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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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私の心臓はあのとき一部分ははっきり死んだと思う。さびしさのあまりねじ切れて。
― 197ページ -
喪失するためには所有が必要で、すくなくとも確かにここにあったと疑いもなく思える心持ちが必要です。
― 226ページ -
自由とは、それ以上失うもののない孤独な状態のことだ。
― 178ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(424レビュー)
12編の短編集。直木賞受賞作品。
12編全部が失恋とは違った悲しい男女の複雑な話。。
江國さんの小説は読む度に違う感想を持つけど、いまは「そこなう」がとてもこわく感じられた…こんな目にあったら人間不信になりそう。
さらっと読める短編集。
舌触りもあっさり、みたいなかんじ。
別にものすごい好きなわけじゃないけど鞄の中に入ってたらちょっとかわいいかもーみたいなキャンディ感覚。
「熱帯夜」がお気に入り。
印象に残るタイトルだし、ちらちらマイミクさんのレビューにも登場するので、気になって買ってみました。内容は恋愛小説の短篇集。本の名前に”号泣”という単語がありますが、別に泣かせ狙いの話ではなく、短篇の中の1つに”号泣する準備は出来ていた”というものがある、というだけです。 多少の例外はありますが、ほぼ全て、30代後半の女性、結婚、浮気、離婚で塗り固められています。テーマの統一が成されてるとい... 続きを読む »
この作品にでてくる女性は皆、『満たされない女』ばかり。もしくはかつて満ち足りていても現在はそうではない人たちなのだ。
現実的で生々しい話に少し疲れた。現実的…と書く辺り、共感というか実際、おおいにありそうな話だとは思った。短編の最後をかざる『そこなう』の主人公、みちるなんかはもう、自分から幸せが怖くなって手放そうとしている女にしか見えない。不安に駆られ、わざと相手を動揺させる事を言って関係を揺るがす。そして、相手の告白に傷つき、悲しみに襲われる。んー…人間関係って難しいけど私はもっと単純に生きたいなと思った。
一つ一つ短いけど、行間から綿密な感情が溢れ出し、読み終わるとちょっと息詰まっちゃう感じがする。
大学でよくこういうタイプの物を読んだなと思い出しだ。
今は娯楽性の物ばかりだけど……
短編集はさくっと読めるのでお気に入りです。
この中では『じゃこじゃこのビスケット』がなんとも言えず‥。思春期ならではの甘酸っぱさ・気まずさ・薄い失望が伝わってきます。
後味は悪くないんだけど、なんだか心にモヤモヤが残りました。。
江國さんが描く女性は
いつも恋に一途。純粋。
自分のこだわりを持っている。
不器用。
人は、なにかを失くすとき、
過去で失くしたものと今もなおあり続けるものの狭間で
号泣する準備ができていたはず。
その瞬間は人それぞれで、
静かな情熱の中で、それがほのめかされ、はぐらかされる。
いつの間にか、人はそれを乗り越えている。
江國さんの短編集は初めて。
すっごい短いのが12編おさめられています。
最初の数編はいよいよ続きが気になって読み進めたいと
思い始めた途端に終わるのでなんだか消化不良な感じがしたが、
それにもだんだんなれて手ごろな読み切り感覚を楽しめるようになりました。
みんな恋愛感情に浸ったり失ったり、
手に入れているのにすでに失っていたり、
幸せなのに悲しかったり、
矛盾した気持ちをいろいろ抱えてますよね?
例えば表題の「号泣する準備はできていた」なんて、
自分には理解できそうでいまいちピンとこない斬新な感覚もところどころにあったり、
ちょっとした言葉から物語の背景や登場人物の関係を察することができたり、
いつも長編しか読んだことなかったけど、短編もそれはそれで面白いです。
読み手のセンスが問われる小説な気がして少しプレッシャー。
「たとえば悲しみを通過するとき、それがどんなにふいうちの悲しみであろうと、その人には、たぶん、号泣する準備ができていた。喪失するためには所有が必要で、すくなくとも確かにここにあったと疑いもなく思える心持ちが必要です。」
この、あとがきを読んで「なるほど!」と納得してしまいました。
たくさんの「別れ」が詰まっている短編小説です。
スタートとも思えることも、スタートをするには何かと決別しなければならない。それがひしひしと伝わってくる小説だなと感じました。
読んだあとは、ゆっくりその話について考えてみたくなります。
大人になったら、もう一度読み返してみたい一冊です。
一番好きだったのは「そこなう」
小さい頃好きだったドロップの味を思い出した。ムーンストーンみたいな色の、なんとも分からない味が意外に好きだった。
薄荷も実は結構好きだったなー。
非常に女性的な文章や人物の心情、物語だと感じ、描かれているものを理解するのは難しかった。
「こまつま」「号泣する準備はできていた」「熱帯夜」はなんとなく、何が描かれているのかは読み取れた気はするが、それでもどこか他人事のようで、やはり私が理解するには早いか、向いていない物語だったのかもしれない。
しかし印象深くはっとさせられる表現はいくつもあった。
おふろに入るとき
ひとつのおはなしをかならずよみました。
短編集はすき*
直木賞の
号泣する準備はできていたも
すてきですが
あたしはこまつまが好きです。
あんな主婦になりたい***
読後のスッキリ感はないです。
でも、さくっと読める。
この作品に出てくる女性は、めんどくさい。
けど、たぶん自分もこんな感じなんだろうなーと思う。
女という生き物を客観的に見れ...
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

