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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
(122レビュー)
ニューヨーク三部作の一つ。
私立探偵ブルーは仕事を引き受けたものの、
事件はこれといって何も起こらない。
登場人物の名が皆、色の名前で、
予め個性を剥ぎ取られ――というか、そもそも付与されず――
記号に過ぎないことが示されている。
存在の不確かさ、あやふやさが、不安を掻き立てる。
久々に読み直したけど、素晴らしいです。言葉の選び方、細かいところまで計算されている様子…前回読んだ時より新たな発見がたくさんありました!おそらくまだまだあるのでしょう。
私立探偵のブルーは、ホワイトなる人物からの依頼でブラックという男を監視することになる。しかし、事件らしい事件は起きないまま‥この小説は何も起きない探偵小説である。主人公ブルーの心の遍歴とゆーか、そーゆーのが凄く面白かった。
緊張しながら読んで、読み終わって息をついて、それからずっと寝るときにブルーとブラックとホワイトのことを考えてる。色は色だけでは存在しない。
こんな本をこんな翻訳で読めるなんてしあわせですな。
小説の内容とはまた別のことなんだけど、わたしは三人称の現在形というのがあまり好きじゃないみたい。1Q84もそうだった気がする。読んでて(勝手に)違和感を覚えてしまって、内容のおもしろさが2割減くらいになってしまう気がする。
内容については、なるほどなー、ふむふむと感心はするも、あまり好みではなかった。NY三部作の中では、鍵のかかった部屋が好きかな。
探偵が出てくるが、いわゆるミステリーではない。
だが「なにが謎なのか?」を謎とすれば、ミステリーなのかもしれない。
とにかく、自分が普段読んでいるミステリーと同じ気持ちで読んだのではなかった。
読むこと自体が面白い作品。
舞台観劇前に。
一読して自己を(再)確立していくアイデンティティの物語だと思ったのだけど、舞台の方は関係性のお話になっていたような印象で、読後感と食い違う。小説の方は自我がゆるぎない感じがして安心してさくさく読めたんだけど、舞台の方は崩れそうでなんとなく寄り添いにくかったかもしれない。
まあ舞台の方は俳優ありきで観に行っていたし、一回で内容まで咀嚼するのは無理だと思うのですが。
解釈の好みとしては、小説の方が好きです。舞台の演出は、生もの感と奥行きを全面に利用した感じで面白かったですけれど。
タイトルがスタイリッシュで端的に秀逸。
これが「何も起こらない物語」としてカテゴライズされ、そのように楽しむものならば
私は本は開いた瞬間から「何か起こっている」としか考えられないのでしっくりこなかった。
つまりは何も起こらないとはどういうことなのかイマイチ良く分からないし、
この物語も何か起こりまくりやん!と全力で突っ込みたい。
どうしてもひっかかるのがこの「幽霊たち」というタイトルで、このお話もやはり現実世界とは思えない。
ただ、固有名詞(名前)の排除や特異な行動の欠如のみで、こんなにも幽霊っぽくなれることに驚き。
生活ってなんだろな~。
ラストの展開はドキドキするのだけど、こんがらがっていて迷走してしまった。
う~んまた読んでみたい!
しかし文体も全然ちがうしオースターの多面性!
変装したホワイトの依頼で、ある男ブラックを監視することになった私立探偵ブルー。ブラックは読書、執筆、散歩と決まり切った孤独な生活を送るだけ。痺れを切らしたブルーはブラックとの接触するために行動に移す。
読んでいるとなんかソワソワしてしまう不思議な小説。もう一度読んだら、また違う楽しみがありそうな気がするから、☆は3.5。
考え始めたばっかりに、
深みに嵌ってゆく面白さを楽しめた。
自分の存在、立ち位置の不確かさ、孤独感、
信じていたものの虚構性、それに対する不安感。
シンプルな設定で、
こんなにスゴイ作品を生み出せるなんて。
本作を「秘密戦隊ゴレンジャー」の出演でパロディー化する企画は…、
あ、無しですね、そうですね。
苦悩するアオレンジャーとか、いや、もういいです。
面白かった!!何も起こらないと聞いていたけど、文章が面白くて読みやすく全然退屈しなかったです。訳も良かったのかな。
明確にはよく分かってないけどいろいろ感じるものがありました。何度も読みたくなるような良い小説だと思います。ニューヨーク三部作、全部読んでみたい。
大学(英文学)のゼミで、最初に取り上げたのがこちら(英文も大変シンプルです)。
いわゆるオチはない、と言っていいと思う。最初読んだ時はとまどったが、じきに作品の虜に・・・
ポール・オースターの魅力...
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