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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
(46レビュー)
ベル研の大らかさに惹かれます。
やはり、基礎研究を重視しているところは、考え方が立派ですね。
うちの会社も少しは見習って欲しいものです。
最後は量子力学との絡みも出てきて、物理学の繋がり方が綺麗でした。
傑作!教育とは無味乾燥な知識を詰め込む前に物語を語るべきだと感じた本。高校時代に読みたかった本。読んでいたら人生が変わっていたかも知れない本。あれだけ嫌いだった物理や化学や地学の授業をもう一度受けたくなった本。今の自分にできることは夜空を見上げることだけか・・(ノ_-。)
宇宙定常モデルVSビッグバン•モデル。
こんなに激しい論争があったとは知らなかった。こんなにドラマチックなことが全て本当のことだなんて!今自分がここに在ることの奇跡。少し恐ろしくも感じる。本を閉じ、ビックバン以前の宇宙に思いを馳せる。夜空の星の見え方が変わる。
「宇宙の構造を詳しく調べていけばいくほど、ある意味で、宇宙はわれわれの登場をあらかじめ知っていたに違いないという証拠が見つかるのである」フリーマン•ダイソン
良質の科学啓蒙書であり人間ドラマであり知性への賛歌であり飽くなき探求精神を示す本。
宇宙のはじまりを人間が知ることができたのがすさまじい。
1940年代,ビッグバンを支持するガモフ・アルファー・ハーマンは,初期の宇宙が陽子・中性子・電子からなる高密度のスープだったと考えた。これにより,現在の宇宙を構成する物質の大半を占める,水素とヘリウムが合成されることが説明できた。また,彼らは宇宙誕生からしばらくは,宇宙は高温プラズマ状態だったため不透明で,約30万年後にようやく原子が合成され光が進めるようになったと考えた。そして,そのときの光は... 続きを読む »
定常宇宙モデルとビックバンモデル。天文学者たちの立場を二分していた論争が結末を迎える。
宇宙を調べる手がかりは事実上、星の発する光しかない中で、元素合成や電磁波など素人には到底考えつかないようなアプローチで宇宙の真相に迫る。
聖職者でありながら天文学者、セレンディピティに恵まれた大発見など、科学者たちのドラマが満載。
「フェルマーの最終定理」の筆者による第3作目。各章ごとに「まとめ」が入っているのはとても分かりやすい。
理論的な話はいまいちピンとこなかったけれど、前2作同様、研究者達の人間ドラマが面白かった。あと天文学者が極度の集中を必要とする重労働だということは驚きだった。
宇宙卵とは、有機物も無機物も空間も時間も全てが渾然一体となったスープ...実体を観測不能(観測者の構成要素すらスープの中)のジレンマが想像力を激しくかきたてます。
と同時に今の状態(生存・死亡・生物・鉱物等)に左右されない万物一体感のような物を感じます。まさしくブッダの教えに回帰するようです。
上巻での基礎説明を終えて、いよいよビッグバンが今日における宇宙創成の最有力説であることの説明をする。
途中、専門的な知識にならざるを得ない箇所があり、そこは少し退屈するが、様々な発見や人間関係のドラマが描写されており、楽しめる。
2011/8/19 読了。
サイモンシンの著書は、数学や物理といった化学の進歩や理論の解説だけでなく、それに関わった人たちの人間模様が描かれているため、読み物として大変優れているように思える。
そのドラマティックな展開と数学的・物理学的な内容を組み合わせることで、多少困難な内容であっても読み進めることができ、記憶にも残りやすくなっている。理系で前提知識がある人はもちろん、文系などこの分野に興味はあるがどこから手を付けていいか分からない、という人にはお勧めである。
下巻は,ビックバン理論が紆余曲折を経ながら定説になっていく様子を描いている.
フレッド•ホイルが星が重い元素をつくるるつぼの役割を果たすのを明らかにしてくエピソードがいちばん印象に残った.特に,綿密な計算の後,7.65MeVの炭素12の励起状態の存在を予測し,それがファウラーによって実際に発見される場面は科学者のすごみを感じさせる.
