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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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残酷だと思った。
サキの世界を見せつけられた上で、僕は僕の世界に戻された。それがどうゆう意味なのか、これからどうゆう意味を持ってくるのか、僕は知っていた。この先僕を、僕の周りの人間をどんな不幸が襲っても、僕はそれを、どうしようもないと受け入れることは決してできない。ほとんど常に、サキであれば避け得たのだろう、僕だからこんなことになった、という思いが僕をさいなみ続けるに違いない。
控えめに言っても、呪いだ。
あるいは、罰だろうか?
― 292ページ -
全体の向上のためには、まずボトルネックを排除しなければならない。
― 153ページ -
【ボトルネック】 瓶の首は細くなっていて、水の流れを妨げる。そこから、システム全体の効率を上げる場合の妨げとなる部分のことを、ボトルネックと呼ぶ。全体の向上のためには、まずボトルネックを排除しなければならない。
― 153ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(640レビュー)
込み入った表現なく、割りと読みやすくそれ程長くないので一気に読めました。
年代特有のままならない自分への気持ちを書いた作品
主人公と同世代の時期に読んだら
感情に同調できただろうなっと思いますが
大人の目線で一歩引いた形で読んでしまいました。
よくあるパラレルワールド設定、はたまたバタフライエフェクトの要素を含んだ小説。文体が軽く読みやすいので、ライトノベルかと思うほどであるが、ミステリーにスムーズに誘導する流れは良かった。最後に失速したかとも思うが、安易に結末をつけるより、読者に委ねる形を取ったのは成功だっただろう。
自殺した恋人を弔いに東尋坊へ行った主人公が、そこから別の世界へ行ってしまうお話。
最初は、主人公がどうやって元の世界に戻るのか、その冒険を楽しむのお話なのかと思って居ましたが、読み進めるうちに、少し違ってきました。
主人公の行ってしまった世界は、元に居た世界とほとんど同じ。だけど、死んだはずの人が生きていたり、壊れたはずのものが壊れていなかったり、少しだけ、でも決定的に「何か」が違うのです。
その「何か」に気付いていく過程が、巧みに描かれていて、引き込まれました。
自分の無能さや非力さを自覚してしまった主人公が、元の世界へ戻ってどう生きるのか、結末には描かれていませんが、気になるところです。
このミステリーがすごい!2010年版作家別投票1位。
主人公が若すぎて感情移入できなかった。青春ミステリってこんな感じなのかぁ。
それでも、読者に投げかける最終頁は印象にかなり残った。
最愛の彼女・ノゾミを亡くし、家族ともうまくいかずにいるリョウ。
そんな彼が、ひょんなことから辿り着いた先ではノゾミが生きていて・・・?
リョウの世界では生まれなかった姉・サキと一緒にノゾミの死の真相に迫る!
読後感が堪らない作品!
・・・というような文句で釣ると知人が食いつきます。
金沢を舞台にした小説。金沢市街在住であれば一度手に取ってみるといい。あの場所、この場所が出てくるので楽しめる。お話そのものはSF風味はあるものの、もうちょっとじっくり書いてほしかった感じで普通。
米澤穂信は古典部シリーズ4冊と「インシテミル」を読んで この「ボトルネック」に。 読み終わっての感想は、なんとも人を選びそうな作品だと いうこと。小説に求めるものは人それぞれだろうけれども、 こういうタイプの作品を全く受け入れられない人も多いと思う。 だが、自分には面白かった。 それも「あー、面白かったー」で終わるタイプじゃなくて 読み終わった後に、いろいろと頭の中で思索... 続きを読む »
亡くなった恋人の追悼のために東尋坊を訪れたぼくは断崖から墜落した。
目が覚めると、亡くなったはずの恋人や姉のいる世界であった物語。
ん~、鬱になります。
サクサク読めましたけど、気分は落ち込みます。
誰でも「if~」を考えてしまうことがあると思います。
その「if~」がすべて良い方だったら・・・。
自分は自我が保てるのかな~。
とりあえず自分は嫌いになりそう(笑)
気分を落ち込みたい方にオススメの作品ですw
おもしろい。一人の人間が、どれだけ世界を変えられるのか。それが少しずつ紐解かれていくような進み方に引き込まれた。
自分の考え、行動によって明日が変わるんだな、と思う。ただ、リョウにとっての残酷な現実、結末はやはり苦い。
自分次第で世界が変わることがわかっても、過去は変えられない。自分がいなかった世界を知った上で生きることはそれこそ「死にたい」ものかもしれない。それでも、リョウには生きていてほしい、と思う結末だった。
結末を読者に想像させることも、色んな読者を引き込む理由なのかな、と思った。
ダークです。泣きそう。結末をどう解釈するか何度もラスト付近を読み返してしまいました。自分が生まれなかった世界で、自分の代わりに姉がいた方が周りが幸せになっている様子を見せつけられた主人公。分岐点で自分の行動如何によっては今の状況が何とかなっていたかもしれないことを知ってしまい、自分が全てのボトルネックになっていると思ってしまった彼の選ぶ選択とは。
ボトルネックは、瓶の口の狭い部分ですが、要は制限要因、一番足を引っ張っている部分ということ。自分がボトルネックということは、自分次第でいろいろなことがいい方向に変わってくるということの裏返しであるわけなので、主人公には前向きに未来を想像してほしい。成長小説として読んだので主人公の未来を信じたい。
ミステリー小説。
2つの世界が同時並行して存在していて、
ふとしたことでかたっぽの世界からもうかたっぽの世界に行ってしまった青年が主人公の話。
おもしろかったけど、
ちょっと物足りなかったかな。。
初米澤穂信
諦念感に溢れた高校生が
自分ではなく
姉が生まれた世界にトリップするパラレルもの
そんなに難しい話ではないし
サクサク一気読みできました
想像力と行動力で
自分を取り巻く世界は変わるという
メッセージを感じる作品
主人公的には
ここがダメージになるんだけど
もう少し主人公や
ノゾミのバックグラウンドに
説得力が欲しかったとは思いますが
この乾いた暗さや
救いのなさは嫌いじゃないな
他のも読んでみたいです
救いようがない結末。青春はかくも冷徹なものだとこれでもかと突きつけてくる。こんなに人に薦めにくい本は初めてだ。
自分が理解し得ていなかった自分の負の部分に、はからずもパラレルワールドに落ちて出会うこ...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

