと時系列がわかりにくい箇所があったりしたのも残念。
「直江兼続とは、何者なのか?」と興味を持ち、そして楽しみにしていた大河ドラマ「天地人」の薄っぺらさに呆れ、代わりに読んだのが本書。さすが藤沢周平、こちらを大河ドラマの原作にすればよかったのに、と思わされます。戦国武将の天下取りに向けた権謀術数渦巻く攻防だけでなく、草のものたちの人間関係を織り交ぜ、史実を超えた小説になっています。
ただ、関ヶ原で西軍につきながら、「謙信公以来の上杉の家」を守るためとはいえ、戦後あっさりと家康に屈服してしまうというのは、感情移入し難いところがあります。「上杉の義」とは、何なのだ、といいたくなってしまいます。もっとも、その苦渋の決断をせざるを得なかったところが本書のいいたいところなのかもしれませんが。。。
不識庵謙信以来の武門の誉れ高い上杉家を率いる景勝と、それを補佐する智謀の将、直江兼続。天下一統へと大きく展開してゆく情勢の中で、天下人として現れた豊臣秀吉にどう対するか。一つ間違えば一家を失いかねない、策謀と陥穽に満ちた時代を、どうすれば武門の家の誇りを守りながら生き抜いていけるか。智謀の限りをつくす兼続と、彼に従う「草」と呼ばれる忍の一族の活躍を通して、一つの時代の終焉を描く。
全2巻。
直江兼続と石田三成の関ヶ原。
時代小説のイメージが強くて
大御所だけど敬遠していた藤沢先生。
初めて読んだ。
読みやすくはあるものの、
なんかあっさりな印象。
時代小説っぽく忍とかの話を
もう一本の軸としてるんだけど、
結果、どこもかしこもどっち付かずな感じ。
歴史小説としても時代小説としても。
どこにものめり込まずに終わっちゃった。
タイトルと上杉側からの関ヶ原ってことで
ワクワクしていただけに残念。
直江兼続のことを他の作家がどんな風に書いてきたのかな?と。
藤沢周平なら、かたいでしょう!
たしかに手慣れた描写で安心して読めます。
人物像はそんなに変わりないですね…
兼続はもう大人だから、立場はしっかりしてます。
妻のお船はちょっとしか出てきません。家付き娘で権高いところもちょっとあるが、まあ上手くいっている夫婦。
後年になってから会った石田三成とは意気投合するんですね。
渋めですが、満足のいく読後感。
これぐらいは説明してくれないと…
<上巻>2009.9.23~29読了
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

