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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
(206レビュー)2008年04月16日 01:04 なんだろう、深いというよりはまっすぐといか、わかんない。 個人的には好きな文章ではない。 翻訳物がもともと苦手で、そしてこれは特に、改行が少なく、やたら地理的な描写が目立ち、意味不明な台詞回しが多い。そして長い。 本来なら途中で辞めてる可能性が高いけど、ストーリーに幾分か魅力を感じたからか、これは時間はかかったけどなんとか読みきりました。 身寄りをな... 続きを読む »
1969年、無一文になった主人公は奇妙な仕事にありつき、
自らのルーツを知ることになる……。
御都合主義っぽさや唐突な幕切れに、
なんだこの長大なホラ話はーーーっ!
と、叫んでしまったが、読んでいる最中は楽しかった。
人生は良く旅に例えられる。
小説ではそういった作風をビルドゥングスロマンと言われるが、
日本語で言えば、成長譚となる。
この作品もその成長譚に当たるものだが、
ありきたりなハッピーエンディングの待つものではない。
そこにはどこか悲哀と苦みが多い。
だが、それはただただ乗り越えるしか無く、
そうする以外手は無いのだという諦めにも似た希望を示してくれる。
不幸な主人公。家族も恋人も失ってどうやって生きて行くのだろう。しがみつくものがないなんて辛い。
それにしても柴田元幸の訳がうまくてとーっても読みやすかった!ということで☆5つ!!
1960年代後半から1970年代にかけてのアメリカで、若者だったMSフォッグの物語。 新潮文庫で443ページという、結構長い話だが、物語は大きく3つにわかれ、それぞれ「生活の意図的な退廃(と彼女との出会い)」「奇妙な老人との生活」「超デブの地方大学教授との交流」が物語られる。 どの部分もドラマチックで、かといってうそ臭くは感じられず、とても面白く最後まで読めます。わたしは、特に老人との... 続きを読む »
一人の青年の話。1部と2部はよかった。自然に読むことができたし、若いころの老人と老人に出会うまでの主人公が似たもの同士だったとい明言せず進んでいってなかなか心地の良い文章だった。しかし老人が死んでから始まる3部が駄目だ。突然現れた元大学教授の男が実は老人の息子で、さらに明かされる事実はたしかにおどろくべきものだがどう考えてもご都合主義に他ならないだろう。読んだ後に残るのは深い余韻ではなく、主人公に待っている未来が老人のそれをなぞるような形でなされるのとわかることへの絶望感だ。事実を明かす段階をもう少し劇的にしてくれれば、と思うのは僕が文学作品ではなく娯楽作品を好んで読んでいるせいなのだろうか。だとしたら僕は文学が嫌いだ。まとめると1部と2部だけは面白いということでしょうか。
面白かった。現代アメリカ文学作家による青春小説です。本書の大きなテーマは成長と喪失。主人公の成長と共に度々訪れる喪失。傷ついてボロボロになって、また歩きだして、また何かを失う。その繰り返し。しかしその月日の中で、自分のバックグラウンドが明らかになっていき、人間として大切なことも沢山得ていく。偶然性の多いストーリーではありますが、そこに大きな問題はなく、主人公がそれぞれの場面で出会う重要な他者に、無意識にも自らを投影していく過程こそが面白いです。僕自身も違った意味で喪失の連続人生なので、かなり自己投影できました。良書ですね。
この本でオースターを初めて知りました。
いちど始まれば、物語は一語ごとにあらゆる方向へ進むことができる。その可能性を保ちながらつづられた作品。明快な文章で読みやすいのに、ひとつひとつの語が本当に見逃せない。
話の筋道に強く印象を受け、続けて読んだほかの作品からはオースター節なる、ある定型があるのを知り、あまり立て続けに読むべきではないかもしれないとも思いましたが、本を離れてみるとオースターの文章は、作られた工程や出来上がったすがたかたちについて鑑賞するに耐える、アートだともいえるかなと思っています。
予想をはるかに裏切った。(いい意味で)
とても面白かった。貧乏学生の境遇は自分にもよく分かる。(一日一食とか・・・主人公まではいかないけども。)
後半やや失速した感は否めないが、前半はとても面白かった。
こういう作品があるから読書はやめられない。
結論から言うとめちゃくちゃおもろかった!大きく分けると3部に分けることができるこの小説、個人的には主人公が落ちまくっていく最初のエピソードがめっちゃ良かった。自虐的な青春小説って感じがいい!ライ麦とか好きな人にもオススメ!
ポール・オースターの代表作。現代アメリカ文学ってこういうのなのね。
「太陽は過去であり、地球は現在であり、月は未来である」になんか納得させられてしまう。
ムーンパレスは記憶が確かならばコロンビ...
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