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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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『「だとしても、オーデュボンは願っていたんだ」田中は語調を強めた。「彼はリョコウバトの大群を『その壮麗さは言葉では表現できない』と言った。壮大な景色が永遠に続くことを望み、祈っていた。そうに決まっている」
「おまえと優午は、仲が良かったのか」
「俺の話し相手は、鳥と優午だけだった」(中略)「優午は俺に言った。『あなたには鳥がいるでしょう。私も鳥が唯一の友人です。そうなるとあなたは私の友人の友人ですね』とな。どうだ、優しいだろ」
哀しい響きにも聞こえた。』
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「人の一生てのは一回きりだ」
さらにつづける。「楽しくないとか、悲しいことがあったから、なんて言って、やり直せねえんだ。だろ。みんな、一回きりの人生だ。わかるか?」
峯は静かに目を閉じた。「だから。何があっても、それでも生きていくしかねえんだ」
家族が殺されても、死にたいほど悲しくても、奇形で生まれてこようと、それでも、それでも生きていくしかないんだと彼女は言った。なぜならそれが一度しかねえ大事な人生だからだ、と。
― 202ページ -
名前があるだとか、無名であるだとか、特別扱いだとか、歴史に名を残すだとか、そういったものにどれほどの価値があるのだろうか。
― 109ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(2548レビュー)
本当は再読なんだけど初めて読んだのが相当昔なので本日読了ということで。
デビュー作だからこの本を読んだ当時は他の伊坂作品は当然知らないんだけれども、他の伊坂作品を知った後で読むと各所に後発の作品でも出てくる内容を発見できるようで面白い。
ラストの部分は何度読んでも好きだ。
伊坂さんのデビュー作との事で読みました。 独特の世界観、洒落た言い回しなど伊坂ワールド全開で楽しめます。 しゃべるカカシが殺されてその犯人を追うってもうわけわまりませんw リョコウバトとと聞いてドラえもんを思い出したのは自分だけではないはずw
伊坂さんのデビュー作。
あまり期待せずに読んだけど、読後感が良くて私はとても好きです。
伊坂さんのこういうファンタジーっぽい話をもっと読んでみたいけど、その後無いですよね~
とにかく不思議すぎる。特に登場人物の設定がシュールなまでに不思議すぎる。けどその不思議な感じは気になるというよりもむしろ興味をそそり、この先どうなるんだ、と展開が気になり夢中で読めた。
個人的には特に、この不思議な島の住人の一人である日比野の意味不明な発言に対する主人公のさりげないツッコミが好きだった。
不思議な島の住人の特徴的なキャラクターたちには何か象徴的なものが込められているのだろうけど、作者の意図するところが読書初心者の自分にはよく分からなかった。
それでも読んでいて不思議な感じがしてかつ引き込まれる感じがなんとも心地よかった。
パッチワークのような構成の小説だった。あっちを張り付け、こっちを継ぎはぎし。きっと、著者は思い付いた順に適当に書いて、最後にパズルみたいに並び替えてストーリーを完成させたに違いない。ストーリーの奇抜さはピカイチだ。そしてこれはミステリーではなく、ファンタジーだ。
しかし、城山の悪意の強烈さはどうだろう。あまりに猟奇的すぎて、結局島も伊藤も案山子もすっとばして、城山が半分主人公のような印象がある。そうだとすると、これ以上ないくらい後味の悪い小説だ。
真実は目の前に転がっている。読者はそれを再認識するだけ。現実も答えなんて目の前に落ちているのかもしれない。それに本人が気づいていないだけで。
段落末尾に哲学的な要素がある。考えさせられる。
比喩表現が分かりやすく簡単に理解できた。
前半は登場人物がたくさん出てくるのでスピード感がない。後半はとても面白くて一気に読み進めた。
冒頭から不思議な世界観にぐいぐい引きこまれ、あっという間に読了してしまった。しゃべるカカシをはじめ、登場する人物は皆個性的(怪奇に近いような気もするが)で面白かった。再読するとまた違ったものが見えてきそう。
ミステリであるのに、名探偵を否定する。でも、その通りだと思った。結果的に事件は解決しているし謎も解けているけれど、それはそうであると名探偵が言っただけであって、名探偵がそう言えばそれが「正」である世界の中での話。名探偵は誰も救わない、全ては終わってからの出来事だから。 張られた伏線が回収されていく中、少しずつ自分の中でも真実に近いものを感じ取れる瞬間があって心地よかった。面白かったです。
ミステリーというかファンタジーのような。
設定が非現実的なのに舞台が現実社会と並行しているので
読み手になんでも受け入れられる器が必要。
江國香織のホテルカクタスを思い出した。
ラストにもう少し深みがあるかなと思っていたんですが、
意外とあっさりしてました。
すきな登場人物はなんとなく桜。
(裏表紙より)
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気づくと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている"荻島"には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「...
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