その後,理論の検証が人工衛星などの国家的プロジェクトが中心になってくると,ひとりの科学者の個人プレーより多くの科学者のチームワークが大切になってくる.それが科学の進歩にわるいわけでももちろんないが,話し手のテンションがいささか下がってしまうのは仕方ないのかもしれない.
『暗号解読』はあまり惹かれるテーマでなかったので、とばして先にこちらを読了。期待通りで、一気に読んだ。
天動説の時代から、大勢の人によって理論と観測が積み上げられる様子を描くのはさすが。昔から変わらない、科学の精神に触れる心持ちがする。
付録の「科学とは何か?」の中では、レヴィ=ストロースのものがいちばん好きかな。
ひとつだけ。章末の、試験前のまとめノートのようなページは、あまり必要ないのでは...と、思った。
考えること、疑問に思うことを止めてはいけないなと思う本。
今ある常識が常識じゃないことだってある。
今はで当たり前のビッグバンも、長い間、本当に多くの人たちの試行錯誤や努力、忍耐力による結果なんだ。
宇宙のことを考えると自分の悩みなんて小さく思えるけど、化学反応によって地球ができて、こんなに悩む人間ができたこともまた不思議。
第四章 宇宙論の一匹狼たちのまとめ ①ルメートルはハッブルの膨張宇宙の観測を、 自分のビッグバン・モデル(宇宙創造の瞬間があり、宇宙は進化している)が 正しいことを示す証拠と考えた。 ②アインシュタインは意見を変え、ビッグバン・モデルを支持した。 ↓ しかし科学者の大多数は、宇宙は永遠で静的だとする従来のモデルを信じ続けた。 ↓ 彼らがビッグバン・モデルを批判し... 続きを読む »
科学者ってゆーと、論理的で、感情的でなく、なかなか冷たい人間ってイメージがある。
全然違うわ。驚くほどハートフル!
子供の喧嘩かって思えるエピソードも何個かあった。まあその子供っぽさが科学者には必要なのかもしれないけれど。
ビッグバンとは誰かひとりの成果によるものではない。そこには多くの人々が、意図した人も意図せぬ人も、その理論の確立と実証に寄与していたのだ。
「フェルマーの最終定理」でも感じたけど、こーゆう知識のバトンって素敵。
ちょっとずつ、宇宙のあらましが明らかになっていってるんだなぁ。
俺が生きている間、どのぐらい宇宙についての理解が捗るんだろうか。
訳者による解説と内容がかぶってしまうが、「ビックバン説vs定常宇宙説」の結末までが主題として記述されていて、最新の宇宙物理学を期待していた自分としては若干不満が残った。エピローグではそのあたりも少し触れていたので確定した説は無いにしてもそのあたりをもう少し厚く取り上げて欲しかった。
文体や構成についてはさすがの一言。表現や図解も適切で非常にわかりやすい。科学者達の人間性がわかるエピソードが多数でその点はとても面白かった。
あと最後のオチで笑ってしまいました。
サイモン・シンの三部作を読破完了.理系なら読んでおきたいシリーズ.どれも面白かったけどこの宇宙創成のドラマは凄かった.どんな科学者も自分の支持する学説を貶められては簡単には対応できないのは当たり前のことのようだ.コペルニクスやガリレオの天動説・地動説の論争からビックバンモデルに関する紆余曲折まで,科学者が何を考え,どう行動してきたかを教えられたと思う.
次は「代替医療のトリック」を読みたいけど文庫化待ちかな
人間が宇宙を理解しようと観測し理論を立て知恵を絞ってきた、紀元前から現代に至る壮大な過程をまとめています。
2000年前のギリシア人はすでに地球が丸い事を知っていて、地球の直径も知っていた。
そして直径が分かると芋づる式に地球と月、太陽の距離も分かってしまう。
地球の直径は一本の棒と中学生レベルの三角関数を知っていれば良く、これを紀元前に考えた人がいたことを初めて知った。
下巻では、ビックバンから続く星の活動と元素記号の周期に深い関係があった事。文字通り生き物は星の屑で出来ているという話がそこに繋がるのか!という驚きと刺激に満ちた本だった。
宇宙論の歴史についてのノンフィクション物語。
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

