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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
(513レビュー)
私的梨木作品ダントツ№1。
もう好きすぎて、
何度読み返しても作品への愛が止まりません。
なんとなく、
夏目漱石『夢十夜』を思い出すのは私だけでしょうか?
さらさらと水が流れるように
日常も非日常も同じ速さで流れていきます。
今のデジタルな世の中にはもはや存在し得ない世界。
でも、私たちの心の中のアナログな部分が忘れていない世界。
日本という舞台だからこそ書ける作品なのでしょう。
ラストの綿貫が格好いいんだよなぁ、ホント。
これからは外の草木のざわめく理由を考え直す必要がある。読み終わってすぐそんな事を思った。
そうである理由も、そうでない理由も、まだ確かなものがないのなら。
夢も現も明確な境目はないのかも。そんなスタンスで物事を見ていきたい。
現世と浮世の狭間のようなお話が面白いです。
日本は石とか木にも神様や妖怪が宿るっていう昔からの考え方が息づいているのが文書読んでてわかったような気持ちになりました。
数年前友人から勧められた本で、最近の愛読書のひとつとなりました。
映画「西の魔女がきた」の作者としか知らなかった著者。
変わった内容で初めは違和感を覚えましたが、読み進めていく内どうも舞台が地元山科のように思えてから急に親近感が湧きました。
そして文脈から滲み出る、何というか感性?雰囲気?がどれも合点がいくものばかりで、読後は京都弁で言うと心底『ほっこり』しました。
いつに読んだか忘れたが再読本。人とは違うナニカが存在する話(妖怪など)、短編連作集?という形、章ごとに一連の題がついている、など私の好みを網羅しているので読んでいて楽しかった。これを機に、梨木香歩さんの作品を読んでみようと思う。キャラクターではゴローが偉大かつ可愛すぎた。しんみりほっこりする話たち。また読み返したい。
人間と動植物と子鬼や河童が一緒に暮らしているのに、違和感を感じさせない。
犬のゴローがかわいすぎる。
トルコの村田さんは、村田エフェンディの村田さん?
次読んでみよう。
本当に好きすぎるものだから、いままでに六回読んでしまったほど。
近代化の波が押し寄せる明治時代に河童や、小鬼、さらには「あちら側」へ行ってしまった旧友の高堂など、自分達の住む世界とは別の時間のなかで暮らすものたちと「共存」といった押し付けがましく嘘臭いものでなく「そばにいる」生き方を、懐かしい(住んだことなどないはずなのに)日本の元風景のなかでする人々に和むし、安心する。
それもいいけど綿貫と高堂が可愛すぎてなー、特に高堂が可愛すぎて発狂するほどだよ。高堂の言動に関する記述は全て舐め回すように読んで興奮するくらいには高堂が愛おしい。上から目線で飄々としてるけど、綿貫のことが大好きなんだなぁと感じる度に高まる腐女子としての悦び。嗚呼至福。
この小説が素晴らしいのはただ美しく不思議な雰囲気があるだけでなく、この高堂をはじめとするキャラクターたちの愛しさによるのです
短い文章の中に空気が詰まっています。
内容はファンタジーなのに、 少し昔の日本ならこんな風景があったのかも、とつい思わせてくれます。ありそうでないんですよね、残念です。
私も百日紅の幹をなでたいです。
読み応えがある妖怪の類の本です。
妖怪の本ではなく、類の本です。難しい。
一章ずつの題が花の名前になっていて、それぞれが作中で出てくる。
けれどそれらはテーマではなく、あくまでキーワードのように思える。
花々を知らなくても場面の風が想起されてゆく不思議な文章。
花じゃなくて風が吹く。
一番最後の章の、「葡萄」がとても好き。
場面が、想いが、心に残ります。
そして、解説の文章も素敵。
本当にこの本が好きなんだなあ、と思う。
本の虫SさんとKさんから物凄くお勧めされていた本をようやく読みました。す…すんごい良かった…!大好きですこれ。何度も読み返してます。
庭が好き。
なんだろうね、広義で家の中と言えるのに、その懐の中に異様なのが入り込む感じ。だから庭って外の遠く離れたところよりも異境。内と外との境で、いろいろ入り乱れたグレーゾーン。
なんだか自分の内部が反映される空間だけど、動物も鳥も飼ってに入ってくるし、勝手に巣を作るって、幻想的じゃないだろうか。そんな庭の根源的な魅力を思い出させてくれる作品。
読みやすいのに、わからない部分もちゃんとわからない部分を置いてくれる。続編が読みたい。
洗練されたユーモア。
クスりとしてしまう。
身の回りの植物の名を知りたくなった。
普段、小説を読んでも決して思わないのだが、
この本は「実写化が出来たら、面白いだろうな」と思った。
あくまでも、“出来たら”のお話。
木や花や河童や小鬼。奇妙な登場人物が次々出てくる話なのに(話だから?)、すごく温かい。
一見頼りない征四郎の、それらにきちんと向き合う人間らしさ(?)や優しさがとってもいい。高堂との友情も。
読み終えるのがもったいないと感じる、大切に置いといてまた読みたいと思える、素敵な小説だった。
不思議な感じ。なんかすごく可愛らしく大事にしたくなる本だった。この感じは表現出来ない。興味ある方は読んでみて下さい。しかし、わたしがもう少し植物のことを知っていればもっとよかったなーと思う。しかも私は漢字もやや、いやだいぶ苦手なので微妙に読めない漢字も多々出て来てしまって少しつっかえながら読む羽目になってしまった。情けない。
心が凝り固まった時に読んだので(初の梨木さんです)、この独特の不思議さとそれを自然に受け入れる器の大きさに救われました。不思議のありようをそのまま認めるのが自然の流れなんですね。
続いて村田エフェンディも読みましたが、同じ気脈があるようで、夜光る壁を眺める村田とムハンマド、それぞれの神たちが車座のように並んで考え事をする場面やら。そういう不思議が手の届くところに自然と存在していると考えると、至極幸せな気分になります。
そして鸚鵡・・・
小さな怪異と神々と自然と共存することがこんなに不思議な空気を作り出す、それを描く梨木さんの文章はとても美しいと思います。
舞台が地元なせいもあるんでしょうが、とても懐かしい気持ちにさせてくれる一冊でした。
ほんの百年前の、龍や河童がごく当たり前に人の生活の傍らにあった日本がここにあります。
日本の四季とは、こんなにも様々な草木に囲まれ美しいのかとしみじみ思った。
全体的に不思議な雰囲気に包まれていて、始終狸か狐に化かされているような気分。けれどそれが心地よかった。
『村田エフェンディ滞土録』を読んでいるとより楽しめる作品。
これは著者の《村田エフェンディ滞土録》と同じ世界で少しリンクした物語になっている。静かな静かな物語だ。とある家の主である人間と微妙な存在のものたちの日々の物語だ。静かでつかみどころがないが、それがいい。この世界に浸って読書を大いに楽しんだ。
2010/02/14
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