みんなのレビューページ
オフィシャルコメント
この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
-
やれやれ
― 80ページ -
ジョージ・オーウェルは『一九八四年』の中に、君もご存じのとおり、ビッグ・ブラザーという独裁者を登場させた。もちろんスターリニズムを寓話化したものだ。そしてビッグ・ブラザーという言葉は、以来ひとつの社会的アイコンとして機能するようになった。それはオーウェルの功績だ。(中略)この現実の世界にもうビッグ・ブラザーの出てくる幕はないんだよ。そのかわりに、このリトル・ピープルなるものが登場してきた。なかなか興味深い言葉の対比だと思わないか?
― 421ページ -
私たちが幸福になろうが不幸になろうが、彼らの知ったことではありません。私たちはただの手段に過ぎないわけですから。彼らが考慮するのは、何が自分たちにとっていちばん効率的かということだけです。」「それにもかかわらず、私たちは何が善であり何が悪であるかということのついて考えないわけにはいかない。そういうことですか?」
「そのとおりです。人間はそれにつて考えないわけにはいかない。しかし私たちの生き方に根本を支配しているのは遺伝子です。当然のこのながら、そこに矛盾が生じることになります。」
― 385ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(1580レビュー)
もう!もう!ヤバいから。
ホント、何にも手がつかなくなっちゃうくらい読んじゃう。
村上ワールドはやっぱ凄いなぁ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この人の作品は、年々性描写がきつくなる…性描写過剰な気がする。
そ~ゆ~ことで読者を引きつけとく必要なんて、全然ないのになぁ。
勿体ないなぁ。
そして、作者が男性だから仕方ないんだろうけど、女性の性欲の描写が男性的過ぎて、一般的女性からの共感を得にくい気がする。
女性を主人公の一人に据えるのは、もうやめた方がイイかも。。。
…てな、いくつかの批判は感じるけど、基本この人の世界観と文章は大好き♪
村上春樹の作品は、走ることについて語るときに・・・しか読んだことがなく、これは知り合いから借りたので読んでみた。
不思議な物語。青豆というインストラクターだが暗殺者の女性、天吾というライターの章が交互に書かれている。
リトルピープル、ふかえり、空気さなぎ・・・Book1ではまだまだわからないことが多く、宗教団体の説明や物語の背景などが長くて読むのにも時間がかかった。
ふかえりの話し方は結構好き。
そろそろ2巻を読もうかなと思っています。笑
----------
chikbooksには、読み終えた本のなかで、近いうちに手放そうと思っているものを入れていきます。
Facebookのお友達の方は、読みたいものがありましたら、お店に売ってしまう前におゆずりしたいので、お声がけください。
ふたつのカルト宗教、不思議な少女と、女暗殺者と小説家志望の男が織りなすちょっと不思議なストーリー。
時空が歪むところはねじまき鳥クロニクルにちょっと似ている。
ふかえりはどこにいるのか、青豆と天吾は再会できるのか続編が楽しみです。
読み始めてすぐに「五分後の世界」を思い出したりなど。話の題材は学生運動以降、カルト的コミュニティ、家族の病理等を軸にした昭和の総括といったところなのかなぁ。青豆パートと天吾パートの繋がりが分かったと思ったのに中盤から再びよく分からなくなった。この先どう繋がるのか楽しみ。
気になってたので、これを機会に読んでみました。3冊一気に読んでしまいました(笑)1冊目の印象はあまりよくなかったんだけど、(難解すぎて)2冊目に入ると、どんどん引き込まれて一気に読み切ったという感じです。読者をグイグイひきつける文章はすごいですね。世界観というか・・とにかくよくこんな発想がでるなあ~と感心しました。
青豆と天吾が織りなす物語がどこで交錯するんだ?と思いながら読んでいるうちに「あなたの王国が私たちにもたらされますように」という言葉とともに、青豆と天吾の物語が繋がったところが一番ゾクゾクとした。
全体的に憂いを帯びた、暗い描写が多いのは村上ワールドの特徴か?リトル・ピープルなるものに何を投射しているかは分からんが、この物語の世界では太古から存在するとてつもなく大きな力のようだ。
クロノトリガーで言うラヴォスのようなもの?
天吾と青豆。あけぼのとさきがけ。 ほうれん草が好物のシェパード。空気さなぎ。盲目の羊。 ヤナーチェックのシンフォニエッタ。 ああ、村上春樹だなぁというのと 村上春樹にしては現実感があるなというのと。 村上春樹は、夢中になって読んで、何かすごいものを読んでる、 と思うんだけど、後であれは何であったか思い出そうとすると 何もわからない、 というのを何処かで目にし... 続きを読む »
ものすごく売れたというので、読んでみた。
村上春樹は、ノルウェイの森ぐらいしか読んだこと無くて、あまり世界観に浸れない感じだったので、それ以降手をつけていなかった。
どうも、全体が性的な、しかも湿っぽく暗い感じの匂いがするところがいやだ。
この小説も、全体に性の匂いがする。おしゃれな文章も好きにはなれない。
それでも、ストーリーが面白くて気づくととっぷりとはまり込んでいた。
多分村上春樹は心理学に興味がある+勉強しているんじゃないかな。そんな風に思えるところがたくさんあった。
Book2を読み始めたけど、一気に読み終えてしまいそう。
青豆の章と、天吾の章が交互に展開する。
世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドと同じ手法だなと思うが、世界の終わり〜に比べて、物語がよく練られていて、細かく伏線が張られているので、読んでいてハッとする場面が多く、そのさりげない発見が心地よい。物語としての完成度がより高いように思う。
宗教の闇やドメスティックバイオレンスといった重いテーマも、誇張せずさり気なく正確に描かれている。
素直に物語として、読んでいて面白い。
話題になっていたので、初めて村上春樹の作品を読んでみた。
スポーツインストラクターであると同時に暗殺者としての顔を持つ青豆の物語と、
予備校教師で小説家を志す天吾をの物語を交互に1章づつ描く形。
読んでいて思ったことは、何でもかんでも性に繋げるということ。
何でもない文章でもその帰結には性に関する言葉が用いられていて、正直あまり気分がよくなかった。
久々に読んでいて気持ちのイイ小説!
やっぱ村上春樹は凄いな。
読者のイメージを膨らませる工夫が随所に感じられる。
おそらく、脳内変換したあときの気持ちよさを徹底的に追及したんだろうなと思う。
青豆っていう女性の名字もセクシーな感じ。
それに音楽の使い方も非常に映画的。
ヤナーチェックが殺伐としたシーンで流れるあたりなんか、ゾクゾクきたな。
映画・アニメなどからモチーフを得たキャラを登場させることで、読者がイメージしやすくしているあたりは、ちょっとやりすぎ感もあるけど、この作品では、愛嬌なのかな。
だって「ふかえり」は綾波レイとしか思えないし!
とにかく、官能的ともいえる文章表現力に酔えること間違いなし!
正直よく分からない!
けどめっちゃ面白い!!
「ねじマキ鳥クロニクル」で嫌いになった村上春樹本だけど、これで評価は180度変わりました。
早く三巻まで読みたいな~
P80に5年ぶりの『やれやれ』を発見。ちょっと嬉しい。オリジナルの言語で読めない小説を天才の翻訳で読んでいるような感じ。本当は日本語以外で語られているような雰囲気が漂ってすごく面白い。
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

