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みんなの感想・レビュー・書評
(89レビュー)ミステリかと思ったら違った。新しいことはないし、哲学書みたいになってるし、視点が定まらないし、読みにくい。一人一人のキャラクターが定まってないから重い話なのに時々ギャグに感じる。
表紙を見て、平野啓一郎がミステリかぁ…と、期待していたのは事実。
この装丁は、上下で対になっているわけだけど、インパクトが大きいし、
内容にも合っているのだと思う。でも。だからって。
著者名とタイトルの隙間に、あらすじが書いてあるのだけど、
それがびっくりするくらいのネタバレ。
読んでしまってから上巻を読むと、なんだかすごくがっかりする。
できれば、買ったら(もしくは借りたら)表紙にはカバーを。
文体は、「日蝕」などの頃よりはずっと読みやすいが、
「かたちだけの愛」よりはもともとの平野風に近い。
【図書館】
下巻にて感想を書く。
作品の紹介
2002年10月、全国で次々と犯行声明付きのバラバラ遺体が発見された。被害者は平凡な家庭を営む会社員沢野良介。事件当夜、良介はエリート公務員である兄・崇と大阪で会っていたはずだったが―。絶望的な事件を描いて読む者に“幸福”と“哀しみ”の意味を問う衝撃作。
上下巻構成の本作。上巻は人物の紹介(?)に終止してるんですかね?終盤になってようやくお話が動き出してきたという印象ですが、それまでのお話は…うーん、あまり惹き込まれませんでした。
下巻では関係してくることを期待はしていますが、それらのお話がどう収束して行くかがとても気になります。特に崇とその友人や仕事関連の人のお話は…本作とどう絡んでくるんでしょうかねぇ。浅学な私としてはそれらのお話が小難しすぎて、読むのが面倒に感じられることさえあったくらいなので、これで何の関連性もなかったらと思うと… おそらくは“悪魔”の言っていたことと何かしら関係してるのかなーと予想していますが…
まぁすべては下巻次第ってコトですかね。なんだかんだで続きは非常に気になります。
事件を起こした少年は母親から特異な教育を受けているのですが、この点について秋葉原事件の犯人を思い起こさせます。彼も母親から過度に厳しい教育を受けていました。思春期の教育環境がいかに重要か考えさせられます。
下巻読み始めました。
平野啓一郎の「本の読み方」が、コドモの問題集の例題に出ていて、すごく納得できたので、小説にも挑戦してみた。以前、日蝕は挫折したけど、「本の読み方」を読んだおかげか、無事読破。スローリーディングを意識して、一気に読みたいのをぐっとこらえて、じっくりと読んだ。
すごくわかる…と思った。
でもこんな感情いだく人はあまりいないのかも知れない。
人はだれしもいくつかの構成物のカタマリで、かろうじてココロと呼ばれる何かでつなぎとめてるけど、フトした瞬間に簡単にバラバラになってしまうものなのだといつも感じている。
自分自身をコトバで全て現すことは到底不可能で外に出たとたんに他の要素によってあっという間に違うモノになってしまったりする。
人という生物のあやうさを感じる。
バラバラ遺体で発見された平凡な会社員良介。その兄崇。母和子。父治夫。良介の妻佳枝。中学生友哉。それぞれの視点で描かれる。読んでいて平野啓一郎は本当に頭のいい人だと思った。下巻が楽しみ。
連続殺人を描きながら、現代の孤独な生を見つめる作品。 現代社会をこれでもかと反映させたキャラクターが多く登場。家族のつながりの希薄さ、ネットオタク、モンスターペアレンツ。反吐が出るほどのナマナマしさ。 P172に「ま、日本は平和だな」という言葉が出てくるけれども、これも世相が写し出されたものなのだろう。ただし、この平和信仰の影で、犯罪が行われているのも確かで、自分の身の周りは平和であってほしいとい... 続きを読む »
平野啓一郎っていうと、難しい文体でいかにも読みづらそうな本ばかりで敬遠していたのだけど、これなら現代の話だしミステリーのようだし読めそうということで、手にとってみる。
前半はいかにもって感じで、読むのに時間がかかったけど、人物描写が丁寧な分ぐいぐい引き込まれる。
下巻が楽しみだ!
2年前に初めて手にとってそれ以来平野の大ファンとなるキッカケとなった一冊。二年ぶりの再読。
殺人の不可避性と必然性を説く”悪魔”と「孤独な殺人者の夢想」というホームページを開設し、暗い欲望と妄想を育ませている中学生が「十字路」を合言葉に出会う。
二人が起こした一つのバラバラ殺人と「離脱」を呼び掛ける犯行声明によって日本中に「同時多発殺人」という未曽有の恐怖が伝播する。
「悪魔」とは?「離脱者」とは?
最初の犠牲者となった沢野良介の兄であり、容疑者として事情聴取を受けることになる国家公務員、崇の真相は?
様々な熱と謎を孕んだまま、物語は下巻に続く。
フィクションです。ですが、本当の話かと錯覚してしまいそうになります。 衝撃的な事件と、それに巻き込まれた人々のお話の上巻です。 こんな人に特にオススメ ・圧倒的な負の刺激を受けてみたい人 満足度について ★★★★= 100~120点= 期待している水準 以下、本の内容に触れます(ネタバレあり注意!)。 あらすじ エリート公務員... 続きを読む »
上下巻終わり。
何かのレビューを読んだときに「こっちの方が壊れてる。」的な感想を何人かが同じ本を紹介していたのがこれ。
確かにそうかもしれないけど…。
私にはいまいちだったかな。
誰も幸せになれない物語のカテゴリですが、いまいちすっきりしないラストでした。
ひさびさの平野作品。
この本が出版された当時、世情の後押しもあり、
ずいぶんと盛り上がりを見せていたのを思い出しつつ…
作者本人も、たしかニュース23のインタヴューに出ていたなぁとも。
バ行をヴァ行に変換するところ、
やたら難しい漢字を多用するところ(最近は収まりつつあるが…)などが、
彼らしさを醸し出しているが、なかなか読み応えのある内容だった。
政治や歴史に関してのやや深めの「うんちく」を持ち出すところは、
伊坂幸太郎作品に相通じる部分があるが、
うまく説明できないが、伊坂作品とはまた異なる味が出ている作品で、
どんどんと物語の世界に引き込まれていくのが感じられた。
後編がいかにして展開していき、どのような結末が待っているのか、
それを楽しみにしながら、読み進めていきたいと思う。
壮絶。徹底的なニヒリズム。 おもしろかったけど、決して快い読書ができる本ではない。 平野啓一郎さんは初めて読んだけど結構好きだ。 今作はドストエフスキーの影響を受けた作品らしく、確かに現代版『罪と罰』とも言えなくもないかも。「殺意」を誰か特定の個人から個人に向けられたものではなく、「純化された殺意」「世界の殺意」のように匿名で無名の純粋な意思(意思?)に昇華させているのが『罪と罰』のラスコー... 続きを読む »
2002年10月全国で犯行声明付きのバラバラ遺体が発見された。 容疑者として疑われたのは、 被害者の兄でエリート公務員の沢野崇だったが……。 〈悪魔〉とは誰か?〈離脱者〉とは何か? 止まらぬ殺人の連鎖。 明かされる真相。 そして東京を襲ったテロの嵐!“決して赦されない罪”を通じて 現代人の孤独な生を見つめる感動の大作。 いやぁ~・・・・・・ 重かった。ほんと重かった。 最初... 続きを読む »
![第3回 ブクログ大賞[2012]](/ad/1201/award_booklog200_65.gif)

