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みんなの感想・レビュー・書評
(1399レビュー)
誰でも喬子になる可能性はある。単に犯人探しという推理小説で終わらず、現代の公害ともいえるサラ金問題も描いている。
心理描写が素晴らしい。刑事だけではなく、犯人にも感情移入出来てしまう。非常におもしろい一冊でした。
ドラマをみてから読んだんですが、小説もあの場面で終わるのですね。謎の人物がいて、その人物についてどんどん紐解いていく、という物語が好きです。謎の人物が最後まで直接でてこないのもいいです。ドラマで結末を知っていても、小説ではもっといろいろな展開があって夢中になれました。
借金は怖いなあ。携帯電話が普及していないような、ちょっと前の時代が描かれていたけど今の借金事情も似たようなもんなのかな?
個人的には喬子を見つけてからも書いてほしかった。
20年も前が舞台なので、たまに時代を感じさせるような表記がある。消費者金融をとりまく状況は、特に大きく変わったことだろう。 でも最近クレジットカードに興味を持ったりした自分にとってはとても興味深かった。全く知識がないに等しい自分にも、多重債務の問題をよく理解できたと思う。 当時のカードローン問題を実感としてよく知っている人の話を聞いても、今までは全く実感がなく、借りた人の責任でしょうと... 続きを読む »
夏本フェア読破につき書棚から引っ張り出してきた。
宮部作品の中では5位くらいかな。最初に読んだ時のような衝撃はもうないけれど。カードローンの闇の部分は、何度読んでも読み応えがある。
普通の人が陥る闇。その後ろにあるのはただただ、普通の幸せを願う気持ちで。昭和は躍進の時代でもあるけど、闇を抱えた時代でもあって。彰子も時代の犠牲者なんだよな。
まじめな者ほど、自己破産しやすい。社会に渦巻く危険な幸福は、火車への乗り換え切符。本当に悪いのは、罪を犯した犯人ではなく、その人を犯罪へと追い込んだものたち。しかし裁かれるのはいつもその人だけで、犯罪へと追い込んだものたちは、その後も、何も変わらずに続いていく。社会的問題を如実に語ったミステリー。最後の終わり方が「えっ!」てなるけど、僕はあれで良いと思う。小説とは余韻や想像力が大事だと思う。ただ、... 続きを読む »
火車【かしゃ】 火が燃えている車。生前に悪事をした亡者をのせて地獄に運ぶという。ひのくるま。 こんな導入で始まる、宮部みゆき作の推理小説。クレジットカード(ローン)による借金地獄が主題になっています。主人公は40~50歳くらいの刑事。 これは名作ですな。いともあっさりと借金をこしらえるクレジットカードというシステム、それを使う人間の心理を上手に描いています。クレジット(ローン)... 続きを読む »
今でも十分に通用する事実ばかり!
地元の図書館でも数ヶ月待ちでしたが、納得。
カード社会、無制限なローン、マテリアルになっていく社会。
これを、もっと早く読みたかった。
大学進学と同時に持ち出す人が多いクレジットカード。
本文にある通り、
「十分な教育がなされていない」と思う。
高校で、リボ払いの計算したりしたけど、全然印象に残らなかったもの。
本編のカラクリも、原始的な方法とパソコンやネットを駆使する方法とが共存しているからできた技。
今抱える問題を、いち早くこんな形で表現するとは、スゴイ!の一言です。
現在の様々な消費者金融に関する法律に対する理解も深まりました。
大学生までで読みたかった一冊。
でも、社会人だからこそ共感しやすいとこもあるかな。
クレジットカードの恐ろしさについて甘く認識してた。大学の授業で弁護士の方がいかにカードが恐ろしいかを語っていたがこの本を読んで本当に恐ろしいものだとわかった。加害者と被害者が巻き込まれた者と自ら巻き込んだ者とで対比しているのもいいし、ストーリーもおもしろかった。
情報の大切さについても学べた。
弁護士の言葉が、会話というより教科書の棒読みに見えて仕方がない。
あの部分、なんとか小説的にうまく処理できなかったのだろうか。
でも大筋として、読ませるストーリーであった。
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