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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
(2098レビュー)
恐らく読むのは3回目。
5つの物語が次々に展開していきますが、怪しい新興宗教、バラバラ死体事件などなど、意味不明で分からない事ばかりで、すぐに頭が混乱します。でも最後には全て在るべきところに収まっていくのが何とも言えない爽快感です。
初めに読んだときは、恐らく狙い通りに、時系列が全く分からず、結末では本当に驚いた記憶があります。
素直な気持ちで読むのが本作を楽しむポイントだと思います。
お馴染みの泥棒である黒澤が、相変わらず独特な名言を残していて、そちらも楽しめます。いい加減で説得力があるなんて最高です。
2002年の『ラッシュライフ』で評論家に注目され、直木賞候補にもなる。『オーディポンの祈り』『重力ピエロ』では批判的だったわたしも、この本は素直に面白い。多少説教臭さが鼻にはつくが、好き嫌いは個人差があるだろう。村上春樹と比べてしまうのはしょうがない。ありえないストーリー、おしゃれな会話、淡々と物語は終焉へ向かい、不思議な感動を呼ぶ。
これまた、登場人物が多く、時系列も複雑系の代表作ですw
ですが、4つの物語がつながる時、ひらめきに似た気持ち良さがあります!!
物語のところどころにでてくる「エッシャーの絵」(装丁にもなっている絵)も、見方が変われば、まったく違った印象を受けるのね。
〝人生については誰もがアマチュアなんだよ。全員がアマチュアで、新人だ。
はじめて試合に出た新人が、失敗して落ち込むなよ〟
伊坂氏の小説には、いつも 「はっ」 とさせられる、すてきな言葉がたくさん詰まっています。以前読んだものを読み返してみたのですが、これは、結末がわかった上で読み返してみるのもまたオツでございます!
まとまりのなかったそれぞれの話がつながっていくのは読んでいてすごく引き込まれた。
登場人物もそれぞれ魅力を持っていたと思う。
自分にとってのラッシュライフとは何なのか探りたくなった。
やっぱり伊坂幸太郎、いい。
今回は笑うというより考えさせられる…というか、はい、そういう感じだったけれど、伏線が後できいてくる
感じとか、そこでそうなるか…という、してやられた感をたっぷり味わいました。
個人的には、黒澤、すごく好きだな~。
以下引用。 「プラナリアの実験の話を知っているか?」黒澤は唐突に言った。 「プラナリアというのは何だい?」 「二センチくらいの小さい動物だよ。脳もないような原始的な動物だ」 「それの実験か」 「プラナリアは水がないと生きられないらしい。で、そいつを容器に入れる。入っていた水を抜く。水は一個所にしかないようにするんだ。そこにライトを当てる。そうすると水を求めて移動する。当然だな。で、そ... 続きを読む »
読み終わったあと爽快な気分になった。どんな人にもそれぞれ人生がある。自分の人生の主役は必ず自分。心に残る言葉が沢山散りばめられている素晴らしい本だった。何度も読みたくなる。
黒澤が初めて登場するこの作品。
黒澤の雰囲気がとっても好きで、読んでてわくわくしました。
5つのバラバラだと思ってた話が実は繋がっている、この作品にも出てきたけど「人生は一瞬だが、永遠に続く」んだなーと。
誰かが主役の人生が次の人にバトンを渡してまた他の人が主役になる。その繰返し。まさにそれがわかるお話しだし、ありとあらゆる伏線を見事回収しちゃう伊坂幸太郎はさすが!
それと、学生のころ見たエッシャーの絵画が題材にされていて、当時は不思議だなーとしか思わなかった絵が、この本を読むことによって違った見え方を教わり面白いなーと思った。これまたこの作品に出てくるとおり「どれも見る角度によって正しさは変わる」んだな。
それと、個人的に好きな黒澤が「重力ピエロ」の中で言った『人生の充実のために』という台詞がこの作品の黒澤自身の経験による台詞だと知り感動しました!
大変面白い!沢山の人物が出てくるにもかかわらず、それぞれのキャラが確立している。野良犬の柴犬さえ、いとおしい。「未来が見えないことがこんなに苦しいとは知らなかった」と無職の豊田がよかったかな。黒澤と佐々岡の会話がやはりお洒落でした。
バラバラだった視点が一気に繋がっていく感じが素晴らしいです。
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